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 ごちゃまぜカメレオン

2007-04-27

ごちゃまぜカメレオン エリック・カール/作 八木田宣子/訳
kamereonn

<どんな絵本?>
緑色の小さなカメレオンは、止まった場所によって、また気分によって体の色を変えてカモフラージュできます。
じっと座って食べ物が来るのを待ち、長いべとべとする舌をしゅーっと突き出して、捕らえます。
カメレオンは こんな ふうに くらしていました。
とこべつ おもしろい ことも ない まいにちでした。

ところが、ある日、丘の上から動物園を見て、美しい動物達に感激します。
「ぼくは なんて ちっぽけで、のろまで、よわむしなんだろう!ホッキョクグマみたいに なれたらいいなあ。そうしたら、おおきくて かっこいいのにな」
そう思ったとたん、ホッキョクグマのように大きく白くなりました。

フラミンゴのように綺麗になれたらなあきれいなピンクの翼と長い足が生えました
キツネみたいになれたらスマートだろうなあふさふさした赤いしっぽが生えました
さかなみたいになれたら泳げるのになあオレンジのひれが生えました
しかみたいになれたら速く走れるのになあ茶色の角が生えました
キリンみたいになれたら遠くのものが見られるのになあ黄色く長い首と頭、足が生えました
カメみたいになれたら安心だなあ緑の甲羅が生えました
ゾウみたいになれたら誰にも負けなず強くなれるんだけどなあ青いゾウの顔がつきました
アザラシみたいになれたら芸ができてサーカスにいけるかもなあ紫色の足が生えました
人間みたいに・・・頭に黒い帽子、手に黒い傘を持ちました

そのとき一匹のハエが・・
カメレオンはおなかがすいていたけれど、体中にいろんなものがくっついていて自分の舌が使えず、ハエを捕まえられません。
「ああ、いつもの すがたに なれたらなあ!」

すると元通りに。
「また もとの ぼくに なったぞ!ばんざい!」
・・・・・・・そしてカメレオンは ハエを つかまえました。

<初めて読んだ2才8ヶ月のヒメの反応>
ページを繰るごとに、いろんなものがくっついていくのが面白いらしく、「これがくっついて~、次はこれがくっついて~」と楽しんでいました。

<おすすめポイント>
 エリック・カールが、コラージュでなくクレヨンで描いた珍しい作品
 荒々しく大胆な線と、計算された色使い。そして、次々と体にくっついて、ごちゃまぜになっていくカメレオンの姿形のユニークさに、ページをめくる期待が高まります。ですから、低年齢から楽しめる本だと思います。
 カメレオンが、動物になりたいと願う場面からは、本の左がインデックスになっており、動物が小さく描かれています。
カメレオンが元の姿に戻るラストの場面では、インデックスと色使いの意味に納得し、さすがエリックカールと、感心させられます。
原題は『THE MIXED-UP CHAMELEON』

<現在3才9ヶ月のヒメの反応>
カメレオンの生態に関心があるようで、体の色を変えられるというと、「じゃあ、この壁にとまったら白くなるの?」、舌をのばして獲物をとらえるということには「虫が飛んでこなかったらどうするの?」と質問してきます。

<まつりかの感想>
 表紙にはこの本がどうやって作られたのか注釈がつけられています。この本は、作者が訪ねた、アメリカやヨーロッパの国々の子ども達との体験がもとになったそうです。子ども達に好きな動物をいわせ、カールがその動物の一番特徴のある部分を描くと、また子どもが次の動物を注文し、カールがまたその動物の部分をつなぎあわせ、ごちゃまぜになればなるほど子どもたちが大喜びをする。動物園に写生に行ったカールがあるとき虹色のカメレオンを見つけ、このカメレオンがもっと他の色に変わったらどうなるのかなと考えたそうです。そして、子ども達との体験とカメレオンの観察が結びついて、この本が生まれたというのです。
 エリックカールの絵本はどれも、鮮やかな色彩と、本そのものを楽しむしかけや技法が盛り込まれています。
 と、同時に内容も非常に奥が深いと思うのです。この本でも、「もしこんなふうになれたらなあ」という思いが次々と形になっていき、ごちゃまぜになったカメレオンは、強さ・美しさ・スマートさ・足の速さや泳ぎのうまさなどなど、いろんなものを手にします。でも一匹のハエを見て、舌を使うことが出来ないため、やっぱり元に戻りたいと思います。
「またもとのぼくになったぞ!ばんざい!」という言葉に作者のメッセージを感じます。 他を羨み、自分を大きくみせようとして、本来の姿を失ってしまってはいませんか?と問われているような気がするのです。
 ラストの絵は、舌をにゅーっとのばしたカメレオンの頭上に虹がかかっています。ハエをつかまえたカメレオンをたたえるかのように。
 
