しばらく更新をしておりませんで・・
その間に、「ぶっくぱる」の企画したグループ学級は終了しました。 企画から半年。実際学級を行ったのはわずか一か月の中で、全5回だったのですが、やはり気が張っていたのでしょうか、ここにきてどっと疲れが出ています。 熱心に学級に参加してくださったみなさまどうもありがとうございます。 そして、一緒に運営をしてくれた、お友達もどうもありがとう。 課題は多く残されたけど、それ以上に得るものは大きかったね。 絵本を大人が子どもに心をこめて読んであげること・・それはきっと子どもの心を豊かにしてくれて、親子が深い絆で結ばれると思う。 現在、こんな時代だからこそ、絵本は大切なんだと思う。 この思いがどのくらい参加してくれた人に伝わったかはわからないけれど、少しはみなさんの心に種を植えることができたかな。それが芽を出し、大きくなっていくことを願って、やがて、この社会が温かく豊かな心を持つ人であふれることを願って。 「ぶっくぱる」はひとまず終了。 メンバーに告ぐ・・打ち上げしまっせ (でもお昼間だし、みんなベビーいるから健全にお茶でね 。私は 飲むけど )※「ぶっくぱる」主催グループ企画学級の過去ログはこちら。 1回目 2回目(柴田愛子先生をお招きして) 3回目(パパ’S絵本プロジェクトをお招きして) 4回目と5回目には、私の講義のほかに、グループワークで参加者の方におすすめの絵本を紹介しあってもらったり、地域の子育て支援センターの方にお話を伺う機会を設けました。 ![]() |
ぶっくぱるの3回目は、先週土曜日に、パパ’S絵本プロジェクトをお招きしました。今回は、田中尚人さん(グランまま社編集長)、安藤哲也さん(楽天ブックス)、西村直人さん(ミュージシャン)の3人にお越しいただきました。
読み聞かせとフリートークの、約2時間。 土曜日だったので、受講者のパパも数人参加してくださいましたし、普段は幼稚園に行っている、スタッフの子どもたちも参加しました。 もちろんヒメも。 一番前に座って聞いていたけれど、男性が読み聞かせをしてくれることに、きょとんとしながらも、普段の読み聞かせ会で女性が読んでくれるものとは全く違う選書、読み方にひき込まれたようです。 パパが読んで楽しい絵本は?とお聞きすると、「ママがあまり手にしたがらないもの」とお答が返ってきました。当日も読んでいただいた『うんちっち』『はなくそ』には、ヒメも最前列で大笑いしていました。
汚いもの、ママには怒られそうな言葉だけど、パパが子どもに「ママには内緒だよ」的な接し方で読んであげることが、父子の秘密を共有したような感覚で楽しめるのかもしれませんね。 おばけ、かいじゅうなんていうのも、パパの声で読むと迫力あります。 『きょだいなきょだいな』も、男性の声だと「あったとさあったとさ」が独特の響きになりますね。 『三びきのやぎのがらがらどん』を、ギターとウクレレと太鼓で演奏し、歌詞は絵本の儘に歌ってくださいました。 参加者との掛け合いもあり、すごく楽しい歌になっています。 「『みんなのうた』に採用されて、おしりかじりむしのように、子どもが口ずさんでくれたらいいなあ」と会場を笑わせてくれましたよ。 そのほかに、水上和代さんの『いのち』という詩集から、「こおろぎがないてるよ」「金木犀」など季節に合った詩に曲をのせて歌ってくださいました。 とにかく楽しい2時間でした。 こうやって読むんだという発見もしかり、なんといっても、パパが子育てをこんなに前向きに楽しく語ってくださる姿勢に感動しちゃいました。 「我が家読み方、パパと息子・娘ならではの間で読めばいい」という言葉に納得! パパ’S絵本プロジェクトの活動は、絵本を読む入り口になり、親子が絵本と気軽に触れ合い楽しむことを提案するという思いがあるのだと思います。 母親は子どもと接する時間も長く、密度も濃い。生まれた時から、たくさん言葉をかけてあげて触れ合っているけれど、父親は仕事から帰ってからとか休日にしか接することができない。だから、急に絵本を読んであげようなんていうと子どもは驚くだろうし、もしかしたら拒否されるかもしれない。絵本よりも先に、スキンシップだったり子どもと話したりということがあるべきで、そういうものがあって、絵本を読むことで、より父子の絆は深くなるんだということを教えてもらいました。 3人ともお子さんとのふれあいエピソードを紹介してくださったのですが、保育園の送り迎えをしたり、お弁当を作ってあげたり、夜泣きする赤ちゃんをあやすのはパパがやっていたなど、まさに夫の鏡だといったお話に、参加したママたちは、「すごい!偉い!」と賛辞が。 結婚式参列のため参加できなかった夫に聞かせてあげられなかったのが本当に悔やまれます。 子育てが母親だけに負担がかかるのではなく互いに協力していくもので、パパが渋々子どもと接したり、手伝ったりというのでなく、主体的に子育てにかかわっていくという姿勢に共感しました。 今回お越しいただいた安藤さんは、今年4月に「Fathering Japan(ファザーリングジャパン)」を立ち上げ、父親であることを楽しむ生き方を応援する運動の代表をされていますし、田中さんも副代表としてご活躍です。来年3月には「子育てパパ力検定」なるものも実施。こちらは、父親だけでなく母親でもおじいちゃんおばあちゃんでも、保育士を目指す方でもどなたでも受験資格があるそうですよ。 18日に出版される予定の、パパ検定参考書を見せていただきましたが、なかなか難しいです。そして、これが全問正解してしまうパパはちょっと怖いなという気も・・ うちでは、週末の就寝前の絵本タイムには、夫が読んでくれています。私が絵本講師の活動をするようになったのが、切っ掛けだったのですが、ヒメも夫に読んでもらう本と、わたしに読んでもらいたい本とを分けているようです。 ![]()
