あやちゃんのうまれたひ 浜田桂子/作
<どんな絵本?> 「ねえ、ママ、もうじき あやちゃんの たんじょうびだよ」 「あ、ほんとうだ。あやちゃんも 6さいに なるわね」 「うまれたときね、ちっちゃかった?」 「そうよ、とっても。ママのおなかのなかに はいっていたんだもの」 「ね、ママ、かわいかった?」 「うん、とってもね。あやちゃんが うまれたときの おはなししてあげようか」 「うん、して、して」 ママが当時を振り返りながら、出産当日の話をしているという内容です。 <初めて読んだ4才5ヶ月のヒメの反応> 自分は夏生まれなので、主人公のあやちゃんが12月に雪の降る日に生まれているという設定を見て、「お母さん、雪が降ってなくてよかったね。7月でよかったでしょ」と。いざ出産へ準備をする大変さを、絵本から感じたのでしょうか。 <おすすめポイント> 赤ちゃんの誕生を待ちわびる家族の想いと、誕生の喜びが、娘に、やさしく語りかける口調で書かれています。絵は大きく描かれ、登場人物の表情が幸せいっぱいに描かれています。 子育てをしていく上で、よくある日常の場面を設定に書かれているので、身近に感じられより強い感動を覚えると思います。 これを読むことで、子どもは、自分の誕生の話を聞いてくること間違いなし! 母として初心にかえれるばかりでなく、聞いている子どもは、きっと自分も「あやちゃん」のように、みんなに大切に思われて生まれてきたのだろうと幸せに満ちると思います。 <現在5才0ヶ月のヒメの反応> 何度も何度も「読んで〜読んで〜」といい、それが終わると今度は「ヒメのうまれたひ」のお話をしてほしいとせがみます。しかも、絵本を見せながら少しセリフをヒメ仕様に変えてお話してほしいといわれます。 保育器にいる赤ちゃんに、『1978年12月15日 午前6時43分 女 3150g』と記しているのを見て、自分のことも同じように紙に書いてほしいといいます。 <まつりかの感想> ヒメは7月6日に、5才になりました ![]() 幼稚園に行くようになってからというもの、ヒメと一緒に過ごす時間は短くなり、あっという間に月日が経っていくように感じます。 同時に、ヒメがどれくらい小さくてどんなふうに成長していったかなどの記憶も。、どんどん薄れている今日この頃。 この絵本では、ママの出産予定日は12月2日になっていて、カレンダーにはこの日にリボンの絵がかかれています。しかし、あやちゃんは15日に産まれてきました。 ヒメは7月26日に予定されていたのですが、3週間早く出てきて、6日になりました。 里帰りして出産を迎えた私は、夜中に破水し、しかし「尿漏れ?」などとのんきなことを考え朝までぐっすり眠り、また目ざめとともに尿漏れ感覚があったので、病院へ。 病院に着いた時点で子宮が5センチ開いているといわれ、「なんで破水しているのにすぐ来なかったのか」と言われ、「もう午後には産みますよ!陣痛がきていないなら今の間に昼食を済ませて」と、せかせかとした看護婦さんに言われるがまま、のんきに食べているうちに激痛が走り・・。 あまりの痛さに、「もう生まれます」と先生に頼んで分娩室へ。ところが、痛いのは痛いけれど生み出される感じが全くない。睡魔さえ襲ってくる・・とうとう、「あんたががんばらなくて誰ががんばるんだ」と𠮟咤され、「分娩室に早く入りすぎたね」と皮肉を言われ、ついには、先生が私のおなかの上に乗りぐいぐい押してようやく出産したのでした。 さすがに、ヒメにこんな 話をしてもしかたないので、「お父さんは、東京にいたので、あわてて飛行機に乗ったけれど、結局分娩に立ち会えなかった」という話や、私の親のあわてぶりや、みんなそわそわしながら待ちわびていたことなどをヒメに話すと、とても喜んでいます。「ちいさな ちいさな わたしの あかちゃん。みんなが あなたを まっていたのよ」産まれてくるのはたった一人でだったけれど、赤ちゃんの誕生をたくさんの人が待ちわびてくれていたということ、命はつながっていて、自分一人ではないということ、自分は家族にとって大切な存在なんだと感じることができる本です。 ![]() |
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