 私が読んでいるのはクレヨン画ですが、コラージュをつかって改訂されたものもあるそうです。また、塗りえ絵本もあるとか・・ともにまだ見たことはないのですけど。
 
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 なかえよしを氏講演会

2007-04-26

すっかりご無沙汰しておりました。
娘の入園により、早起きしてお弁当を作って・・という生活に体がなじめず、PCを立ち上げることさえままならない日々でした。
またぼちぼち更新してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、過日(4月21日(土))に、県立神奈川近代文学館にて、絵本作家なかえよしを氏の講演会がありました。
そう、なかえよしを氏は、ねずみくんシリーズの作者です。奥様の上野紀子さんが挿絵を担当されています。

演目は、「私の本について話そう『ねずみくんのチョッキ』」
 実際は、『ねずみくんのチョッキ』について語られることは殆どありませんでした。
 なかえ氏が絵本を作るときに心がけていることは、テーマを絞ることだそうです。そのテーマとは・・ということについて話は進められました。 まず最初は、『星の王子さま』を例に挙げて。
少年の頃絵描きになる夢をもっていた「ぼく」は、いつしかその夢をあきらめ飛行士になり、砂漠に不時着したときに少年(王子)と出会います。目に見えないものを想像すること、本当に大切なものは目に見えないんだということを王子様は言います。
この本には、「一番大切なものは目に見えない」「肝心なことは目に見えない」「心で探さないと」「心でみえなくちゃ」・・・
など、文中に何度もテーマが繰り返されているというのです。

 目に見えない大切なものということについて、次に紹介されたのが金子みすず氏について。
『ほしとたんぽぽ』という、みすずさんの15編の詩に上野紀子氏が絵を描いた絵本を紹介されました。misuzu彼女の詩には、目に見えないものへのいたわりや優しさがある。例えば、海のお魚をうたったものでは、大漁を喜び浜では祭りが行われている一方で、海の中では魚の弔いがおこなわれているだろう・・・、と、海の中のことを想像し詩にしている。積もった雪をうたった詩では、上の雪は寒いだろう、下の雪は重いだろう、でも中の雪は空も地面も見えなくて寂しいだろう・・・と、中の雪を想像している。

 つまり、なかえ氏は、表面に見えるものだけでなく、目に見えないもののを想像すること、心で感じることの大切さをテーマにした絵本を作っていきたいとおっしゃっていたのだと思います。また、大人の在り方についてもおはなしされていました。子どもに示す態度について、また子どもの心を理解していこうという大人であることなど・・
 絵本の選びかたについても、子どもがキャラクターものだったり、かわいいだけの絵本を選んだら、大人が嫌な顔をするべきだと。しかし、実際はそういう絵本が売れているのが腑に落ちない・・とおっしゃっていて会場の笑いを誘っていました。
 また、本当の大人の人に出会うことの素晴らしさについても。なかえ氏がまだ若い時に出会った、シュルレアリストの瀧口修造氏の人間性に大きく影響を受けたという事でした。
 子どもの頃に、大人に言って欲しかった事は誰にもあるんじゃないか。あのときあんなふうに導いてくれれば、教えてくれればということ。
 なかえ氏が装丁し、奥様の上野紀子氏が挿絵をかいた『おとなのひとにいってほしかった24のこと』という本が紹介されました。これは、インターネット上でヨゼフ・パイオンという人のホームページ(日本語訳あり)に載っていたものを多田文子氏が訳したものです。
おとなのひとにいってほしかった24のことおとなのひとにいってほしかった24のこと
ヨゼフ パイオン Joseph Pion 多田 文子

