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 いぬがいっぱい

2006-03-28

いぬがいっぱい グレース・スカール/作 やぶきみちこ/訳
いぬがいっぱいいぬがいっぱい
グレース スカール やぶき みちこ

福音館書店 1986-09
売り上げランキング : 46,994

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<どんな絵本?>赤ちゃん向けの動物絵本。いろいろな種類の犬のいろいろなしぐさ。いたずらをいたし、ボールをおいかけたり、お昼寝したり、地面を掘ったり。
最後は みんないっしょに わんわん

<初めて読んだ9ヶ月当時のヒメの反応>ヒメとお散歩にいくと、犬にはよく出会います。大きな犬、小さな犬、黒い犬、白い犬。赤ちゃんながらも「ワンワン」には色んな種類がいることは分かっているのだと思います。絵本に対しての大きな反応はないものの、じっと目を凝らしていました。

<おすすめポイント>色味の抑えたおちついた絵。グラフィックアーティストでもある作者ならではの洒落たセンスの感じられる絵です。一つの言葉に対し絵が見開き2ページに渡ってかかれていますが、犬の位置や動きにあわせてうまく構成されています。最後のページでは、それまでに出てきた全8種の犬が並べられ、まるでシールのよう。

<現在2歳8ヶ月のヒメの反応>犬が大好きなヒメ。私の実家では白い大きなミックス犬がいます。先月実家に帰ったときに、ヒメは触りたくて仕方ないのに、犬のほうが吠えまくり寄せ付けません。それでもヒメは構いたくてしかたがないので、家の中から暇があれば犬観察。
20060211223106.jpg
実家の犬を思い出し、こんな顔をしていた、こんな風に土を掘ってた、こんな風に寝ていたと、絵本を見ては大興奮なかなかページをめくらせてくれません。

<まつりかの感想>
赤ちゃん絵本として有名な本ですが、2才になっても十分楽しめます。表紙の絵は、文中では「せっせとおしごと」となっています。土を掘るのは、犬の習性で、これは「おしごと」なんだというところなど、子どもは新たな気付きを持つと思います。
「ねこがいっぱい」という本もありますが、同じくいろんな猫がでてきます。大きい猫や、ふとったねこなど。でも「いぬがいっぱい」に比べると、しぐさや表情でなく、見た目に注目されて描かれている気が・・・作者は犬に対する関心の方が高いのかしら?
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theme : オススメ☆絵本&児童書
genre : 育児

 人形劇場in玉川高島屋

2006-03-27

東京二子玉川の高島屋で、22日~27日まで、<「えほん村」の家具と小物展>が開催されていました。

「えほん村」とは八ヶ岳高原に松村太三郎氏とまつむらまさこ氏2人のアーティストによって、1984年に誕生した絵本図書館です。現在は、人形劇場やえほん工房を有するアートヴィレッジとなっているそう。

その工房で作られた、オリジナル家具や小物の展示即売と共に、絵本作家でもある「まつむらまさこ」さんの描かれた絵本原画展示や、絵本の販売もありました。
くりすますのおくりもの―ロシア民話よりくりすますのおくりもの―ロシア民話より
木村 由利子 松村 雅子

至光社 1987-01
売り上げランキング : 937,662

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最終日でしたし、12時半から、まつむらまさこ氏による人形劇が行われるとのことで、ヒメを連れて足を運んだわけです。
まつむらさんは、国際的に活躍されている絵本作家であり、またマリオネット人形の繰り手でもあります。全身黒ずくめの魔女のいでたちで、「三匹のやぎ」のマリオネットを演じられました。「三匹のやぎ」とは・・・「三びきのやぎのがらがらどん」のこと。
これを、人形劇としてどんなお話になるのか楽しみにしていました。
一番小さいヤギは「メイ」二番目ヤギを「メエ」、いちばん大きいヤギを「メエメエ」と名前がつけられていましたが、これも観客にわかりやすくするためなのでしょうか。

絵本では一番大きながらがらどんと、トロルのやりとりは、スピードのある展開で、あっという間にトロルをばらばらにして川に落とすのですが、この人形劇では、トロルがヤギの脂ののったおしりを食べさせろ~~というやりとりが長く、また、争ったあげくにトロルがやっつけられるというよりも、自らが退散していくという設定になっていました。(人形をばらばらにするわけにはいかないのでしょうね)

ヒメは、「三ひきのやぎのがらがらどん」の絵本が少々苦手。トロルが恐くて絵を注視できないのです。
人形劇なら、いいんじゃないかと思って連れて行ったのですが、大誤算
始まるやいなや、
「ヤギ恐い」
「トロルこっちにくるよ」
「すぐ終わる?」
「帰ろうよ」


一番前の席を張り切ってとった私は、大声で訴えるヒメの口をおさえ、耳元でなだめ続け・・・
「だいじょうぶトロルはやっつけられるから」
「この後ご飯たべにいこう」
「ジュース買ってあげるから」

なんとか最後まで見終えることができ、
「よかったね~~ヤギは助かって」というと
「よかった~やっと終わったね。人形動くから恐いね。と一言。

どうも、お話の内容のハラハラドキドキというよりも、人形自体が恐かったようです。






theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 はるかぜとぷう

2006-03-27

ラボCDライブラリーより・・はるかぜとぷう 小野かおる/作
はるかぜとぷう―Spring breezes huff and puff! (CDと絵本)はるかぜとぷう―Spring breezes huff and puff! (CDと絵本)
小野 かおる Anita Teeter

ラボ教育センター 1999-11
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<どんな絵本?>お父さんとお母さんと一緒に旅をしてきた春風の子「とぷう」。他の春風の仲間達と一緒に、あたたかい春をよびこみます。
「とぷう」達の春風グループは、楽しそうに出かける子どもたちについていき、動物園に到着。春風たちが跳ねて、飛んで、浮かんで、すべって・・・動物達も春風の心地よさにうっとり。
あるとき他の春風グループに出会い、一緒に遊ぼうと誘うのですが、断られ、追い出されそうになります。「とぷう」は怒り、けんかになってしまいます。風の子たちが暴れたおかげで、動物園はつむじ風が吹き荒れます。
このつむじ風をとめられるのは、ライオンの声だけ。
うーるーさーいーぞー 風の子たちはしーんと静まりかえりました

