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 かさ

2008-06-24

かさ    太田大八/作・絵

811275.jpg

<どんな絵本?>
文字なしの絵本

雨が降る中、赤い傘をさした女の子が、大きな黒い傘をもって歩いています。
公園の前を通り、お友達とすれ違い、線路の橋を越え、ケーキ屋さんやおもちゃ屋さんの前で少し立ち止まり、歩道橋を越え、大きな交差点をわたると・・・駅に着きました。
駅で待っていたお父さんに傘を渡して、家路に向かいます。

<初めて読んだ2才4ヶ月のヒメの反応>
 私が表紙に一目ぼれして手にした絵本。絵を見て指差しながらお話をしてやると、「近所の男の子?」とか、「お父さんに会えるかな?」「お母さんおるすばん?」と聞いてきます。
 
<おすすめポイント>
絵は、墨一色に、女の子の傘の赤色だけが映えています。
文字は全くないのですが、駅にお父さんのお迎えに行く少女の心情が伝わってきます。
黙ってページをめくり、子どもに想像させるもよし、自由に物語を紡ぐもよし。

<現在4才11ヶ月のヒメの反応>
一人で本を眺めながら、なにやらぶつぶつ・・(以下、ヒメのつくったお話です
「お母さんがお出かけてしていていないから、わたしがお父さんをお迎えに行こうっと」
「あっ、かもさん、雨に濡れるよ」
「あっ、お友達だ、バイバーイ」
「あっ、電車が通っている」
「これ食べたいなあ」「このお人形気持ち悪いなあ、あまりかわいくないなあ」
「あ~、疲れた。遠いなあ。お父さんいるかなあ」
「はい、お父さん傘持ってきたよ。嬉しい?」
「いっぱいドーナツ買ってくれるの。でももうすぐご飯だから明日の朝ごはんにしよう」


まあ、内容的にはだいたいこんな感じのお話を語っていました。
注目すべきポイントは・・
お父さんを迎えに行くのは、お母さんに、頼まれたのではなく、お母さんが留守だから自分の意志で迎えに行こうと決めた
ご褒美に買ってもらったドーナツを、その日食べるのではなく、明日の朝ご飯にまわす

4歳11か月の記録として、大切にしておきたいものです

<まつりかの感想>
 彩色で画面いっぱいに描かれている絵とちがい、モノクロをベースに、唯一の赤というシンプルさが、目線を少女に集中させ、心の動きが手に取るように伝わってきます。
 雨の中、一人で人通りの多い街中通り、駅に向かっているというのに、この少女に不安さは一切みられません。それどころか、池を泳ぐかもを眺めたり、陸橋の上から電車を眺めたり、お店のショーウインドウで立ち止まったりと、余裕が感じられます。
 私が「この子、ひとりでお迎えに行くなんてすごいね」とヒメに言うと、「そうだね」と返答。
 こういうお話を読むと「この子、ひとりで怖くないのかな。」とか、「なんでお母さんがいないのかな」とか、ひとりっきりでなにかする登場人物の背景を気にして質問してくるのが常なのですが、この絵本の少女にそういう描写が感じられないからでしょうか、それとも、少し成長して冒険心が出てきたのでしょうか、「一人で出かけている」ということになんの引っかかりもなく読んでいました。
 お父さんに傘を渡すんだという使命感、会えるかな、ちゃんと渡したらほめてもらえるかな、そうしたら帰りにドーナツをおねだりしようかな、なんて思っているのでしょうか、そしてちゃっかり買ってもらったあとはお父さんの傘に一緒に入り、女の子はしっかりと箱を持って・・お父さんとどんなお話をしながら歩いているのでしょう?
 ヒメがもう少し大きく、一人で出かけられるようになった頃には、この絵をみながらどんな物語を創作してくれるか楽しみです。

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 おっぱいのひみつ

2008-06-16

おっぱいのひみつ   柳生弦一郎/作  
おっぱいのひみつ (かがくのとも傑作集)おっぱいのひみつ (かがくのとも傑作集)
柳生 弦一郎

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<どんな絵本?>
なんで、おんなのひとのおっぱいはおおきいの?
あかちゃんに おちちを あげるため!!