詳伝社 2005-06
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24の項目の中で、私が共感したものをいくつか挙げますと・・
・「いま見ているものは見えているとおりではない」
・「何をしていいのか分からないといってはいけない」
・「友だちはいらない」
・「マイペースでやってはいけない」
・「自分ひとりでできることは何ひとつない」
20070426221508.jpg20070426221452.jpg
最後に、なかえよしを(中江嘉男)氏、上野紀子氏ご夫妻によるサイン会がありました。お2人の最新作『ねずみくんのきもち』は、会場であっという間に売り切れてしまい、上記の『おとなのひとにいってほしかった24のこと』にサインしていただきました。
 『ねずみくんのきもち』は、これまでのシリーズよりも版型が小さく文章も長いのですが、この講演で語られたことが凝縮されていると思いました。テーマを絞り込んだ、作者の強いメッセージが伝わる感動作です。
ねずみくんのきもちねずみくんのきもち
なかえ よしを 上野 紀子

ポプラ社 2007-03
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theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 ぼくがあかちゃんだったとき

2007-04-13

ぼくがあかちゃんだったとき 浜田桂子/作・絵
ぼくがあかちゃんだったときぼくがあかちゃんだったとき
浜田 桂子

教育画劇 2000-05
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<どんな絵本?>
今日、6才の誕生日を迎える「ぼく」。お父さんが、「ぼく」を膝に座らせて、生まれてから、どのように大きくなってきたのかを話しています。
病院の廊下で産声を聞いて「やったー!」って思ったこと。
夜中しょっちゅうおっぱいをあげなければならないから、昼間眠いお母さんに代わって、お父さんが家事をしていたこと。
初めて笑った日に感動したこと。
おしめを換えたときに、顔におしっこをかけられたこと。
歯が生えてきて、なんでも食べようとしてしまったこと。
「ぼく」が病気になったとき、心配で仕方なくて、自分が病気の方がずっといいと思ったこと。
ふらふらしながらも一人で立ち上がった日のこと。
一歩ずつ歩けるようになって、自分の行きたいところにいけるようになると、部屋のあちこちでいたずらを始めたこと。
初めて靴をはいて散歩した事。
「そして こんなに おおきくなった!きみを みると げんきが でる。きみが いると うれしい。うまれてきてくれて ありがとう。これからも よろしくな!」

<初めて読んだ3才7ヶ月のヒメの反応>
1ページ読むごとに、「わたしもそうだった?」と尋ねてくるのでなかなか読みすすめられません。「おっぱいってどんなあじがしたんだろう。」という文章を読むと、必ず「あ~おっぱいの味思い出せない!」と悔しそうに言っています。はいはいをしている絵、一人立ちした絵を見ながら、マネをしています。

<おすすめポイント>
「ぼく」が赤ちゃんだったときのことを話す父親の温かく愛情あふれる言葉に、わが子の幼い日々に重なり読み手も感動します。また、聞き手の子どもは、きっと自分も絵本の「ぼく」のように大切に育てられたんだろうという幸福な気持ちで聞けるはずです。表紙には1才の誕生日のときに撮った写真を描いた絵が、裏表紙には6才の誕生日のときの絵があり、その対比も面白いです。

<現在3才9ヶ月のヒメの反応>
アルバムを出してきて、自分の赤ちゃんの頃の写真を見たがります。「もう大人だから」「もう大きくなったから」「わたしもうおねえちゃんだから」というのが最近の口癖。
ぼくって、いろんなことできるようになったんだね。でも、まだちいさいよ。もっとおおきくなるんだよ。」という文章を読むと、「わたしももっともっと大きくなれるよ」と言っています。

<まつりかの感想>
この本と並行して読んでいたのが、
わたしがあかちゃんだったとき   キャスリーン・アンホールト/作 角野栄子/訳
ehon775.jpg

こちらは、3才の女の子が、自分が赤ちゃんだったときどんなふうだったかを聞いて、それにお母さんが答えています。絵は、左ページに現在(3才)の様子。右ページに赤ちゃんだったときの様子が描かれています。「あたし、もう あかちゃんじゃありませんよう。おおきくなったんだもん。3つになったんだもん」

 『わたしがあかちゃんだったとき』の方が、3才の女の子ということもあるのでしょうか、会話の内容や、行動がヒメと重なることが多いのです。「赤ちゃんのときどうだった?」としきりに聞きたがる様子などはそっくりです。
 『ぼくがあかちゃんだったとき』の方は、6才になる男の子、つまり大人の真剣な話をちゃんと聞ける年齢という設定のためか、ただ赤ちゃんだったときのことを回想し懐かしむだけでなく、子どもに寄せる愛情を父親が息子にしっかりと伝えているという点で、物語に重みが感じられます。「これからもっと大きくなるんだ」という、「ぼく」の言葉に感動します。父親の話から、自分の赤ちゃんの頃を知り、いかに大切に育てられたかを知り、大きくなることの喜びを感じている言葉に生命力を感じるから。登場する男の子は6才ですが、自分が赤ちゃんだった頃を知りたがる3~4才から、上は小学高学年位まで十分楽しめる本だと思います。