<2才8ヶ月現在のヒメの反応>春風が楽しくあそぶと町に春をよびこみ、けんかするとつむじ風になるという喩えがまだよくわかっていません。動物園の場面では、春風によってきもちよさそうにしている動物たちの絵がふんだんに描かれているのでお気に入りです。
 
<おすすめポイント>「とぷう」以外にたくさん出てくる春風の子の描写を、文でも絵でも詳細に説明されています。春風が手足をぐんと伸ばして春を誘い込んでいる様子がかわいらしく、あたたかな配色、ライオンが春風のケンカを止める場面の迫力ある表情など、とにかく絵が印象に残ります

<まつりかの感想>
桜の開花宣言もあり、すっかり春らしくなりました。あたたかな春風を感じると「とぷう」たちが運び込んでくれたんだなと、時折吹く春の嵐は「とぷう」達はケンカしているのかな~など、こんな会話が弾みそうな本です。(ヒメには言っても無理でしたが

ラボ教育センターから出ている、CDつき絵本。この本のほかに、「だるまちゃんとかみなりちゃん」「おおきなかぶ」「スーホーの白い馬」「ぐりとぐらのおきゃくさま」「うみのがくたい」「三びきのやぎのがらがらどん」「てぶくろ」などを持っています。ヒメが生まれたときに実家の母がプレゼントしてくれたのです。

この作品のCDは、英語と日本語が一文ずつ交互に流れ、バックに音楽が流れてストーリーを盛り立てます。(他の作品は全文をまず英語で、そのあと日本語を全文で吹き込まれているものもあります)

英語では「Soring Breezes Huff and Puff!」原題の「はるかぜとぷう」とは違いますが、春風たちが元気良く遊びまわりいたずらをするという主題からこの題になったそうです。
ただ、2歳児のヒメにはこの日本語でも難しいのに英語は???。私も???なんですから。しかし、春風の子たちの会話が原文には多くでてきます。それを英語訳されているところは、日常にも使えそうな生きた英語がふんだんです。
It`s spring everywhere.
みなさんのところに春は来てますか?

theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 おだんごぱん

2006-03-24

おだんごぱん  ロシア民話 瀬田貞二/訳 脇田和/絵
おだんごぱん―ロシア民話おだんごぱん―ロシア民話
瀬田 貞二 脇田 和

福音館書店 1966-01
売り上げランキング : 43,492

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<どんな絵本?>ロシアの昔話絵本。おばあさんが粉箱の粉を集めて作ったパンが、窓で冷やされている間に、ころころ逃げ出します。途中いろんな動物に出会い食べられそうになるたびに・・・
ぼくはてんかの おだんごぱん 
ぼくはこなばこ ごしごしかいて 
あつめてとって それにクリームたっぷりまぜて 
バターでやいて それからまどでひやされた 
けれどもぼくは おじいさんからも おばあさんからも
にげだしたのさ おまえなんかに つかまるかい


と、歌います。
最後に出会ったキツネは、おだんごぱんをおだてて歌を歌わせます。褒められて気分のいいおだんごぱん。キツネはさらに、もっと近くで歌って欲しいと鼻の上に、さらには舌の上で歌わせようと・・

<初めて読んだ2才2ヶ月当時のヒメの反応>おだんごぱんが歌う場面で、私が適当な節をつけて歌うと、おもむろに立ち上がってくるくる回りはじめます(毎回必ず)。キツネが舌をぺろりと出し、パンが飛び上がる絵を真似するのも好きです。
 
<おすすめポイント>茶色と緑の地味な絵で、かわいらしさは全くない絵ですが、パンのなんともいえない生気をうしなったような表情や、歌を歌うときの小憎らしい表情、一方キツネに対しては上機嫌な様子など、粗いタッチの絵に見えますが印象に残ります。
また、動物が増えるたびに、「おじいさんからも おばあさんからも ○○からもにげだしたのさ」と歌のお終い部分が増えていく繰り返しや、キツネに食べられてしまう予想を裏切らない結末も読後に満足感を与えてくれます。

<まつりかの感想>
先日、福音館書店相談役の松居直氏のお話を聞く機会がありました。そこで「瀬田貞二」さんの用いる日本語の素晴らしさについてのお話がありました。彼の文章は、耳に残り、暗誦できるものが多い。その理由は、七五調や四四六六といったリズムが多く使われていることだそうです。そして、瀬田氏のすごいところは、そのリズムを自然に使うことだそうです。
この「おだんごぱん」の歌も確かに七五調が多く使われています
多くの子どもがこの節回しを覚えているといいます。そしてヒメのようにくるくる回り踊りたくなるのもわかります。
民話ですから、訳や絵が違う作品が他にも出されています(「パンはころころ」「ころころまるパン」など)。しかし、この本の素晴らしさの所以は、瀬田氏の流れるような日本語使いにあるのだろうと思います。

theme : オススメ☆絵本&児童書
genre : 育児

 うちのかぞく

2006-03-22

うちのかぞくうちのかぞく
谷口 国博

世界文化社 2004-06
売り上げランキング : 173,998

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<どんな絵本?>うちのかあちゃん おこったら かおがこんなになっちゃって きつねになっちゃった
「うちのとうちゃん・・」「うちのばあちゃん・・」「うちのにいちゃん・・」そして、ねえちゃんとじいちゃんも。
みんな何になるのかな?
巻末ににはこの詩についた歌の楽譜が掲載されています。

<初めて読んだ2才5ヶ月当時のヒメの反応>絵が強烈なので、「うちのねえちゃん」が「おばけ」になる絵を本気で恐がります。ページをめくろうとすると、さっと私の背中に回りおそるおそる覗き込むくらい。

<おすすめポイント>これは歌にもなっているので、語呂のよさが魅力です。また村上氏の漫画タッチでオーバーな表現の絵が楽しめます。特徴あふれる「うちのかぞく」だけど、みんなが笑ったらおひさまになるという場面の絵は、ほのぼのと温かくて、家族みんながにこにこしていることの幸せが子どもに伝わる本です。

