スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 絵本講師の本棚から

2011-04-25

私は、数年前から、絵本講師ということでの活動もしているのですが・・・
このたび、33人の仲間との共著ということで『絵本講師の本棚から』という本を出版することになりました
絵本講師の本棚から わたしの心のなかにある絵本たち絵本講師の本棚から わたしの心のなかにある絵本たち
絵本講師33名 絵本講師の会

「絵本で子育て」センター 2011-05-10
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

絵本講師とは、NPO法人「絵本で子育て」センターと、ほるぷフォーラム社が主催する「絵本講師・養成講座」の全課程を修了し、「絵本で子育て」センターが認証した者(民間資格)。
家庭での絵本の読み聞かせの大切さ、絵本で子育てをする楽しさ、また現代社会と絵本との関わりを学び伝える活動をしています。
私たち講師は、世代や、職業などさまざまです。
絵本を子どもと楽しむこと、その時間と空間で育まれるものがかけがえのないものだということを知っている、という根底が同じである、という仲間たち。
今回は33人それぞれが一冊の絵本を選び、子育て中の母親として、また子育てを終え昔を懐かしむ立場として、自分が幼少の頃親に読んでもらった思い出として、教師として・・・など、立場も視点もさまざまに執筆しています。

実は私も、執筆させていただいておりまして。83~88ページに掲載されています
原稿を書くにあたり、なんたって最初の書きだしが決まらない・・いつもいつも頭の隅に課題として抱えながら、結局は締め切り5日前の提出でした。
産みの苦しみだな~、そんな風に思っていましたが、いざ書き始めると、とても素直に自分と対峙できた時間。気がつけば、普段隠していた面を自ら表に出してしまったという、どえらい恥ずかしいものになっておりますが。

まあ、私のはさておき、他の講師たちのエッセイは、読み応えがあり素晴らしいですよ

子育て真っ最中の方は、「やっぱり絵本を子どもに読もう」と思ってもらえるかも?
読み聞かせる子どもはいないんだけど、という方には、大人になるにつれて忘れてきた自分の中の子ども心を呼び覚ますきっかけになってもらえるんじゃないかな?
そして、今度は自分のために読んでみようと思ってもらえるかもしれない。

よかったらお手にとってみてくださいね
ブログパーツ
スポンサーサイト

 世界の絵本作家チャリティー展

2011-04-22

私が夜更かしをしていると・・・余震が起こる、ような気がしています。
今夜も2度比較的大きな揺れがありました。

余震も怖いけれど、原発から半径20キロ圏内は警戒区域になってしまいました。
対象区域の住民の方の一時帰宅は、最大で2時間程度の予定で、おまけに一世帯一名に限るなんて。
3キロ圏内の方は、一時帰宅さえもできないということだし。

原発で働く方の勤務状況も明らかになってきた。
インスタント食品に缶詰、防護服を着たままの就寝。
放射線濃度が高くて30分以上は作業ができないという。
人間が作ったものだから、人間の手でおさえることができないはずがないと思うのに。
ハイテクの前に、見えない悪魔の前に、人間はなんて無力なんだろう。
その代わりに、無機質なロボットがドアを開け、放射線濃度を計測し、写真を撮り。なんだか気味が悪い。

震災前までは、ほとんどヒメはテレビを見ることがなかった。
我が家では、ヒメが起きている時間帯はテレビをつけないのが習慣になっていたので。
震災後は、見ざるをえなくて、子どもが不安定になってくるのがわかったので、情報は極力新聞やインターネットにかえたけれども、今も朝と夜のニュースは30分だけ、あえてヒメと見るようにしている。

今夜も、一時帰宅が実施されるとのニュースを見ながら、ヒメに聞いてみた。
「もし、お母さんが、一時帰宅することになったとするでしょ。時間は2時間しかないんだって。お母さんは、印鑑や通帳やお金の他にアルバムとか手紙とか本とかを持ち出せたらいいな。洋服や下着もいるね。パソコンも持ってきたいし。でも重くて一人で運ぶことできるかなあ。ヒメは、お母さんに持ってきてもらいたいものある?」
すると、しばし考えて、
「2時間あったらご飯を炊けるでしょ。だったら、おにぎりをいっぱい作って持ってきてほしい。お母さんのおにぎりが食べたい。」
だって。
ランドセルとか、教科書、本や、おもちゃなんかを言うのかと思っていたから意外でした。
対象区域の子どもたちは、何を持ち出してほしいと願うことでしょう?

そんな、被災した子どもたちのために、人気絵本作家が寄せた作品のチャリティーオークション、「世界の絵本作家チャリティー展」というのが、松屋銀座店にて開催されるとのことです。

参加予定作家は国内外あわせて約40人。作品はチャリティーオークション(入札方式)で販売し、 収益金は義援金として被災地に送られるそうです。
詳しくは、コチラを。
【期間】4月27日(水)~5月9日(月)
【場所】松屋銀座8階 大催場 


同期間、同会場にて、バムとケロシリーズの作者、島田ゆかさんと、ユリア・ヴォリさんの絵本原画展が開催されます。私は前売り券を買って今からワクワク楽しみにしているところです。
入場料=一般1,000円、高大生=700円、中学生以下無料、
詳しくはコチラをどうぞ。

先日でお知らせした、壁新聞おひさまからの手紙は、仙台や岩手の施設などに郵送させていただく了解をいただけました。
とはいえ、まだ数件。
引き続き情報をお待ちしております
メールアドレスohisamakara@gmail.com
ブログパーツ 