 ラチとらいおん

2007-04-10

ラチとらいおん マレーク・ベロニカ/文 とくながやすもと/訳
ラチとらいおんラチとらいおん
マレーク・ベロニカ とくなが やすもと

福音館書店 1965-07
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<どんな絵本?> 
ラチは、せかいじゅうで いちばん よわむしでした。
ラチは、ひこうしに なりたいと おもっていました。
でも、よわむしの ひこうしなんて いるでしょうか。

犬も怖い、暗い部屋も怖くて入れない、友達さえ怖くて一緒に遊べないから仲間はずれにされて、いつも泣いてばかり。
ラチには一番すきなライオンの絵がありました。
「ぼくに、こんな らいおんがいたら、なんにも こわくないんだけどなあ」
ある朝起きると、ベッドのそばに、小さな赤いライオンがいました。ラチが、ちいさくて役に立たないと大笑いすると、怒ったライオンは力のあるところを色々と見せ付けます。
そして、ラチを強くしてやるために、一緒に毎日体操をします。
ラチはいつもポケットにライオンをいれていると、怖くてできなかったこともできるようになります。
「こわくなんかないぞ。ぼくには、らいおんが ついているんだから」
ある日、大きい子にボールを取られて困っている友達に、一人でボールを取り返してあげることもできました。
ラチはライオンにお礼をいおうと思ってポケットに手をつっこむと、りんごが入っていました。ライオンがいなくても強くなったラチ。
ライオンは、ラチに「もうぼくがいなくてもだいじょうぶ」と、置手紙を残して去っていってしまいました。
らいおんは、ラチを じまんに おもっていることでしょう。
ラチは もう、なにも こわがりません。
だから ラチは、きっと ひこうしに なれるでしょう。


<初めて読んだ2才5ヶ月のヒメの反応> 
強くなる為にはまず体操をするんだ、というのを面白がっていました。見開きに書かれた、ライオンの体操シーンを見ながら「いち、に、さん・・これはこうやって~」と一つずつポーズをとって喜んでいました。
ヒメを初めて他人に預けようとしたものの、嘔吐するほどに大泣きして保育士さんからギブアップされ託児を断られたのもこの頃。「一緒に体操して強くなろうか」と、弱虫を克服させたくて読みはじめると、本人はそんな私の意図を知ってかしらずか、ライオンの動き以外にはあまり楽しんでいませんでした。

<おすすめポイント>赤・黄・緑の3色のみのシンプルな色づかいと、軽いタッチの線画が、余白たっぷりの中に描かれ1965年に初版でありながら非常に洗練されたデザイン。愛嬌のある全く威厳のないライオンが、世界一弱虫のラチを強くしていく面白さと、ラチがライオンに勇気をもらって次第に克服していく展開、そしてライオンとの突然の別れなど、ストーリーに無駄がなく且つ深く感動できます。

<現在3才9ヶ月のヒメの反応> 
 相変わらず、ライオンの体操シーンを真似して大喜び。ライオンの置手紙に涙ぐみます。とくに「ぼくをいつまでもわすれないでくれたまえ。ぼくもきみのことはわすれないよ。」というところを復唱するほど気に入っています。