赤ちゃんがいない人でもおっぱいが大きいのはどうして?
お乳はどんなふうにできるのか?
どうすると、お母さんのおっぱいからお乳が出てくるのか?

赤ちゃんだったときは、おっぱいを飲んでいたけど、それがどんな味だったのかもよく覚えていない。
でも、ぼくたちのおかあさんは ぼくたちがあかちゃんだった ときのことを よーく おぼえています。
きみは どんな あかちゃんだったのかな?
おかあさんに きいてみよう!


<初めて読んだ3才7ヶ月のヒメの反応>
一昨年のお正月に、ヒメが入院をした病院のプレイルームで読んだのがはじめて。中表紙にかかれた「あっ!!おとこのひとがブラジャーをしてる!」に大笑い。
安静に、興奮させないようにと先生からも厳重に言われていたので、この本を読んでゲラゲラ笑っているのはいいものか?と、不安になっていたのを思い出します。

<おすすめポイント>
 科学絵本を数多く世に出している柳生氏。太い線、2,3色しか使わずに描く独特のイラスト。
冒頭の強烈なインパクト、子どもがいだくであろう素朴な疑問にこたえるという形で話は進んでいき、最後は親子の会話を提供する内容。
 おっぱいのしくみを説明するだけの本にとどまらず、ユニークな絵と、砕けた表現が、科学のハードルを低くし、楽しみながら知識を得られる本。

<現在4才11ヶ月のヒメの反応>
「かがくのとも」のシリーズが大好き。「はなのあなのはなし」「おへそのひみつ」「かさぶたくん」を読んでいるけれど、「おっぱいのひみつ」は、ほかのそれとは反応が異なります。やはり、おっぱい=恥ずかしいものという認識があるようで・・・
「おかあさんのおっぱいは まるくて やわらかくて あったかくて いいにおいがするんです。」のフレーズでは、「本当にいいにおいがするか匂わせて~」と爆笑しながら言っています。

<まつりかの感想>
 おっぱい、うんち、おしっこ・・などの言葉をつかって替え歌にしてみたり、やたらにこれらの言葉を発して喜んでいます。周りのお友達もその傾向があるようで・・・まあそんな時期なんでしょうね。
 幼稚園で内科検診が行われた時に、みんなでパンツだけになって順番を待っていたという話を、「あのとき、恥ずかしかったよね~。おっぱい隠してたんだよね~」と、お友達とテンションで話していました。
 おっぱいは隠すもの人に見せるものではない、というのはわかっているんでしょうが、どうして隠さなければいけないのか?ということを、この本でわかってきたんじゃないかと思います。
 おっぱいは、「赤ちゃんに、おちちをあげるため」であり、そのおちちを飲んで自分が大きくなって、赤ちゃんが抱っこされながらおっぱいを触ったり、なめたり、くわえたりするのは、赤ちゃんにとって、とても大事なことなんだと。 
 
 お母さんのお乳を飲まないで育ったという人のために、巻末には「おかあさんによんでもらうページ」として、おっぱいが出ない人もいる、それはちっともおかしくはないんだといこと、お乳を飲んでいなくてもそんなに素敵な子どもに育ったのだから、残念がったりする必要はないということなどが書かれています。

 この本には、ヒメの「なぜ?どうして?」を刺激する言葉がたくさんあるようで、しょっちゅう「これはどうしてなの?」と立ち止まります。それだけ、ヒメの今の興味にマッチしているのかもしれません。
自分の体への興味と、自分が赤ちゃんだった時のことを聞きたいということで、これが単なる「おっぱいの仕組み」について語られたものであれば、ここまで楽しんで読むこともないのだと思います。 
きみは どんな あかちゃんだったのかな?おかあさんに きいてみよう! 

