でんしゃにのって とよたかずひこ/作・絵
<どんな絵本?> うららちゃんは おばあちゃんの ところへ ひとりで でかけます。 ・・・・・・ おりるえきは 『ここだ』えきです。 ガタゴトー ガタゴトー ガタゴトー ガタゴトー 「つぎは わにだー わにだー」・・・・・「つぎは くまだー くまだー」・・・・「つぎは ぞうだー ぞうだー」・・・・ 乗客が次々と乗ってきて、電車は次第に混んできます。 みんなうとうと居眠り。うららちゃんは、「ここだ」で、ちゃんと降りておばあちゃんに会うことができるのでしょうか? <初めて読んだ2才3ヶ月のヒメの反応> 「ガタゴトー ガタゴトー」や、「つぎは、○○だー ○○だー」のリズムを面白がっていました。 「わにだ」駅では、ワニが、「くまだ」駅からはクマが乗ってくるという洒落には、まったく気づいていません。 うららちゃんが、居眠りしていて切符を落としてしまう場面では「あっ!落ちたよ」と必死で指差ししています。 <おすすめポイント> 駅名から、次の乗客が予想されるという洒落が面白い。満席になったときに次の乗客がどうするのか、また、うららちゃんが無事に目的駅で降りられるのかという、ハラハラしながら展開を見守るという感情の動きを楽しめます。 リズミカルな言葉が繰り返され、登場人物のユニークな表情と、ゆるりとした時間の流れを感じることができる絵本。 中表紙のタイトルのページから始まり、裏表紙までしっかり楽しませてくれます。 <現在4才10ヶ月のヒメの反応> ひとりで読みたがります。内容はすっかり暗記しているので、平仮名を一つ一つ追いながらも、私の口調そのままに読んでいます。 「おばけだ」駅に立つ、おばけを気味悪がって手で蔽い隠しています。(昔は平気だったんですが) <まつりかの感想> 声に出して読んでいて、とても穏やかな気持ちになれるこの本。 子どもウケのいい本であることも間違いないでしょう。 ウイットがきいていることや、ユニークな表情の絵や、言葉の響きが魅力というのももちろんですが、見知らぬ乗客同士の車内での思いやりのある行動に温かさを感じたり、少女が電車を降りる時に、落とした切符を忘れて出て行きそうになるという、ほんの一瞬のドキドキ感が、一連の物語の流れにピリリと刺激を感じたりというのも、幼い子供にとって「調度いい加減」なのだと思います。 うららちゃんシリーズは3部作になっていて、他には『ボートにのって』と『さんりんしゃにのって』があります。(『さんりんしゃにのって』の過去ログもご覧ください コチラです)3作品とも、2歳ころから楽しめると思いますが、『でんしゃにのって』は、洒落を分かってこそ本当の意味で楽しめるのではないかという点で、言葉の理解が深まる3歳前後からがおすすめだと思います。 宮城県出身の作者ですが、仙台から40分ほどのところに「小牛田(こごた)」という駅があるのだそうです。 昔から、「こごたはここだ」という洒落はよく言われているそうで、それがもとでこのお話ができたのだそうです。そして、この地を通る沿線には、小牛田(こごた)」以外にも、東北訛りの車掌さんが言うと面白くなる駅名がたくさんあるそうで・・ そんなエピソードのほかに、絵本や紙芝居の製作過程のお話など、愛情溢れる語り口調の、とよたかずひこ氏は、今回も「絵本講師・養成講座」(東京会場は5月17日(土)開講で、とよた氏は第2回目の7月19日(土))でご講演くださることになっています。 駆け込み応募も大歓迎です! ![]() どうぞ、まだ迷っておられる方も、ぜひお問い合わせください。 NPO法人『絵本で子育て』センター 〒659-0067 芦屋市茶屋之町2-21-405 TEL0797-38-7516 FAX0797-38-7939 http://www.holpforum.com/ holp@holpforum.com ![]() |
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