<まつりかの感想>
 昨年『いっしょにつくろう』(高田千鶴子・製作)という本を見てライオンを作りました(過去の記事はこちらです)
 20070411022743.jpg以来、ヒメが緊張するであろう場に出かけるときは、「今日、らいおん持って行く」と、かばんにいれたりポケットにいれたりして一緒にお出かけ。「らいおんがいるから大丈夫」というのを合言葉にしながらも、結局泣いてしまうことも多かったのですが・・20070411013406.jpg
そして・・・ヒメは9日(月)に幼稚園に入園しました。今日、入園二日目は早速1時間半ほどの保育がありました。かばんのポケットにらいおんをそっと忍ばせて登園。「らいおんが見守ってくれるから大丈夫」といいながら。離れるときはやっぱり泣いてしまいましたが、迎えにいくと「あ~なんか幼稚園楽しいなあ」と言っている。1クラス40人という大所帯。いきなり大集団の中での生活が始まりました。これから高校・大学まで、毎日決まった場所、決まった時間にでかけ、集団の中で遊び、学ぶという生活をしていくことになるのかと思うと、入園式という日は人生最初の巣立ちの日。朝起きると「ねえ、今日どこ行くの?何する?」と言っていた日はもう戻らないんですね。
 ラチは、強くなったからきっと飛行士になれるでしょうという結末がとても清清しいメッセージを伝えてくれています。ヒメも自分の夢を叶える為に、これからいろんなことを克服していかねばなりません。「ヒメが強くなったから、もうライオンはいなくなったんだね」と、マスコットライオンをそっと取りはずす時を見計らって、ヒメの成長をじっくり見守っていこうと思います。

 マレーク・ベロニカさん来日記念サイン会

2007-04-08

『ラチとらいおん』『ボリボン』などの著者、マレーク・ベロニカ氏の来日記念サイン会が、4月7日(土)丸の内OAZO内の丸善丸の内本店で行われました。
 20061030014051.jpg
『ラチとらいおん』は、ヒメの愛読書。弱虫で泣き虫のヒメのためにらいおんマスコットを作り(製作当時の記事はこちらをご覧下さい)、幼稚園のならし保育の間はずっと通園バッグにつけて行っていましたし。
『ボリボン』『もしゃもしゃちゃん』も大好きなので、マレーク・ベロニカさんに会えるとあって、親子共々この日を楽しみに待っていました。
 いよいよ順番が来て、ヒメが緊張気味に「Hello! My name is ○○」と言うと、ベロニカさんは驚きの表情。実は・・ヒメの名前は、『もしゃもしゃちゃん』の主人公と同じなんです。「よくぞ、その名前をつけてくださいました。会えて嬉しいです」と言われちゃいました。(通訳の方がいらしたので)。
もしゃもしゃちゃんもしゃもしゃちゃん
ベロニカ マレーク Veronika Mar´ek みや こうせい

福音館書店 2005-02
売り上げランキング : 77422

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しかし、この「もしゃもしゃちゃん」って、原題は『A Csunya Kislsny(The Ugly Girl)』つまり、「みにくい女の子」。ヒメは、同名であることを喜びながらも、自分はもしゃもしゃじゃない!と言っていますけどね

 また、ヒメがしっかり握っていた赤いらいおんを見つけたマレークさんは、粗雑な作りのらいおんを手にとってみながら「かわいいわ。ありがとう」と喜んでくださいました。
私もかなり興奮し、緊張していて思っていたことを十分に伝えられず、しかも、夢中で写真をとっていたら握手をしてもらうことを忘れてしまって20070408001022.jpg20070408001038.jpg20070408001003.jpg






そのかわりヒメはしっかり握手をしてもらいました。
「マレーク・ベロニカさん、すごい優しいおばちゃんだった」と嬉しそうに語るヒメ。実際、一人一人と握手をし、笑顔で会話を交わしながらサインをして下さった姿に感激しました。同じ時間と空間をともにした思い出は絵本を開くたびに蘇ってきて、今まで以上に思いを込めて読むことができそうです。
 私が読んだ事のあるものは、マレークさんの初期の作品ばかり。最近のブルンミとアンニパンニシリーズや、キップコップシリーズは未読なので、ぜひ読んでみたいと思っているところです。
ブルンミとアンニパンニブルンミとアンニパンニ
Mar´ek Veronika 羽仁 協子 マレーク ベロニカ

風濤社 2003-11
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くさのなかのキップコップくさのなかのキップコップ
Mar´ek Veronika 羽仁 協子 マレーク ベロニカ

風濤社 2005-04
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 おなら

2007-04-06

おなら  長新太/作
おならおなら
長 新太

福音館書店 1983-01
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<どんな絵本?> 
表紙はぞうのおしりのアップ。
中表紙のは、ぶおおーんという文字が大きく書かれ、衝撃的なはじまり。

おならがどうして出るのか。
体の中でどうやって作られるのか。
1日どのくらいのおならをするのか。
おならをがまんするとどうなるのか。
おならには臭いものと臭くないものがある。
身を守る為に臭い液を出す動物もいる。
・・・などなど、おならについて楽しく科学的にかかれた絵本