 むしたちのうんどうかい

2008-06-09

むしたちのうんどうかい  得田之久/文  久住卓也/絵
むしたちのうんどうかい (絵本・こどものひろば)むしたちのうんどうかい (絵本・こどものひろば)
得田 之久

童心社 2001-10
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<どんな絵本?>
はやしのなかの ひろばで、 むしたちの うんどうかいが はじまります。
まずは にゅうじょうこうしんです。

トノサマバッタの園長先生から開会式の言葉があると、紅組、白組にわかれての応援合戦。
ガチャガチャギッチョンコロコロリーン
ツクツクカナカナジーミンミーン

はしりっこ競争、飛びっこ競争、玉入れ、綱引き・・種目も様々です。
そして、楽しい運動会は、終わり、空にはホタルの花火があがりました。

<初めて読んだ4才3ヶ月のヒメの反応>
最初からとてもお気に入りになった本。ミイデラゴミムシのおならの合図で、すべての競技が始まることに大ウケしていました。聞いたこともない虫の名前が出ると、どれがどの虫なのか知りたくて、じっと立ち止まるので、なかなか読み進められません。

<おすすめポイント>
日本昆虫学会の会員でもあられる得田氏による、昆虫たちの生態に基づいた楽しいお話。鳴く虫、飛ぶ虫、力の強い虫、舞う虫・・・・運動会では、みなそれぞれの得意分野に登場。
その様子を、ユーモラスに描いた絵はとても愉快で、文章に出てくる虫を絵で確認することで、虫への興味が広がるはずです。
他にもシリーズで『むしたちのおんがくかい』『むしたちのえんそく』『むしたちのおまつり』があります。

<現在4才11ヶ月のヒメの反応>
 自分も運動会を体験したばかりだったので、これまでよりも一つ一つの場面に深く興味をもって読んでいるようです。オオムラサキは蝶だけど、花の蜜ではなく、樹液をすうことや、カマキリがバッタを食べるってことも初めて知ったようです。

<まつりかの感想>
 6月1日(日)に、ヒメの通う幼稚園では運動会が行われました。うちの幼稚園、合理的というかなんというか・・学年ごとに時間が分けられ、完全入れ替え制で約1時間で6種目。子供は大変かもしれないけれど、まあ親としては大変ありがたい。なぜって、他の学年がいないぶん、子どもの姿を探しやすいし、一時間集中できるし、お弁当も作らなくていいし、小さい赤ちゃん連れの保護者にとっても短時間ですむわけで。(小学校と日にちが重なっている人はとっても大変そうでしたけど)

 うちの園は、毎年この時期に行われます。去年は入園してわずか2か月だったので、みんなで整列するのがやっと、という状態ながらも、体操して演技して・・の姿がとても可愛いかったんです。
 しかし、今年は違います。かけっこだってちゃんとあったし。中には、「なぜ走るの?」って感じの子もいたけれど、ヒメはスタートラインに立つ表情からしてやる気満々。結果、ぶっちぎりの一等賞
 一緒に走った女の子たちの中には、お母さんに手を振りながら走っている子もいて、一方のヒメの真剣さを見たママ友たちからは「気合入ってたね」なんていわれて、かなり恥ずかしかったのでございます。

 その数日後のある日、幼稚園バスを降りるなり、おもむろに
「オリンピックは、8月8日の8時に始まるの知ってる?」、
「ジンジンがかわいいんだよ。でもベイベイもかわいいなあ。お母さんどっちが好き?」と、なことを言い始めました。なんでも園で、オリンピックの話を聞いたらしく、ジンジンとかベイベイというのは、北京5輪の公式マスコットの名前。
080609_131531.jpg 「お母さん、うちにもあるでしょ。見せて。名前教えてあげるから」
・・・そう、うちには北京オリンピックグッズがいろいろあるのです。先月、主人の友人の中国人夫婦がうちに遊びにきてくれたときにいただいたお土産・・すべて五輪グッズ。(メダル・箸・携帯ストラップ・ネックレス・玄関飾りの計5品。愛国心の強さがうかがえますでしょ)

 この人形たちは、魚、パンダ、チベットカモシカ、ツバメ、オリンピックの聖火をモチーフにしていて、それぞれ「ペイペイ」、「ジンジン」、「フアンフアン」、「インイン」と「ニー二ー」という名が付いています。
 つなげて読むと、「北京歓迎你」(ベイジンファンインニー)、「北京へようこそ」という意味になります。
 
 運動会と、オリンピックの話。ついにヒメは、こんなことを言いだしました。
「オリンピックってね、世界で一番を決めるんだって。だから、かけっこで世界一になりたい」
 そうだね~夢は大きく持つんだよ~
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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