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 絵本のカバーでジグソーパズル

2007-01-31

 絵本には、カバーのついているものとついていないものとがありますが、ついている絵本の場合、そのカバーをどうしていますか?
 何度も読み聞かせをしているうちに、破れてきますし、ページをめくるときの邪魔になるので、私は最初からとっています。とったカバーはできるだけ保管しているのですが、紛失してしまったり処分しているものもあって今手元にあるのは15冊分程度ですが。
 
 先日、いわむらかずお絵本展に行き、『14ひきのぴくにっく』のジグソーパズルを購入(過去の記事をごらんください)。実は、ヒメにとって、このパズルが生まれて初めてのものでして。・・(^^ゞ。最初の二日間くらいは、難しいだの、わからないだの、おもしろくないだの・・と、全く興味をもっていなかったのに、一度完成させるとその面白さに目覚めたのか、今では私よりも早く完成させてしまいます。 すっかり覚えてしまっているので、新しいものを・・と思い、かといって市販のものを買うのも抵抗があり、手作りすることにしました。
 ところが、ふさわしいものが見つからない。去年のカレンダーも処分してしまったし、他にパズルにしてもいいような絵はないかしら・・・そこで、絵本のカバーの登場です。
 保管していた15冊分のカバーで、パズルに適していそうなものを探して最終的に選んだのは、こちら↓。
おおきなおおきなおいも―鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践によるおおきなおおきなおいも―鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による
赤羽 末吉

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 200701301738000.jpg
20070131001551.jpg裏に厚紙をはって、カッターで切り抜いてできあがり。
しかし、あまり綺麗に切れていなかったり、形のとり方が下手なため、ヒメは悪戦苦闘の末、「これ難しい」といって、結局やり慣れた「14ひき~」のパズルに戻って行きました

絵本のカバーには、作者の解説や、出版社による絵本の内容などが書かれていることもあります。また、『14ひき~』シリーズのように、カバーと表紙の絵が違うというものもありますので、絵本の一部としてじっくりながめてみるのもいいかもしれません。
 ヒメがあかちゃんの頃、『いないいないばあ』(松谷みよ子、瀬川康男)の表紙と裏表紙のクマの絵を切り取り、のりで合わせて割り箸をつけて人形を作ったことがあります。いつのまにか、我が家から消えてなくなっていますけれど・・(どこにいったのか?)
 
 みなさん、カバーはどうしていらっしゃいますか?

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 平仮名がマイブームです。

2007-01-26

ヒメは現在3才6ヶ月。
最近文字に興味を持ち始めて、自分の下の名前を書けるようにもなってきました。(象形文字のようにいびつですが)
自分の名前以外にも、身近な人の名前や物の文字を知りたくて、ひらがな表を持ってきては私に「教えて」というように。

そのため、絵本を読むときも、知っている文字を見つけたくて仕方がないようです。
「い」「か」「き」「く」「し」「た」「つ」「ま」「も」「り」
今のところ、わかっているのはこれだけ。ですからこれらの文字を探し見つけては喜んでいるのです。

 平仮名に興味があるのはいいのですが、困った事に、文字探しをしはじめると絵本の物語を楽しむことは二の次になっています。
 自分の気に入っている絵本を読むときは、集中して聞けるのですが、あまり興味のない本だと、文字探しに夢中になって、なかなかページをめくらせてくれないのです。

 文字も教えようとしているわけではないんですけどね。
一年くらい前から、お風呂場に何気なく貼っていたひらがな表。
今まで見向きもしなかったのに、突然興味を持ち始めて、湯船に使ってじっと表を見つめて知っている平仮名を指差して遊んでいます。

 みなさんのお子さんはいかがですか?
 文字に興味をもつようになった時期の読み聞かせは、どのようにされていましたか?
 また1人で絵本を読みたがるようになったのはいつ頃ですか?