<初めて読んだ2才6ヶ月のヒメの反応> 
おならが出ると「あっ。おならでた。聞こえた?」と嬉しそうに大きな声で教えてくれるヒメ。水の中でおならをするとあぶくが出ることをこの本で知り、湯船でおならをしたがっていました
最後の見返しには、おならの音を文字でびっしり書かれています。読むと爆笑しながらまねしていました。

<おすすめポイント> 「かがくのとも傑作集」の1冊。長新太氏の、ナンセンスな表現により、堅苦しさは全くなく楽しく知識を得られる。文章は、おならの仕組みを淡々と述べたものなのだが、登場人物や動物のユーモラスな絵のおかげで、立ち止まり、じっくり絵を見て納得し、笑い、楽しめる本。

<現在3才9ヶ月のヒメの反応> 
 以前はあまり理解できなかった、おならが体の中でどうやって作られるのかということや、1日のおならの量についてもわかるようになりました。
 ゾウ、ライオン、カバ、スカンクのおならを嗅いで、絵本の通りかどうか実証したいので、動物園に連れて行って欲しいと言います
 
<まつりかの感想>
 3才後半になって、おしっこ、うんち、おちんちん、おっぱい、おなら・・・この手の言葉に益々喜ぶようになりました。お友達の中には、挨拶代わりに「おちんちん」という子もいたりして、それを聞いては爆笑している3歳児たち。「やめなさい!」という大人の反応がさらに彼らを助長させるようです。
 
 実はここ1カ月、ヒメが1日に数回「背中がいたい」という事があり、「おなかもいたいよ」「あたまも痛くなってきた」と、うずくまることがありました。その症状は一分程度でおさまり、あとはケロっとしているのでしばらく放って置いたのですが、今年の正月早々血尿が出て、緊急入院し、その後原因不明のまま退院していることを思い出し、「もしや、腎臓?」と、心配になったため検査を受けに総合病院の小児科へ行きました。
 エックス線、採血、超音波と検査するものの異常なし。腎臓に所見は見られないとの結果。
「でもね、先生、毎日痛がっているんですよ~。なんかおなかが押されるように痛いっていうし、頭もガンガンするって言うんです。」という私に、
「じゃあ、脳波でも取ります?たぶんなにもないとおもうけど。しばらく様子をみてみたら」という医師。
「しばらくって、痛がっているのに原因がわからないのは嫌です」
こんなやり取りをしていても埒が明かないと思って、いつものかかりつけの小児科に相談に行くと・・ヒメのおなかを押さえながら、
「おなかがパンパンですね。宿便溜まってますよ。浣腸しましょう」だって。でもヒメは、ほぼ毎日排便しているし・・なんて思っていたのに、これでもか!ってほどの大量の便塊が出てきたのです。
あれから4日がすぎ・・以来一度も腹痛も腰痛も頭痛も訴えません。

なぜ総合病院の小児科医師は便を疑わなかったのか・・。そういえば超音波検査のときも検査技師が「ガスでもやっていてうまく撮れない」といっていたし、X線技師も写真をみて「消化器官に大量のガス」とコメントしていた。浣腸ひとつで治るなんて・・
「背中が痛い」と言ってたのがよくわかりませんが、なにはともあれ、背中もおなかも頭も痛がらなくなったのでひとまず安心かな。

長くなりましたが・・・この絵本をひさびさにひっぱり出して読んだのは、このことがあったから。
おならを がまんしすぎると
おなかが いたくなったり めまいがしたり
あたまが いたくなったりすることがある。
むりに がまんしないで おならは どんどんだそう。

はい、ちゃんと書いてあるんですね。かがくの本の意義を実感しているところです。
排便があるからといって油断していてはいけませんね。
そう、おならはどんどんだそう!