<現在2歳8ヶ月のヒメの反応>ひとりでページをめくっては、ゲラゲラ笑いながら読んでいます。もう「ねえちゃん」がおばけになる絵も恐くないみたい。

<まつりかの感想>
作者の谷口氏は、NHK教育「おかあさんといっしょ・あそびだいすき」であそび監修をされています。そして、「たにぞう」として、各地で親子コンサートや、保育士や幼稚園教諭など指導者向けの講習会などの活動も。
 この絵本との出会いは、昨年末、親子コンサートでわが町に谷口氏がやってきたこと。「あそび大好き」を見たことのある方は、「バスにのって」や「ひっつきもっつき」などの曲をご存知でしょう。その作詞、作曲はこの絵本の作者なんです。 
 内容はコンサートというよりも親子体操で、子どもを持ち上げたり、飛び跳ねたりと、汗だくになりながらの1時間。弘道お兄さんのエピソードや、子どもとの関わり方のコツなどの話、そしてこの絵本に曲をつけてギターで歌ってくれたりと、2才児がまったく飽きることなく「たにぞう」さんに釘付けでした。
 最後はサイン会&写真撮影をしてもらいましたが、人間的にも魅力たっぷりの人です。
 絵本作家としては、この本と「うちのきんぎょ」の2冊。とくに「うちのきんぎょ」は、発売後数ヶ月で増刷、書店では平積みになっているとのこと。単純に喜んでいたけれど、帯に「ひろみちお兄さんおすすめ」とあったのが売れ行き好調の理由だと言って会場の笑いをとっていました。

theme : オススメ☆絵本&児童書
genre : 育児

 もこ もこもこ

2006-03-19

もこ もこもこ  谷川俊太郎/作 元永定正/絵
もこ もこもこもこ もこもこ
谷川 俊太郎

文研出版 1995-02
売り上げランキング : 127

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<どんな絵本?>感覚絵本。青白い夜明けのようなしーんとした世界から、突然「もこ」「にょき」と現れる物体がページをめくるごとに変化していきます。その変化は、初め穏やかに、突如「ぱくっ」「もぐもぐ」とシュールに展開しながら「ぽろり」「ぷう」「ぎらぎら」・・とスピードをあげていきます。そして「ぱちん」「ふんわふんわ」とまた緩やかになり、「しーん」の世界に戻ります。そして、最後は「もこ」

<初めて読んだ0才6ヶ月当時のヒメの反応>大判の本に描かれた絵を黙ってみていました。最初の出会いはブックファーストでのリストに載っていたから。図書館で借りたのが6ヶ月。何度も読むうちに、どうしても欲しくなって8ヶ月の時購入。身振り手振りで、擬音でつづられた文章を読むと、絵を指差しながら、ヒメ自身私の身振りを真似して喜んでいました。
 
<おすすめポイント>謎の物体が出現し、それが変化していくさまを、「擬音語」と「抽象画」が見事にマッチしています。単純さとわかりやすい絵が、赤ちゃんでも楽しめる理由だとおもいます。「ぱくっ」「もぐもぐ」「つん」「ぽろり」「ぎらぎら」「ぱちん」・・・ここで使われている言葉には擬音の響き自体のおもしろさもありますが、各語の表すスピード感が、謎の物体の変化に緩急をもたらせ、ちゃんとストーリー展開があることを感じます。

<現在2歳8ヶ月のヒメの反応>1才半には、ページをめくると、そこにかかれた擬音語を正しく言っていました。絵をみて擬音語が発せられる。つまり、絵がちゃんと文に合っているということなんだと思います。最後に「もこ」で終わりますが、これはまたつぎに「もこもこ」と始まることを予感させます。それがわかっているのか、私が、最後のページの「もこ」と読み終え、背表紙を閉じても、また始めから読もうと自ら表紙をめくり、また読み始めます。

<まつりかの感想>
この本は表紙をめくって見返し部分から、いきなり話が始まります。終りもそうです。この物体の変化が、繰り返されることを表しているのかもしれません。
 赤ちゃん絵本としてはサイズも大きく、紙質も弱く、内容も、「なんだこれ?」と思う絵本です。紹介してもらわなければ、自分からは、間違いなく手にしていなかったと思います。でも、なぜかどの赤ちゃんもこの本が好きです。そして、少し大きくなっても空で言えるように、耳に残る言葉のしらべがあるようです。
 
 <ちょっと一言>先日保育士の方がこの本を読み聞かせてくださいました。読み手がかわると同じ言葉でもこうも違うのか、ということを実感しました。文章を読むときはそれほどの差はないかもしれません。しかし、この本のように、擬音語だけで表されたものは、100人いれば100通りの読み方があるのだと思います。「ぱちん」の次のページには、文字がありません。ロケットが発射したあとにたつ煙のようなものが描かれています。私は、それを「シュッシュッ」と読んでいたのですが、その方は「ヒューンヒューン」と読まれていました。
 この場面、みなさんはどんな風に読んでいますか?

theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 14ひきのあさごはん

2006-03-18

14ひきのあさごはん いわむらかずお/作


<どんな絵本?>14ひきのねずみの家族(おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、10ぴきのきょうだい)の自然の中での生活。シリーズもので、この「あさごはん」の他に「ひっこし」「やまいも」「さむいふゆ」「おつきみ」「せんたく」「あきまつり」「かぼちゃ」・・・などがあります。
 この「あさごはん」では、家族が朝起きて、顔をあらい、それぞれ分担して朝ごはんの準備をし、みんな一緒に食卓を囲みます。

<おすすめポイント>表紙には家族の紹介が。兄弟たちの名前は、みな数字をもじった名前がつけられています。1番目はいっくん、2番目はにっくん、3番目はさっちゃん・・など。見開き2ページにわたる絵と絵の下にかかれた文章。文章は少ないけれど、絵が物語るものは盛りだくさん。例えば、上の子が下の子を思いやる様子や、おじいさんが兄弟をほほえましく見守る様子など。
 ときどき、「○○してるのはだあれ?」などと、絵に注目するような質問メッセージが含まれます。
 朝の清清しさや、太陽の光りに反射する森の新緑のまぶしさ、野いちごの赤や、やきたてパンやきのこスープの湯気などの描写が丁寧で、素敵な朝の世界にひきこんでくれます。

<現在2歳8ヶ月のヒメの反応>以前「さむいふゆ」「せんたく」「おつきみ」を読んだ事があります。ですから、このねずみたちはもう常連。絵を隅々まで見て、「あっ、ないてる」とか「この子まだ寝てる」とか「お化けのまねしてる」など、指差し&コメントが絶えません。
 そしてなぜか、どんぐりパンを見て「昔食べた事あるよ」といいます昔って・・・あなたまだ2才でしょ。それに食べた事ないでしょ、どんぐりパンなんて・・と思いながらも「そう、おいしかった?」と返答する気の利いたワタクシです。