 私は、絵本講座で「文字が読めるようになったからといって、子ども1人で読ませるのでなくて、大人が読み聞かせてあげてください」と言っています。
 読んでもらう心地よさというのは、1人で読むことでは得られないですからね。それに、文字を読むことで絵をじっくり見れなくなってしまいますし。 
 
 文字にばかり興味をもって絵本を聞こうとしないヒメに「ちゃんと聞きなさいよ」と注意してしまうのも、あまり良くないのかもしれませんね。
 こんなときにどうしているか、ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください。



 でんぐりでんぐり

2007-01-25

でんぐりでんぐり くろいけん/作・絵
4-251-00112-5.jpg

<どんな絵本?>
けんちゃんが でんぐり でんぐり。 ころん
あら、ねこちゃん、こんにちは。

けんちゃんがでんぐり返りをすると、ねこやうさぎや、ぞうがきてみんなででんぐりでんぐり。ころんころん。

転んだ先は??・・みんな泥だらけ。

<初めて読んだ0才9ヶ月のヒメの反応>
 ヒメは寝返りをしたのが9ヶ月でした。
お座りよりも、ハイハイよりも遅かったのです。
最初の寝返りも、本人の無意識で転がってしまったのでしょう、大泣きしていました。ヒメの怖がりな性格は、この頃からすでに現れていたのでしょう。
 「でんぐりでんぐり」といいながら、ヒメの寝返りを応援していました。(でんぐり返りと寝返りは違いますけど・・

<おすすめポイント>
 でんぐり遊びをするたびに、動物が出てきて、一緒に遊んで、もう一度回ると、また1匹増えて・・という畳み掛け。
 「でんぐりでんぐりころんころん」という言葉の繰り返しと、リズムのよさ。とうとう象がでてきて一緒にでんぐり遊びをすると、みんな泥にはまってしまって泥だらけになってしまう結末も楽しい。
 最後はけんちゃんが10種類の動物とでんぐり返りをする絵が見開きに描かれ、絵を眺めるのも楽しめます。
 
<現在3才6ヶ月のヒメの反応>
 すでに、でんぐり返りはお手の物。この本を読むと、動物が登場するたびに回ってくれます。
 どろんこになって、けんちゃんと動物が笑っている場面に大笑いします。
 
<まつりかの感想>
  2才半頃から、布団の上でヒメの体を支えながら、でんぐり返りをさせていて、3才になる少し前に1人でちゃんとまっすぐでんぐりできるようになったヒメ。「お母さんもやってよ」といわれ、何十年ぶりかに、やってみようとするものの、なんだか緊張する。
 両手をついて頭を床につけて・・・少々時間を置いて決意したあと、足で勢いをつけてくるっ!と回ると・・できた自分に驚き、ひざで鼻をぶつけた痛みと、頭がくらくらする感覚に、たった一回のほんの一瞬のでんぐり返りにすっかり疲労してしまいました。
 
 でも、回ってよかった。なぜなら、この絵本の本当の楽しみがわかった気がするからです。
 目にうつるものが回転して、少しめまいを感じながら、はっと我にかえる。「もしも回る前と回った後で違う世界になっていたら、もし目の前に何かが立っていたら・・」でんぐり返りを終えたときに、そんな想像をしたのです。
 でんぐり返りをしたあとに、必ずヒメは自分の位置確認をするのか、あたりをキョロキョロします。回る楽しさもあるけれど、回ったあとに以前とかわりがないことを確認してほっとしている。
 でもこの絵本ではでんぐり返りをすると、動物に出会うという楽しい世界が描かれています。
「そうだったらいいのにな」という子どもの想像力をぐっと膨らませてくれる楽しい絵本だと思います。
 先日(1月17日~22日)、松屋銀座で黒井健氏の絵本展がひらかれていました。残念ながら、私は行けなかったのですが、ブログのお友達RENEさんはお嬢さんと出かけられたそうで、黒井先生のサインも貰われたそうです。RENEさんのレポートはこちら
「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」の原画も見てみたかったなあ。
ごんぎつねごんぎつね
新美 南吉 黒井 健

偕成社 1986-09
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手ぶくろを買いに手ぶくろを買いに
新美 南吉