たとえば、『サーカス』や『すてきな3にんぐみ』はいつも夫が読んでいます。 時には、夫に読んでもらったあとに私にも「読んで」と言ってくる本もあったり。比べているのかな? パパ’S絵本プロジェクトのみなさんに、いい刺激をいただきました。「お前に子どものことは任せたから」といったり、「子どもはかわいい」といいながら「子どもをあやすのはちょっとね〜」なんていう、いいとこ取りの考えのお父さんにはぜひ一度見てもらいたい。 「子育てって楽しいよね」そう、大きな声でいう3人のパパさんたちは、とってもかっこよかったです。 ![]() |
10月4日(木)に、ぶっくぱる主催の家庭教育学級2回目を行いました。(ぶっくぱるとは・・・以前の記事→コチラをご覧ください)
今回は、柴田愛子先生をお招きして、絵本作家の立場と、保育者の立場から見た、子育てと絵本についてお話をいただきました。 先生は、中川ひろたか氏や市川雅美氏らとともに、「りんごの木」を創設。りんごの木子どもクラブの代表として、現在も保育に携わっておられるほか、『母の友』などの育児雑誌や新聞のコラムなどに、子育てについて寄稿されています。 また、ご自身も育児書を数多く書かれ、絵本『けんかのきもち』では、日本絵本大賞も受賞なさいました。
私は以前から、先生の育児書やコラムを拝見して、その独自の子育て論に励まされていました。そして、絵本『けんかのきもち』『ぜっこう』を読んだ時に感動し、そしてそれは実際の現場、つまり「りんごの木」を舞台にしたノンフィクションだと知り、いつか先生のお話を聞いてみたいと思っていました。 ですから、自分たちで先生をお招きできたことは、このうえなく幸せなことでして・・・ もちろんお話も楽しく、先生のお人柄に触れ、受講者、スタッフ共々わが子との向き合い方を反省したり、勇気づけられたり、前向きな気持ちになったりと、あっという間の2時間が過ぎていきました。 先生曰く、「わたしは絵本作家ではない。」と。それは創作でなく、人物は実名だし、実際の出来事を少し言葉を変えて物語にしただけだからと・・。 男の子の物語には、伊藤秀男氏が、女の子の物語は、長野ヒデ子氏が挿絵を描いています。 絵の素晴らしさに助けられて・・というようなことをおっしゃっていましたが、どの絵本にも子供たちの、生きた会話、みなぎる力があふれ、それを見守る「あいこ先生」は、子どもと真剣に向き合い、愛情のある言葉で語られています。 ヒメが『けんかのきもち』を初めて読んだのは2歳10か月。友達とけんかといっても、おもちゃを取った取られた程度のもので、それは意地悪でやったものではなく、お互いの好奇心をとめられなくて起こるようなもの。つまり実体験では、「けんかのきもち」なんてまだ未知のものだったであろうに、この絵本は大好きでした。そして、今、4歳になり、この主人公である「こうた」と「たい」のお互いの気持ちをわかるようになってきたようです。
今ヒメのお気に入りは『ともだちがほしいの』です。これは「ふうこ」という女の子が、引っ越してきてなかなか友達ができないまま夏休みを迎え、夏休みが終わるとまた「あそび島」に通うのが嫌で仕方ない。お母さんは「ひとりで遊んでもいいし、絵本もあるしおもちゃもあるからだいじょうぶ」というけれど、ふうこは、「そうじゃない、ともだちがほしいの」というのです。実はヒメのクラスにも9月から転入してきた女の子がいるようで、最近はよくその子の名前を口にします。絵本の「ふうこ」は、勇気をだして「はるこ」ちゃんに声をかけ、友達になれました。それを読んでヒメは、「ふうこちゃんは○○ちゃん(ヒメのクラスの転入生)みたい。はるこちゃんは、私(ヒメ)みたい」と言っています。 こんなふうに、先生の絵本は、子どもが実体験とほぼ同じ感覚を持って読めるところが魅力なのでしょう。登場人物を自分の友達の○○ちゃんに似ていると感じたり、もしも自分だったらこういう時どうするかな?と考えたりと、心を寄せることができる本だと思います。 2時間余りの講義の中で、印象に残った言葉を書きとめたものを、いくつか挙げてみますと ・「どんなに思っても相手を変えられない。思うようにいかないと思ってイライラせず、そういうときはあきらめることも時には大切だ」 ・「正しい子育てをしようとしても、正しくはならないものだ」 ・「わかっちゃいるけどできないのが人間。」 ・「子どもの言葉にごまかされないこと。言葉以前の内面の変化をキャッチすることが大切。」 ・「自分の内面をえぐりだされるのが子育てだ。」 もちろんこれら一つ一つの言葉には、エピソードがあり、笑い、時に涙しながらの素敵な講義をいただけました。 近々新作絵本も出版予定だそうです。こちらもぜひ楽しみにしたいと思います。 「あそび島」の舞台になっている「りんごの木」の詳しくはこちらのHPで。 ![]() |
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