<まつりかの感想>
 各シリーズでスポットのあたるねずみは違います。この「あさごはん」では、「くんちゃん」の動きに対しての文章が多くあります。朝起きて、ひとりでワンピースを着て、野いちごつみにいくお兄ちゃんたちについていくけれど、小さくて体力がないので、イチゴをいれる籠に入って運んでもらいます。でも、帰りはイチゴでいっぱいになった籠に載るわけにいかず、泣いてしまいます。お兄ちゃんにおんぶされながら、べそをかいて帰ってくるくんちゃんです。
 このように、それぞれのねずみが、各ページで何をしているのかを見ていくとおもしろく、何度も繰り返し楽しんで読めます。
 絵の割合からすると文章はほんの少し。だからといって、読み終えてすぐにページをめくってしまうと味気ないものになります。
 一ページずつじっくり見ていくことで、子どもの「気付き」に対し言葉かけができ、そこから会話が生まれてきます。 大自然の中で、大家族がそれぞれに助け合って思いやって生きている姿は、都会で核家族として育つわがヒメには、未知なる世界。もう少し暖かくなったら、キャンプに連れていってあげたいな~~

theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 あおくんときいろちゃん

2006-03-17

あおくんときいろちゃん レオ・レオーニ/作 藤田圭雄/訳
あおくんときいろちゃんあおくんときいろちゃん
レオ・レオーニ 藤田 圭雄

至光社 1984-01
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<どんな絵本?>画用紙の上にぽたあんと絵の具を落としてできたシミのような青い丸が・・「あおくんです」。そして、あおくんの家族、友達、みんな色のシミ
あおくんはある日お母さんにお留守番を頼まれますが、仲良しの「きいろちゃん」と遊びたくて外出。きいろちゃんと出会えてうれしくなって抱き合うと・・みどりになってしまいました。
 緑になったまま家に帰ると、あおくんの家でも、きいろちゃんの家でも気付いてもらえません。悲しくなって、涙を流す二人・・・すると、また元のようにあおくんときいろちゃんに戻れました。再びうちに帰ると、喜んだあおくんのパパとママは、あおくんを抱っこ。次にきいろちゃんも抱っこ。・・すると、緑にかわります。謎がとけたあおくん一家はきいろちゃんのうちに訳を話しに行き、親同士もうれしくなって緑になりました。

<おすすめポイント>感覚的イメージの本。「色」を擬人化して物語を展開させるアイデア。色が混ざりあうと別の色になるということを、うれしくて抱き合ったからだというのも洒落ている。
 色が友達と遊んだり、お家でお父さんにだっこされたり、という絵の描写は、文章とぴったり合っていかにもそんなふうに見えるから不思議です。
 紙の材質も、絵が美しく見えるような厚手で光沢のあるものが使われ、どのページもポスターのようでアート感をたっぷり味わえます。

<初めて読んだ1歳5ヶ月当時のヒメの反応>「ブルー」「イエロー」と言っていました。(当時は張り切って英語を教えていました)ストーリーは理解できていませんが、ページをめくると色の丸が大きくなったり、長くなったり、たくさんの色がでてきたりという変化に興味がありました。

<現在2歳8ヶ月のヒメの反応>久しぶりに読んでみました。冒頭の「あおくんです」と声に出すのがお気に入り。あおくんがきいろちゃんを探しにいき、
あちこち さがして・・・とうとう まちかどで ばったり あ きいろちゃん
のところが一番好きです。
おかげで「あちこち」を使うのが彼女の中で、ブームです。

<まつりかの感想>
作者がアトリエにいるときにやってきた、孫のピポとアンをなんとか機嫌よく帰そうと、青と黄の絵の具で画用紙を汚しているうちにうまれた物語だそうです。
 遊びながらお話をつくっていく過程に立ち会えた孫がどんなにワクワクしながら聞いていたかと思うと、その鼓動が聞こえてくるような気がします。
 お話の最後は、1頁におわりと一言だけあり、次頁に緑の丸が一つ。
 青い丸一つで始まり、終りは緑の丸が一つ。
 絵本を読むときに、必ずしも作者の意図を探らなければならないわけではないと思いますが、この始まりと終りについてはどうも気になります。
 私の見解はこうです・・・誰しも一人ではなく、色んな人との出会いと交流の中で生きているということを表しているのか。はたまた、あおくんはきいろちゃんと結婚してみどりちゃんとして新たな家庭を築くということを想像させているのか?

 

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 アンガスとあひる

2006-03-16

アンガスとあひる  マージョリー・フラック/作 瀬田貞二/訳
アンガスとあひるアンガスとあひる
マージョリー・フラック 瀬田 貞二

福音館書店 1974-07
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<どんな絵本?>好奇心旺盛な仔犬のアンガスは生垣の外から聞こえる鳴き声が気になってしかたありません。ある日、つながれていた紐が外れたので、隙をみて外へでると、鳴き声の正体である2羽のあひるに遭遇し、追い回します。最初は、アンガスに吠えられて驚いて逃げるあひるですが、しつこく追いかけてくるアンガスに業を煮やして、2羽のあひるはなにやら相談。そして、とうとう、反撃してきます。さてアンガスは・・・?1930年に出版されたアメリカ古典絵本。

<おすすめポイント>アンガスが興味のままに行動する姿が、子どもは自分と重ねあわせて楽しめます。ちょっかいを出しながら、外の世界を楽しむアンガスが、今度はあひるに逆襲されて、家に逃げ帰りソファーにもぐりこんで気を落ち着かせるのですが、アンガスが攻めていく過程は左から右へとページをめくるとおりに場面が動き、後半、あひるに攻められて逃げ帰る様子は、逆に右から左に場面が動いていきます。横長の画面の利点を最大に生かされている本です。
<2歳3ヶ月当時のヒメの反応>あひるの鳴き声の音が好きみたいです。「ガーガーゲーックガー」や反撃するときの「シーシーシーシュッ」という、言葉と、水のみ場でアンガスがあひるのまねをして水を飲む場面が好きでした。

<まつりかの感想>
この絵本、絵の力は素晴らしいと思うのですが、ただ、文章がイマイチ簡潔でないと感じます。例えば、
もってこられるものと、もってこられないものがあることもきになりました。
くつはもってこられるのに、ズボンつりはだめでした。


この文章・・・わかりにくいと思いませんか?
ズボンつりって。。。1930年代のアメリカでは子どもが日常頻繁に目にする物だったのですかね??