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 この「でんぐりでんぐり」の奥付の作者紹介には、帽子をかぶった黒井氏がお子さんを肩車している写真が掲載されています。もしかしたら、息子さんがでんぐり返りを楽しんでいる様子をモデルに描かれたのかもしれませんね。

 

 報告「いわむらかずおの世界」

2007-01-21

吉祥寺の武蔵野市立美術館で開催されている、
『絵本・自然・子ども・・・いわむらかずおの世界』に行ってきました。
(展覧会詳細は→こちらをご覧下さい。

会場は、吉祥寺伊勢丹新館の7階にあります。
「14ひきのあきまつり」の大きな絵が出迎えてくれました。
20070121231631.jpg

作者は、1970年に最初の絵本『ぷくぷくのえほん』で作家デビュー。
以降、栃木県益子町に転居後、里山の自然とそこに生きる生き物達を主人公に「14ひき」「トガリ山のぼうけん」「かんがえるカエルくん」「ゆうひの丘のなかま」などのシリーズを発表されています。

今回は1970年から近年の作品の軌跡をたどりながら、シリーズ別作品の原画や刷り見本、スケッチや試作本などの展示もありました。

掲げられた原画の下には、絵本が置かれ、自由に比較閲覧できるようになっていました。
絵の細かな描写は、印刷でも十分圧倒されますが、原画をみるということは、線や筆運びまでしっかり見ることができるというのが魅力ですよね。ネズミの体の線ひとつ、里山を照らす日の光り一つ、葉っぱひとつ・・・何もかもが丁寧に美しく描かれていて、一枚の絵にこめられた作者の力に感服です。

「14ひき」シリーズを読むときは、必ずカバーと表紙を広げて絵の違いを発見して楽しんでいるのですが、絵本だとどうしても折り目が邪魔になってしまいます。今回は「14ひきのやまいも」の、表紙とカバーの原画が並べられ、一枚ものとしてそれぞれの絵を比較してみると、構図全体がよく見え、野ねずみたちの位置が確認できると同時に、表情や仕草などの細部も楽しむことができました。

他にも「タンタンのぼうし」「かんがえるカエルくん」の色指定の原稿も展示されており、絵本作りの一部を垣間見ることもできましたよ。
 「いわむらかずお絵本の丘美術館」の写真や、そこで出会う生き物たちをスケッチしたものの展示もあり、作家としてだけでなく、美術館活動や自然観察者としての活動紹介を見ていると、いつか栃木まで足を運び、里山体験をして改めて絵本を読んでみたいという思いが強くなりました。

 会期は今月28日(日)まで。
あまり広くない会場ですが、子どもが絵本やパズルで遊べるコーナーもあり、心地よい空間のなか過ごせると思います。
 今回はパズルを購入。「さむいふゆ」「あさごはん」など数種類の絵柄から、「14ひきのぴくにっく」の絵をヒメ自ら選びました。
4494073245.jpg
・・・・が、ヒメはパズルが苦手(飽きっぽいというか、すぐに「やって~」と自分で考えようとしないというか。)
あんなに楽しみにしていたのに、未完成のまま今日は寝てしまいました。明日になったら、このパズルの存在すら忘れているんじゃないかと不安です。

 がたんごとんがたんごとん

2007-01-18

がたんごとんがたんごとん  安西水丸/作
がたん ごとん がたん ごとんがたん ごとん がたん ごとん
安西 水丸

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<どんな絵本?>
がたん ごとん がたん ごとん
のせたくださーい
がたん ごとん がたん ごとん


電車が「がたんごとん・・」と走ります。
「のせてくださーい」というのは、哺乳瓶、コップ、スプーン、りんご、バナナ・・・
ネコとネズミも乗って、

しゅうてんでーす みんな おりてください
がたん ごとん がたん ごとん
がたん ごとん さようなら


<初めて読んだ0才4ヶ月のヒメの反応>
ファーストブックとして読んだ中の1冊。
「がたんごとん・・」の繰り返しに、読みながら寝そうになるくらいの心地よさがありました。