さようおなら
(『おなら』の絵本は、このダジャレで締めくくられています)





 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展

2007-04-05

またまた大好きなミッフィー展が開催されるとのこと。
GW期間中ですから、相当混むだろうなあ~~
でも、近所ですからなんとしても行くつもりです。

ミッフィーのたのしいお花畑
ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展

(詳しくは、玉川高島屋HPをごらんください)

<会期> 2007年4月25日(水)~5月6日(日)
<時間> 10:00~21:00(最終日は18:00まで)
<入場料>一般・大学生・高中生600円、小学生300円、幼稚園以下は無料 高島屋S・Cカード会員は同伴者を含む2名まで無料

ディック・ブルーナ氏の80歳の節目にあたる今年、絵本の中で描く花や植物にスポットをあてた展覧会が開催されます。
日本未刊行の「はなのほん」(1975年刊行)の原画も展示。
会場内を春の生花で埋め尽くして、ブルーナの描く世界を再現するとのことです。

ミッフィーと握手できるイベントもあるそうです。
こちらの日程は・・・4月25日(水)、28日(土)、29日(日)、5月3日(木)、5日(土)の、各日11時/13時/15時
※開催30分前より海上エントランスにて各回先着30名様に整理券を配布

ヒメはミッフィーが大好き。
以前横浜で開かれた、ミッフィー展で、ミッフィーと記念撮影のイベントに行けなかったのをいまでも覚えていて、今回は絶対にホンモノ()に会うんだと本人は大張り切り。
問題は・・行列に並ぶのが苦手な私が、整理券受け取りの為に行けるのかしら?

 おおきいトンとちいさいポン

2007-04-01

おおきいトンとちいさいポン   いわむらかずお/作
おおきいトン

<どんな絵本?> 
おおきいトンとちいさいポンは、ふたりで野原を散歩しながら、くらべっこしています。

おおきいのは いいなあ。
ちいさいのは いいなあ。

おおきいほうが いいに きまってる。
ちいさいほうが いいに きまってる。・・・・・


散歩しながら、大きいこと、小さいことのメリット・デメリットを体験しながら、お互いに一歩も譲らず・・
すると、風が吹いてきて、2人の帽子が飛ばされてしまいます。
トン(大きいほう)の帽子は細長いドラム缶の中に入ってしまいます。小さいポンが潜って取ってあげます。
ポンの帽子は、高く積まれた干草のてっぺんに。大きいトンが、ポンをもちあげてようやく取ることができました。

ちいさいのも いいね。
おおきいのも いいね。


<初めて読んだ2才7ヶ月のヒメの反応> 
「大きい」「小さい」という対照のことばをたくさん覚えてきたころ。(「高い」「低い」や、「暑い」「寒い」など)。日常では、こっちが大きい、こっちが小さいと比較するだけだったけれど、この絵本で、おおきいのがいい、ちいさいのがいい、という比較をすることを楽しく感じられたようでした。

<おすすめポイント> 
でこぼこコンビの仲良しのお友達の会話のやりとりが面白いです。大きさの違いを認識できる頃の子どもにおすすめ。すべての文章が、トンとポンの会話でなりたち、無駄な説明は一切ない代わりに、絵が十分に物語っています。
トンとポンの背景に飛ぶトンボが、物語の展開に沿っていて2人の関係性をさり気なく表しています。

<現在3才8ヶ月のヒメの反応> 
各場面で、なぜトンは大きいほうがいいといっているのか、ポンはなぜ小さいほうがいいと言っているのかについて、以前は理解できていなかった部分も、今ではそれらの理由を説明できるようになりました。
ラストシーンでお互いを認めるセリフがお気に入りです。

<まつりかの感想>
 自分のほうが大きくていいんだ、小さくてもいいんだ、と両者譲らないところが子どもならではの自尊心の表現は、やがて、大きいからこそできることもあるけれど反対にできないこともあり、小さいからこそできることもあれば、できないこともあるということに気づいたときから、どちらかが出来ないときは、助けてあげることや、お互いを認め合う事という、他者を思う気持ちの表現に変わっていきます。
 つまり、「おおきいのいいな。ちいさいのいいな。」という、主体文から、「おおきいのいいね。ちいさいのいいね。」となっています。
 大きい、小さいを覚える2才頃から楽しめると思いますが、お友達としっかり関わって遊ぶようになる頃にもおすすめです。自分と他者の違いに気づき、自分と他者ともに社会的存在として自覚できることが、短い本の中に凝縮されていると思います。

 昨年12月から今年1月まで、東京吉祥寺で行われていた、「いわむらかずお絵本展」(過去の記事をごらんください)でも、この作品の原画が一枚だけ展示されていました。14ひきシリーズが大きな紙に描かれていたのに対し、この本は、製本の大きさとほぼ同じだったと思います。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
img18701.gif

・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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