 最後の場面では、絶対に安全な場所であるソファーで「さんぷんかんなにごともしりたいとおもわない」というアンガス。冒険したものの、その先にはおもしろいことも、びっくりしたり恐かったりすることもあるということを体験する様子はまさに子ども。
 
 数ヶ月前、サンリオピューロランドにヒメを連れていったとき、入り口にいたシナモンの着ぐるみたちを見て、喜んで追いかけまわしていたものの、くるりと振り向いたシナモンに突然抱きつかれ、血相変えて半泣きになりながら私のところに逃げ帰ってきたことを思い出しました(あれ?なんか例えが違いますか?
 

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 世界の絵本作家展

2006-03-15

 ぜひ足を運んでみたいと思う企画展の記事を発見したので、お知らせします。

 世界の絵本作家展Ⅱ「絵本作家ワンダーランド」

<日程・会場> 3月23日(木)~4月11日(火)
         大丸ミュージアム東京(大丸東京店12階)http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html

<入場料>   一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
<お問い合わせ>大丸東京店 03-3212-8011


 絵本作家の貴重な原画が焼く180点展示されるそうです。
出品作家は、「ジョン・バーニンガム」「バージニア・リー・バートン」「マリー・ホール・エッツ」「ルーシー・カズンズ」「荒井良二」「酒井駒子」「島田ゆか」ら14人とのことです。

 私もぜひぜひ行ってみたいと思います。
 行かれた方の感想もお待ちしてますね!!

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genre : 育児

 どうすればいいのかな?

2006-03-12

どうすればいいのかな? 渡辺茂男/文 大友康夫/絵
どうすればいいのかな?どうすればいいのかな?
わたなべ しげお おおとも やすお

福音館書店 1980-06
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<どんな絵本?>くまくんが一人でお着替え。シャツ、パンツ、靴、帽子・・・ちゃんと着替えることができるかな?

<おすすめポイント> 生活絵本です。子どものくまくんは、自分でなんでもやりたがる2歳前後の行動そのもので、子どもは絵本のくまくんの中に、自分を見て楽しめると思います。
 シャツは「着る」、パンツは「履く」、帽子は「かぶる」。着替えの動作の表現に、日本語にはこんな使い分けがあるんだということを、気付かされます。シャツをはいたり、パンツをかぶったりして「どうすればいいのかな?」と考えるくまくんのおどけた表情。最後には、ちゃんと一人でお着替えができて、「行ってきます!」と元気に出かけます。

<現在2歳8ヶ月のヒメの反応>シャツをはいたり、靴をかぶったりするくまくんに「違うよ!」と大声でつっこみます。また、「そうそう ○○は・・」の後の「着るもの」とか「はくもの」という正解を自分で言いたがります。

<まつりかの感想> おすすめポイントでも書きましたが、「着る」「履く」「かぶる」などの使い方の区別を、改めて教えているわけでもないのに、ヒメがその違いを認識していることに、この本で気付かされました。 子どもが言葉を獲得していく力のすごさと不思議さを実感します。
 「くまくんシリーズ」は、「こんにちは」「おとうさんあそぼう」を読んだ事がありますが、どれも、余白をたっぷり使った中に描かれるくまくんの愛らしい表情が魅力です。

<ちょっと一言>
 生活絵本の場合、ともすると「しつけのために」「お勉強のために」などというふうに使われがち。せっかくの読み聞かせを、このように使っては子どもにとって苦痛以外の何ものでもないと思うのです。「シャツは着るものでしょ。ちゃんと覚えてね」という展開にならないように気をつけたいものですね。
 
 

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genre : 育児

 とこちゃんはどこ

2006-03-11

とこちゃんはどこ  松岡享子/文 加古里子/絵
とこちゃんはどことこちゃんはどこ
松岡 享子 加古 里子

福音館書店 1970-07
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<どんな絵本?>おばあちゃんにもらった赤い帽子がお気に入りのとこちゃんは、何処へ行くにも被っています。とこちゃんは、元気のいい男の子だけど、ちょっと目を離すと一人でとことこ、どこかに行ってしまいます。市場でも、動物園でも、お祭りでも、海でも、デパートでも、お父さんもお母さんも、とこちゃん探しに一苦労。

<おすすめポイント>とことこ出かけるとこちゃんを探す「絵探し」絵本です。加古里子さん独特の細かい絵の描写がこの本にはぴったり。大人も真剣に探してしまいます。

すると とこちゃんは とことこかけだして どこかへ いってしまいました さあ どこでしょう

 「とこちゃんがとことこ・・」というリズムもおもしろく、場面設定が変わってもこの言葉の繰り返しでとこちゃんが迷子になることを予測でき、「さあ、探すぞ!」と気合いを込めて絵探ししたくなります。
 とこちゃんを探すときの親やおばあちゃんの焦った表情や、発見したあとに疲労困憊している表情。対照的に、しっかり戦利品をゲットしているとこちゃんの悪びれていない表情もおもしろいです。

<現在2歳7ヶ月のヒメの反応>ヒメは、とこちゃん探しがとても上手。はじめて読んだにも関わらず、すんなり見つけられましたが、デパートの場面では、私もヒメも大混乱。「1階、2階、3階」をくまなく探して見つからず、ミスプリントかしら?なんて思ったくらい・・・次のページをみて「してやられた!」すっかり作者の意図にひっかかりました(ぜひ読んで体感してください)