<おすすめポイント>
「がたんごとん」というリズミカルな擬音の繰り返し、乗客は赤ちゃんが触れる身近なものたち。ネコやネズミの登場の意外性や、食卓にすわった子どもに終着するというおさまりのよさも楽しめる本です。
 
<現在3才6ヶ月のヒメの反応>
 3才半の今にいたるまでにこの本は何度も我が家に登場しました。とくに1才代のときは、指差しをし、電車や哺乳瓶にかかれている顔が気になっているようすでした。
 2才代では、ものの名前をはっきり言い、「がたんごとん」のリズムを声にだして楽しんでいました。「のせてくださーい」という文に対して「はーい」と答えることもありました。
 そして、現在は、ネコとネズミが電車車両の上に立って乗っているのを見て、「ここに乗りたい」といい、終着地である食卓の上に並べられた絵を見て「ミルクは誰が飲むの?」と言います。椅子は二つ。一つはよだれかけをつけた子どもがスプーンをもって座っていて、その向かいにネコがすわり、テーブルの上の哺乳瓶に手をのばしているように見えます。 ヒメいわく「この子赤ちゃんじゃないからミルク飲まないよ。だって赤ちゃんは自分でスプーン持たないでしょ。ネコもこれ(哺乳瓶)で飲まないじゃん。・・ねえ、これ誰のミルク?」と執拗に質問してきます。
 これに対してうまく答えられないわたしです。
 
<まつりかの感想>
 赤ちゃん絵本として定番ですが長く楽しめます。電車ごっこを楽しめるようになれば「のせてくださーい」「おりてください」というやりとりの面白さも感じられるでしょう。
 この電車には乗るところは3両しかないので、①哺乳瓶②コップ・スプーン③りんご・バナナで満員。ネコとネズミが手をあげて「のせてくださーい」というけれど、いったいどこに乗るのかなと思いきや、この手があったかと感心させられます。
 無事に子どもの食卓についたあと、電車は「さようなら」といいながらすすんでいきます。その余韻が、続きを期待させてくれます。
 絵本をパタンと閉じれば、裏表紙には哺乳瓶とコップ、スプーン、りんご、バナナが円の中に描かれていますが、その配置が、まるでにっこり笑ったお顔のように見えるんです。

 最近は、物語絵本を読みきかせることが多いのですが、こういう赤ちゃん絵本をたまに読むと、じっくり絵を見ながらいろんな疑問や質問を私にぶつけてきます。「でもこれ面白いね」というヒメ。たった3年半の人生だけど、この絵本のレベルが自分の成長の中でどの位置にあるのかを認識しているかのように見えました。

 オランダ絵本作家展

2007-01-16

オランダ絵本作家展~かえるくん、ミッフィーとオランダ絵本の仲間たち
オランダ絵本を代表する2大アーティスト、マックス・ベルジュイスとディック・ブルーナから、現代オランダ絵本作家まで、オランダ絵本の奥行きのある魅力を日本に伝える、初めての本格的な展覧会です。

<会場>大丸ミュージアム・東京(大丸東京店12階)
<会期>
2007年2月1日(木)~2月20日(火)会期中無休
<入場時間>午前10時→午後7時30分(8時閉場)※最終日は午後5時まで(5時30分閉場)
<入場料>一般800円(600円)、大高生600円(400円)中学生以下は無料。
詳細は、こちら(大丸ミュージアムHP)をご覧下さい。

マックス・ベルジュイスの作品約80点とブルーナの作品約40点により、子どもの絵本のみならず、グラフィックデザインの仕事にも触れ、二人それぞれの世界をご紹介するとのことです。

かえるくんはかえるくんかえるくんはかえるくん
Max Velthuijs 清水 奈緒子

セーラー出版 1997-06
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2月3日(土)と4日(日)には、ハルメン・ファン・ストラーテン氏
[産経児童出版文化賞大賞(2003年)受賞『おじいちゃん わすれないよ』著者]のサイン会も行われるそうです。
おじいちゃんわすれないよおじいちゃんわすれないよ
ベッテ ウェステラ Bette Westera Harmen Van Straaten

金の星社 2002-08
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 おかあさんになるってどんなこと