<まつりかの感想>先日、絵本の講演会に行ったときに、0,1,2才の為の絵本として紹介されていた五味太郎さんの「きんぎょがにげた」「たべたのだあれ」「かくしたのだあれ」の話を聞いて、⇒過去ログ(0歳~2歳くらいの子どもたちと絵本)をご覧下さいふと、久しぶりに「絵探し」絵本を読み聞かせてみたくなったので、この本を図書館で借りてみました。しかしこれは五味太郎さんのものとは違って、非常に難易度が高い。見つけにくい理由は、これが単なる絵探し絵本でなく、物語絵本であるということと、見開き1㌻にぎっしり描かれた人物の動きがそれぞれ違っていてそれに目をうばわれて、とこちゃん探しに集中できなくなるんです。
 だから、この本を読み聞かせるときは、とこちゃんが見つかったからといってすぐにページをめくるだけではもったいない。とこちゃん探しは何度か読んでいるとすぐに暗記できるでしょうから。
 市場での人の様子、動物をみている人の様子、海水浴をそれぞれに楽しむ姿・・・それぞれが豊かに描かれていますから、絵探しのおもしろさだけでなく、絵そのものを楽しめる本だと思います。 
 とこちゃんは4月から幼稚園に入園するんです。どこにでも一人でいってしまう落ち着きのなさを案じながら、とこちゃんの手を離さない親。
 そして裏表紙では、赤い帽子に青いパンツ姿でなく、デパートで買ってもらった洋服を着て入園式に向かうとこちゃんの姿に、今後の成長を期待させられます。

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 アラカワシズカ

2006-03-10

 トリノオリンピックフィギュアスケート金メダリスト・・荒川静香選手。この経済効果はすごいですね。
 いまだにワイドショーでは、このネタでもちっきり。
 ラザールダイヤモンドスリーストーンピアスには43万円という高額にもかかわらず予約殺到でオーダー完成までには約2ヶ月かかるという。
 フリー演技で使った「トゥーランドット」やエキシビションで使われた「ユーレイズミーアップ」のCDや、はたまた荒川選手が好きだというアーティスト、クリスティーナ・アギレラのCDも脚光を浴びている。
 お気に入りのアイスクリーム、「コールド・ストーン・クリーマリー」チーズケーキファンタジー目当てに、六本木ヒルズ店には行列ができているらしいし。
 スケート場も大賑わいで、イナバウアーを真似て腰をいためた人が整骨院にかけこんでここでも経済効果があるなどなど・・

 我が家のヒメもとうとう
「あらかわしずか」といえるようになり、ジャンプしたり、片足あげてバランスをとったり(壁に手をそえながら)、「イナバウアー」といいながら身体を反ったり↓
inabaua.jpg

この「イナバウアー」という言葉、なんだか耳に残りますよね。
子どもにもインパクトが強いのか、ヒメがお友達の前で「イナバウアー」をすると、どの子もおもしろがって真似して、この言葉を習得しています。

 荒川選手自身も認めた「イナバウアー」という言葉の人気ぶり。
流行語大賞をとるほどになるには、生活の中で使われやすく、世代を越えて認識されなければならないらしいです。
 現在「イナバウアー」は3位。(新語・流行語大賞・・今月の気になることば
 さて、年末までこの言葉の威力は維持できるか??

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 0歳~2歳くらいの子どもたちと絵本

2006-03-09

 今日は、わたしの住んでいる街で「乳幼児へのよみきかせボランティア講座」というのが行われているなかの、特別講座で、中村柾子氏(現在大学講師・元保育士)のお話を聞きにいきました。

<講座の内容>
 「0歳から2歳くらいの子どもたちと絵本」という題で、赤ちゃんがどんなふうに絵本と出会い、絵本のよろこびを感じるのかということや、絵本選びについてのお話をしていただきました。
 
 描かれているものを見るのが好きで、大人と一緒に一つのものを共有できる喜びを感じることができるので、子どもは絵本の読み聞かせを好むのだということです。
 ですから、ゆったりとこころよく繰り返しながら個々の子どもの発達に合わせて読んであげることに気をつけてくださいとのことでした。
 
 赤ちゃんに集中力や根気があるわけがないので、親がイライラせずに言葉どおりでなくていいから遊び心をもって絵本をめくってあげることで、次第に子どもが絵本に慣れてきて、やがて物語の世界を楽しめるようになるそうです。

 また、良質な絵本選びをしてあげてほしいというお話では、キャラクター絵本は飽きやすいのでなるべくなら選ばないほうが、とのこと。また、大人の好き嫌いだけで選ぶのでなく、許容範囲を広げていろんなジャンルに目を向けて子どもの興味を広げてあげてくださいとのことでした。
 
<絵本リスト> 先生から配布されたレジュメに、赤ちゃん向けの絵本リストがありました。
 「ものの絵本」「みつける絵本」「音・歌・言葉遊び絵本」「遊びとお話の本」「生活絵本」という分類で、それぞれ数冊ずつリストアップされていました。
 その一部を紹介します。

 ・ものの絵本・・・・・くだもの/ずかん・じどうしゃ
 ・みつける・・・・・・きんぎょがにげた/たべたのだあれ
 ・音・歌・言葉遊び・・もこもこもこ/しろくまちゃんのほっとけーき
 ・遊びとお話・・・・・いないいないばあ/ぞうくんのさんぽ
 ・生活を描く・・・・・ねないこだれだ/はけたよはけたよ

<まつりかの感想> ヒメには生後3ヶ月から読み聞かせをしています。この時期に手にしたのは「じゃあじゃあびりびり」「もこもこもこ」「くだもの」など。
 わたしが当時これらの本を選んだ理由は、図書館のブックリストで見たからです。実際反応もよく、楽しめたのですが、 今日の講座では、「なぜ、これらが赤ちゃん絵本としておすすすめなのか」という理由を、子どもの発達とともに説明してくださったので、これらの絵本の素晴らしさをより体感することができました。
 今日講座に同席したヒメは、おそらく最年長だったと思います。1才代のお子さんが多い中、先生が数冊読み聞かせてくださったのですが、本の内容を聞いている子はやはり2才代の子。小さい子は、ページをめくるのが楽しかったり、読んでいる人の顔をみていたり。
 ヒメもこんな風だったなあ・・・と思い出しつつ、今少し長いお話も聞けるようになったヒメの成長を嬉しく思えた一日でした。
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 ロージーのおさんぽ

2006-03-08

ロージーのおさんぽ パット・ハッチンス/作 わたなべしげお/訳
ロージーのおさんぽロージーのおさんぽ
パット=ハッチンス わたなべ しげお

偕成社 1975-08
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<どんな絵本?>お散歩に出かける、めんどりのロージーをきつねが狙うのですが、ことごとく失敗するのですが、ロージーは狙われていることすら気付かないで、すんなり家に帰り着くというお話。