2007-01-14

おかあさんになるってどんなこと 内田麟太郎/文 中村悦子/絵
おかあさんになるってどんなことおかあさんになるってどんなこと
内田 麟太郎

PHP研究所 2004-04
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<どんな絵本?>
うさぎのミミちゃんとターくんは、それぞれのお母さんと野原にお出かけ。子ども達だけで遊んでいてもいいよといわれたミミちゃんとターくん。
ミミちゃんは、ぬいぐるみの「モコちゃん」を抱っこしながら
「わたし、きょうは このこの おかあさんになるの」
ターくんは尋ねます。
「おかあさんになるって・・・、どんなこと」

ミミちゃんは「こどもの名前を呼ぶこと」、「こどもと手をつないで歩くこと」、「心配すること」といいます。
そして、ぬいぐるみが熱を出したという設定でミミちゃんはお母さんに、ターくんはお医者さんになります。
薬を飲ませて、頭を冷やして一晩中看病しても熱がさがりません。
朝になってやっとモコちゃんのお熱はさがり、ミミちゃんは思わずモコちゃんをぎゅっと抱きしめて涙をこぼします。

「おかあさんになるってことは・・
しんぱいして おもわず ぎゅっと だきしめて おもわず なみだが でることよ」

そのとき、ふたりのお母さんがふたりを呼びました。
ふたりはかけていき、お母さんにぎゅっとだっこされました。

<初めて読んだ3才1ヶ月のヒメの反応>
お話の終わりで、ふたりのお母さんが、ミミちゃんとターくんを抱きしめる場面が好きで、「抱っこして~」と言ってきます。

<おすすめポイント>
 二匹のうさぎの子は、ごっこ遊びが楽しめる年齢の子どもにとっては共感できる姿だと思います。遊びを通して、「おかあさんになるってどんなこと」と真剣に考え、答えを導きだす様子が、自然な会話文で表されています。
 絵は、余白をたっぷりつかって描かれた淡い色調と優しいタッチで表されています。 
 読み聞かせる母親は、しみじみと「おかあさん」について考え、子どもは、自分もお母さんにいつも心配し気にかけてもらっているんだということを感じられるであろう絵本です。 
<現在3才6ヶ月のヒメの反応>
 ミミちゃんのようにヒメもぬいぐるみを赤ちゃんにみたて、抱っこしたり、オムツを換えてあげる真似をしたりと、ごっこ遊びが盛んです。絵本を読んでいる間も、お気に入りのくまのぬいぐるみで、ミミちゃんと同じ行動をとってお世話し、「心配したよ~」といいながら抱きしめています。

<まつりかの感想>
 先日もお伝えしましたが、正月早々入院したヒメ・・(みなさん温かいコメントありがとうございました。
 あの4日間、ヒメに付き添いながら、この絵本を思い出していました。ヒメの悪戯や聞き分けのなさに腹が立ち、怒ることが多い日々だけど、病気になっていつもの元気がなくなったわが子を目の前にすると、心配で眠れない。とにかく回復し目の前で元気に笑って欲しいということを願うばかりでした。
 寝言で「いやだよ~おかあさん」と叫ぶヒメ。弱気になって「抱っこ」と甘えてくるヒメ。心配して抱きしめると涙がでてきます。
そう、まさにこの本に書かれているとおり。
 ヒメを心配する気持ちは、今までに経験したことのないものでした。代われるなら代わってやりたい、何があっても絶対助けてやるんだと、これほどまでに人を思うことはありませんでした。
 
 この本は絵本講座で紹介することもあるのですが、受講してくださったかたに、「自分の中の母性に自信がなく不安だったけれど、この本を読んで難しいことではないんだと気づきました」といわれたことがあります。
 わたしも、今回のヒメの入院によって、子どもを思う気持ちとはこんなにも強いものかと自分でも驚いたくらい。そして、その時に思い出したこの絵本はこれからも自分の中で特別なものになると思います。