<おすすめポイント> 文章がほとんどありません。文章は、めんどりのロージーの行動描写のみで、きつねの存在は一切かかれていません きつねの失敗は、絵をみればわかるようになっています。
 ロージーのすました顔と対照的に、きつねがニヤニヤしながらロージーを狙う表情や、失敗して痛手をこうむる表情がおもしろいです。

<2才0ヶ月当時のヒメの反応>何度もよみせがんでいました。きつねがロージーに飛びかかった拍子に熊手をふみ、顔にぶちあたる場面で笑い転げていました。
 しかし、この本の本当のシュールなおもしろさは理解できていません。

<まつりかの感想> 絵本の絵の力を見せてくれる本です。
 一ページ目の文章は「めんどりの ロージーが おさんぽに おでかけ
 しかし、すでに物語りは表紙から始まっていることに気付きます。表紙にはきつねがロージーを狙っている姿がかかれていますし、中表紙にはロージーがいまからお散歩するコースがかかれています。
 きつねに襲われそうになるたびに、緊張感が高まり、失敗するたびにほっとして、ロージーが無事に帰れることを願うドキドキ感が楽しめます。
 最後は蜂の巣箱に激突したきつねが、蜂の大群に襲われて逃げていくのですが、そんなことまったくしらないロージーは、「やれやれ ばんごはんに まにあった」と一言。
 ロージーの身の安全にほっとしながらも、結局きつねの存在すら気付かなかったということに、苦笑してしまいます。

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 動物園に行ったので・・

2006-03-06

しっぽのはたらき  川田健 薮内正幸/作
しっぽのはたらきしっぽのはたらき
川田 健 薮内 正幸

福音館書店 1969-04
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<どんな絵本?>しっぽに特長のある動物をとりあげ、「これはなんのしっぽ?」という問いかけに対し、次頁で答えがでてくる仕組みになっています。物をつかんだり、感情を表したり、バランスをとったり、虫を追い払ったり・・動物によってしっぽはいろんなはたらきがあることが、詳細な絵によってわかりやすくかかれています。福音館のかがくのともシリーズの一冊です。

<2才7ヶ月のヒメの反応> この本を読んで、動物のぬいぐるみのしっぽにやたらに興味をもつようになりました。「しまじろうのしっぽは何するの?」と聞かれるのでタジタジです

<おすすめポイント>以前も、このブログ内で「生後6ヶ月で読み聞かせた本」として記事にしたのですが、「もうおきるかな?」・・・生後6ヶ月で読み聞かせた本

薮内正幸氏の絵が「へえ~~」とうならせてくれます。文章は、やや解説めいていて、軽快に読める感じではないですが、「しっぽのはたらき」としての説明はされているので、(科学絵本ですから仕方ありませんが)図鑑をみるよりもわかりやすく頭に入る気がします。

<まつりかの感想>
 最近ヒメに動物の絵を描くように迫られることしばしば。そのたびに絵心のない私は、四苦八苦しています。ぞうは鼻が長く耳が大きい、キリンは首が長くて網目模様。そういう特徴をとくに強調して描くと、わかってもらえるんですけど、この絵本を読んで、しっぽに注目して絵を描くとより上手くかけるんじゃないかと思いました。
 その一つにキツネ。この絵本には「キツネの大きなしっぽは、舵の役目をしている」とのこと。耳を三角、顔も逆三角形にしてヒゲをつけて目をつりあげて・・・これでもなんとかキツネとして認識してもらえるのですが、ふさふさと大きなしっぽを描くと自分でも感心するほどのできばえです。
 牛を描くときも、顔、角、白黒模様の特徴だけでなく、細長く先にふさふさした毛をつけたしっぽを描くと、より牛らしくなります
<絵本で実体験>
 先日動物園に行ってきました。前回訪れたのは、ヒメが2才3ヶ月ころ。それから4ヶ月たった今回は、入園するやいなや大興奮で、奇声を上げて喜んでいました
 いままでヒメが読んできた絵本には、どれほどの動物が登場したでしょう?絵本で接した動物を、こうして生でみる興奮がこちらにも伝わってきました。 

 「しっぽのはたらき」にでてきたニホンザルやリス、ヤマアラシを見ると尻尾に注目していました。ヤマアラシは、絵本のなかで「するどいハリが・・」と読んでいるにもかかわらず、「これふわふわ?」と聞いてきたのに(やわらかそうに見えるらしい)、動物園でするどく太い針のあるしっぽを目の当たりにすると、ひどくおびえて「こわいヤマアラシ」と連発していました。

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 ちびゴリラのちびちび

2006-03-03

ちびゴリラのちびちび ルース・ボーンスタイン/作 いわたみみ/訳
ちびゴリラのちびちびちびゴリラのちびちび
ルース ボーンスタイン Ruth Bornstein いわた みみ

ほるぷ出版 2003-07
売り上げランキング : 367,227

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<どんな絵本?>ちびゴリラのちびちびは、生まれてから、親や祖父母、ジャングルの動物たちみんなに愛されかわいがられて、のびのびと育っています。みんなに「大好きだよ」と言われながら。ところが、「どんどん どんどん 大きくなって・・こんなに大きくなりました」・・・さて?

<おすすめポイント>「○○も △△も みんなちびちびが大好きでした」という、繰り返される言葉のリズムの響き。なにより「大好き」という言葉が、何度も出てくることで、聞いている子どもはどんなに幸せな気分に浸れるでしょう。

<2歳4ヶ月のヒメの反応>ヒメはライオンやへびという動物の絵が少し苦手です。だから絵本にこれらが出てくるときは、一瞬たじろぎます。この絵本でも「ちびちび」がライオンやへびやかばなどの動物と遊んでもらうのですが、本当に遊んでもらっているのかそれとも食べられちゃうのではないかとか、恐る恐る覗き込むようにみていますが、「みんなちびちびが大好き」という言葉に「みんな好き?」と確認してきます。

<現在2歳7ヶ月のヒメの反応>ちびちびが誕生日のケーキを差し出される場面で、ヒメはろうそくを数えました。そう、5本あるんです。ちびちびは5歳なんですね。何度も読んでいたのに、私は全く気付かなかったのに・・・。私は文字を追うのが精一杯で絵を見てなかったんですが、子どもはしっかり見てるんだな~~と感心しています。