 作者の内田麟太郎氏は、幼い頃生みの母親をなくされ、継母に育てられました。継母の冷たい仕打ちにあう日々に、内田少年は時に家出や万引きをし、継母への復讐心や憎しみを持ち続け、19歳の春に殴って上京するわけです。ところが絵本大賞受賞の報告をしに郷里に戻ったときに、「麟ちゃん愛さなくてごめんね」と言われた一言で、わだかまりがすっと溶けて継母を許すことができたときに、この絵本が書けたそうです。
 
 子どもの頃に、お母さんに抱きしめられ愛情を注がれなかったという作者の思いを知って改めてこの本を読むと、さらに心にしみいります。子どもが幼い頃にたくさん抱きしめてあげてほしいという内田氏の強いメッセージが秘められた作品です。

 うさこちゃんのにゅういん

2007-01-08

うさこちゃんのにゅういん ディック・ブルーナ/作 石井桃子/訳4-8340-0882-7.jpg

<どんな絵本?>
うさこちゃんは、のどがいたくて入院してしまいます。
お医者さんに行ったら、
いたいところを とりますから ちょっと びょういんに はいりましょう
涙がこぼれるうさこちゃん。
おかあさんと離れるのも、注射するのもいや。
でも、安静にしていたらじきによくなりました。
看護婦さんのお人形をプレゼントしてもらってにっこり。

<初めて読んだ2才5ヶ月のヒメの反応>
「うさこちゃん」シリーズをたくさん読んでいた時期の一冊。そのなかでも、これと『うさこちゃんとうみ』が、とくにお気に入りでした。
プレゼントでもらう看護婦さんのお人形を、「かわいい。こんなの欲しい」と言っていました。

<おすすめポイント>
 登場するキャラクターは、単純で象徴的な形。無駄のない線、鮮やかなブルーナカラーの色使い、記号化された絵だからこそ、イマジネーションを働かせられます。
 必ず同じ顔、同じスタイルで登場するうさこちゃんは、シリーズとして「今回のうさこちゃんは?」という子どもの興味や期待を継続させてくれます。

<現在3才6ヶ月のヒメの反応>
 ヒメは1月1日から4日間、入院しました・・・年末から嘔吐・下痢と続く中、主人の実家への帰省で久しぶりにあう祖父母とハイテンションで遊んでいると、1日の朝から血尿が出てしまいました。
 救急に駆け込んだところ、尿検査と血液検査の結果を見た医者から、「このまま入院してください!」と。4日にならないと通常業務にならないため、精密検査ができないが、簡単な検査をした結果、「糸球体腎炎」の疑いがあるといわれたのです。つまり、溶連菌感染から腎臓に負担をかけ血尿が出たのではないかというわけ。もしその病気なら、2,3週間は入院しなければならないと。
 正月早々・・・ああっ
 こうして私もヒメと一緒に病院で寝泊りすることになったわけです。
毎回、計量カップに尿をとり尿量を記録。水分量も一日500ミリと制限され、食事も減塩メニュー。一人で歩いてはならない、とにかく安静にさせて、移動は抱っこで・・
 主人も義父母も日中ヒメのご機嫌をとり退屈させないように必死です。
 食欲はないものの、顔色もよく、元気なヒメ。二日目、三日目と尿の色も見た目正常になってきて、腎炎かも、というわりには、浮腫まないし血圧も上がらない。

 結局、4日目の朝・・医師より
「精密検査を待たずに退院で結構です。原因不明ですが、まず腎炎ではないですし、水も食事も普通にとってもらって結構です。」ですって。
 病院のパジャマを脱いで、普段着に着替えたヒメはぴょんぴょん飛び回り大声を出しながら走りまわり・・・先生も看護婦さんも苦笑い。
 何事もなくてよかったけれど、とんだ新年の幕開けでした。

・・・入院生活中に、この本をプレゼント。毎朝の採血にも、涙をこぼしながらがんばるヒメ。「早くおうちに帰りたい」とつぶやきながらも、ベッドの上で折り紙したり絵を描いたり、絵本を読んだりして安静にすごすことができました。
 うさこちゃんの不安な表情に一緒に涙ぐみがらも、「うさこちゃんは、おかあさんと離れるの。でも、○○(ヒメ)は一緒だからね。うさこちゃんもがんばってるからね」と自分に言い聞かせているようでした。