<まつりかの感想>「大好きだよ」といわれながら、羨ましいほどにすくすくと育つ「ちびちび」と「ちびちび」を愛す動物たちの表情すべてがやさしく、やわらかで、また溢れんばかりの愛の言葉のシャワーが、この絵本の魅力です。

どんどん どんどん どんどん 大きくなって とうとう・・こんなにおおきくなりました

それでも「みんなちびちびがだいすき」という結末は、「あなたが生まれてきてくれて、そこにいてくれるだけでとても幸せだ」という気持ちを忘れさせないでくれます。愛し、愛されることの幸せを伝えてくれる本です。

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 赤ちゃん返りする上の子に読み聞かせる?絵本

2006-03-02

ピーターのいす  エズラ=ジャック=キーツ/作 きじまはじめ/訳
ピーターのいすピーターのいす
エズラ=ジャック=キーツ 木島 始

偕成社 1977-12
売り上げランキング : 60,557

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<どんな絵本?>ピーターにはうまれたばかりのスージーという赤ちゃんがいます。お母さんはスージーの面倒にかかりっきり。お父さんは、ピーターが赤ちゃんの時につかっていたベッドや食堂いすなど、スージーのためにピンク色に塗り替えています。ピーターは我慢がならないのですが、まだ塗り替えられていない小さな椅子を見つけます。そして、愛犬と一緒に家出。(でも家のすぐ外なんですけど)。その椅子に座ってしばらく休もうかと思ったら、ピーターは大きくなりすぎて、椅子にお尻が入らない。

<2才7ヶ月のヒメの反応> ピーターがお母さんの気をひこうと、カーテンの下に靴をかくしてあたかもそこに隠れているかのようにしながら、別の場所から、バアと出てくる場面がお気に入り。

<おすすめポイント>今まで家の中で愛情を独り占めしていたのに、赤ちゃんがやってきて自分の持ち物を、すべて赤ちゃんのために譲らなければならないことへの嫉妬など、心の葛藤ぶりが愛らしくかかれています。
その後、椅子に座れないほど自分が大きくなったことに気付いたピーターに対し、「一緒にペンキを塗りなおしてから妹にあげよう」と言って、ピーターの意思で妹に椅子を譲るという方向に事態をおさめる提案をしたお父さんの賢明さにも感心します。
鮮やかな色彩と、コラージュの組み合わせがお洒落です。
また「○○してくれんか」、「○○しようや」、「そいで・・」という関西弁のような、そうでないような・・・どこの方言なのかよくわからない会話の訳し方もおもしろいです。

<まつりかの感想>
二人目、三人目と子どもができたときに、上の子に読んで聞かせたい本ですね。(うちには、全くその予定はありませんが
赤ちゃんにかかりっきりのお母さんから、「もっと静かにあそんでね」と言われ、お父さんはピーターが赤ちゃんの時に使っていたものを、妹のためにペンキで塗り替えている。味方は犬だけ。その犬をなだめ、お気に入りのおもちゃと、自分の赤ちゃんの頃の写真を持って、家出するという反抗ぶりがとてもかわいいです。3、4才児がいかにも考えそうで。ピーターのかまってほしさゆえの行動を、親があたたかく見守りつつ、子どもの気持ちを尊重している姿が印象に残る本です。

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 こぐまちゃんとどうぶつえん

2006-03-01

こぐまちゃんとどうぶつえん わかやまけん
こぐまちゃんとどうぶつえんこぐまちゃんとどうぶつえん
森 比左志 わだ よしおみ

こぐま社 1970-10
売り上げランキング : 10,882

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<どんな絵本?>こぐまちゃんがおとうさんとおかあさんと動物園に行きます。しろくまちゃんも誘って。こぐまちゃんは「かば」を見たくて、しろくまちゃんは「ぺんぎん」に会えるのを楽しみに。きりん、ぞう、かば・・と、動物をて不思議だなおもしろいなという感想を言い合います。

<2才7ヶ月のヒメの反応> 一ページごとにコメントを入れるからなかなか次のページに進めないほど、興味を持って聞いてます。
1頁目・・・
しろくまちゃんはなにがみたい ぺんぎん
こぐまちゃんはないがみたい  かば

この、「ぺんぎん」と「かば」の部分を自分で言いたくて、私が先に読むと、「だめ!もう一回読んで」と怒ります

<おすすめポイント>こぐまちゃんシリーズは、どれも目に飛び込む色彩と、わかりやすい描写、擬人化されたクマのかわいらしさが特徴です。単なる「きりんは首が長い」「ぞうは鼻が長い」というような特徴を示す動物の絵でなく、「きりんは首が長くいから水はこんな格好で飲む」「ぞうは鼻で食べ物をつかみ口に運んで、ウンチはこんなに大きい」「ペンギンは上を向いて魚を丸呑み」と踏み込んだ表現をしています。さらに、それを見たこぐまちゃんたちは、きりんには「コップを使って飲めばいいのに」、ぞうのウンチを見て「お便所ないのかな」など、子どもが抱きそうな疑問や感想が一言添えてあります。

<まつりかの感想>
子どもがその絵本を気に入るかどうか・・・最近わかったのは、絵本の世界に入り込んでいけるかどうかということだと思います。つまり、その世界に同調できるかどうか。このシリーズが愛されているのは、擬人化されたクマに子どもが自らをオーバーラップさせることができるからなんでしょう。1歳頃に読むのがいいのかもしれませんが、2才7ヶ月で始めて読んだこの本(他のこぐまちゃんシリーズは何冊か読んだことありますが)に、ヒメの食いつき方がすごくてびっくり
久しぶりに動物園に連れて行って、ヒメがどんな感想を言ってくれるか聞いてみたくなりました。

<絵本で遊ぶ>
折り紙というと、鶴・風船・ヤッコさんくらいしかできないワタクシ。折り紙の入っていた袋に、ペンギンの作り方が載っていたので、慣れない手つきで頑張ってつくり、ヒメに見せてあげました。
すると・・・ヒメはせっせとなにか作り始めて・・・
「フィッシュ(fish)」と自慢げに見せてくれました。そして・・・こんなふうに↓
ぺんぎん

絵本の中の「ぺんぎんが魚を丸呑み」する場面を再現してくれました。
絵本で知ったことを、自らこのような遊びに発展させたことにヒメの成長を感じて嬉しく思いました。

これを読んで動物園に行きたくなったらポチっとおねがいします。

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プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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