<まつりかの感想>
 私は絵本を選ぶとき、子どもの年齢や精神発達の成長を基本にしながら、季節にあったものだったり、実生活での体験とリンク(例えば、動物園に行ったときに、動物の絵本を読んでみたり)した絵本を選んだりしています。 ところが、今回ほど子どもの心に絵本が寄り添ってくれるものだと感じたことはありません。この本は、今までにも何度か読んだことがありますが、最後の
「わたし にゅういんするの きらいじゃないんだわ」
という言葉には今回はじめて共感したようです。
 この言葉には、うさこちゃんの喜びと成長がみられますが、ヒメも退院のとき、お医者さんや看護婦さんに「おめでとう」といわれ、おじいちゃんおばあちゃんにも、「よくがんばった」といわれ、快気祝いにケーキを食べてにっこり。 入院は嫌だけど、みんなにやさしくされたことが嬉しかったという、子どもらしい感想は、この絵本のうさこちゃんと同じですね。


 

 絵本講師・養成講座~第4期募集

2007-01-05

 あけましておめでとうございます。
2007年が始まりました。
みなさま、どんな新年の幕開けをお迎えになっていますか?
昨年にひきつづき、本年もどうぞよろしくおねがいいたします。

 さて、以前からこのブログ内でも時々書いているのですが、私は「絵本講師」として活動しております。これは、「絵本講師・養成講座」というのを修了することで得られる民間資格なのですが、第4期受講生の募集がはじまりましたのでご案内させていただきます。
 詳細は以下に書いておきますので、ご興味のあるかたはぜひご覧くださいね!!

(以下、NPO法人「絵本で子育て」センターHPより、抜粋した文章を掲載いたします)
 NPO法人「絵本で子育て」センター、及びほるぷフォーラムでは、2004年より「絵本講師・養成講座」をスタートさせております。
 これは、「子育てをするにあたり、いかに絵本の読み聞かせが必要かを学び、それを語り伝えることができる人材」を育成するための講座です。受講者はここで、絵本と子育てに関する知識を深め、実際に自分で絵本講座や講演を開くための実践的なノウハウを学ぶことになります。
 こうした絵本における草の根活動(幅広い意味での啓蒙活動)を、自発的に行ってみたいと考える人々が静かに増えています。これは、少子化、核家族化、メディアの発達などに伴い、社会がいびつとも言える変化を起こしているなか、現代では「子育て」という行為自体が大変むずかしくなっているためです。その一方、子育てに際して、絵本の読み聞かせが自分の助けとなり、家族をつなぎ、人格形成にも有意義であったという原体験を有する人々もまた、数多く存在しています。このような人々には、こうした知識が充分にあり、現に子育てに悩んでいる人々にそれを伝え、役立ててほしいと心から願っています。しかしながら、それを具体的に伝えるすべや、技能を持っていないのが現状です。
 昨今、ようやく育児における絵本の必要性が広く認知されつつあり、読み聞かせの活動に取り組む地域のサークルや、集まりが増えてきています。しかし、こうした現場からも、「そもそもなぜ絵本が必要とされるのか? その本来的な意義は何か?」、「絵本と子育ての関係性について、もっと体系的に学び伝えたい」という声が上がっています。
 これらの要請に応える目的で、「絵本講師・養成講座」が開講、運営されています。


 会場は、東京・大阪・福岡。
 4月(5月)から翌年2月(3月)までに6回のスクーリング(10時~17時)と5回の課題レポート提出が必要になります。
詳しくは、こちらをごらんくださいね。
 案内書(受講申し込み書)ご希望の方は120円切手同封の上、当「絵本で子育て」センター「養成講座」係りまでお申し込みください。      
               NPO法人『絵本で子育て』センター
              〒659-0067 芦屋市茶屋之町2-21-405
               TEL0797-38-7516 FAX0797-38-7939
      http://www.holpforum.com/  E-mail holp@holpforum.com
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まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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