 企画「おひさまからの手紙」

2011-04-18

桜も花びらが舞い落ち、葉桜が見られるようになってきました。
桜前線は、北上しているようですね。
そろそろ東北の桜も見ごろを迎える頃でしょうか

4月に入り、徐々に日常が戻ってきました。
被災地の方々も、これからの生活に不安を抱きながらも、仮設住宅に入居される方、故郷を離れ新生活を始められている方のお姿を拝見するようになってきました。
一方で、福島第一原発事故の収束までに半年~9カ月かかるとの発表が出され、避難されている退避地区の方々はさらに複雑な心境のことと思います。

3月11日の地震のとき、ヒメは4時間授業だったため2時頃帰宅していました。
私も仕事から帰ってきて、一緒におやつを食べ、その後ヒメのお友達が遊びに来て、3人で百人一首で坊主捲りをしてのんびり遊んでいたときに地震発生。
二人を寝室に誘導し、3人で抱き合って大きな揺れと、食器の割れる音に子どもたちは泣き叫んでいました。

このとき、まさか東北であんなことになっているとは夢にも思わなかった。
その後、徐々に明らかになる被災地の様子。
津波にのまれた町並みを高台から呆然と眺める人々の中に、「おかあさん」と泣きじゃくる少女の姿。
また、祖母と二人だけで助かったという少女は、家族の似顔絵を描いては、「おかあさんは帰ってくる?」と祖母に聞いてくるのだという映像が。
親を失った子どもたちが画面に登場するたびに、もし自分だったら、ヒメが一人になったら、と思うと胸が苦しくてしかたありませんでした。
自分の無力さ、自然の厳しさと無情さ、生きることの意味・・鬱々とした日々の様子は、当時もこのブログでも告白していましたが・・

そんな様子に気づいてくれた、16年前の阪神大震災で被災した大学時代の友人から、「被災地の子どもに寄り添いたいと思っている」とメールが。
彼女は、自分が被災したときに、たくさんの人から「いつもあなたのことを思っているよ」という声をかけてもらったことで、力が湧いたのだというのです。
遠く離れていても、思っていることを伝えたい・・・

そんな話が出てから間もなくの4月5日。
東京、神奈川、岐阜、大阪、兵庫と、住んでいるところもバラバラな6人のメンバーが集結し、「おひさまからの手紙」という、壁新聞を発行していこう!ということになりました。

私は、絵本のコーナーを担当。
当初、一冊の絵本をとりあげて紹介するという形式ですすめようとしていたところ、なんとなく行き詰まりを感じ、ヒメに相談。
「もしもね、ヒメがこの地震でお父さんやお母さんを失って悲しい気持ちになっているときに、新聞が届いたとするでしょ。どんな内容のものなら嬉しいと思う?」
すると、
「大人に、かわいそうだね、がんばれっていうふうに言われるのはイヤだと思う。子どもが書いたものなら読みたいかも。」
との答えが。
「おかあさんや、おとうさんが出てくる絵本もイヤ。悲しくなっちゃう。」とも。

そういうわけで、絵本のコーナーは、選書も内容も子どもの感性に任せ、一部だけ私が記載することにしました。
紙面には、スタッフの子どもが描いたイラストをちりばめて。
子どもたちから子どもたちへ。
もちろん、子どもをサポートしてくれる大人にも読んでもらうことを前提にしていますが、決して上から目線になることなく、子どもの心に、そして守ってくれる大人の心に寄り添えるように。
頑張ってはりつめた心が、ふっとゆるむ機会になったら、そんなテーマで作っています。

現在ほぼ完成したところ
ところが、完成間近にして、この壁新聞を貼っていただけるところは???ということにぶち当たってしまいました。
そこで、被災地の児童館、避難所などで、お子様の目にとまるところに掲示してもいい、とおっしゃるところを探しています。
大きさは、A3を4枚を貼り合わせたもの。
内容は、小学生向けを想定して作りました
発送は4月末予定で、今後はできれば月一回発行していきたいと思っています。

印刷、郵送など当然自費となりますので、1か所にまとまった部数をというわけにはいきませんが、
その都度相談させていただければと思います。
情報をお待ちしております。
「おひさまからの手紙」のメールアドレス
ohisamakara@gmail.com

参考に、スタッフのブログもご覧くださいね。『ほっこり日萌嘉びより』

 もうすんだとすれば

2011-04-07

本を読んでいるときに、緊急地震速報の大きな音が家じゅうに響いた。
「45秒後に 震度3の揺れが来ます。避難してください」
うちのワイヤレスインターネットのルーターには、緊急地震速報機能が搭載されていて、これが反応すると本当にドキッとさせられるのです。

揺れがおさまり、テレビをつけると、震源は宮城沖とのこと。
また東北各地で停電し、けが人なども出ているようです。
どうぞどうぞ被害が大きくないことを願っています。

読んでいた本とは、まどみちおさんの詩集『くまさん』
くまさんくまさん
まど みちお

童話屋 1989-10
売り上げランキング : 211121

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ぞうさん、やぎさんゆうびん、ふしぎなポケット、おさるがふねをかきました・・・
なじみのある童謡も、詩としてよむとまた違った味わいがあります。
すべてのものに命を吹き込んでいるような、優しい目線。
「そのままでいいんだよ」という、まどさんからの声が聞こえてきそうです。

そんなまどさんの詩のなかでは表現にするどさを感じる(私の偏見ですが)、そして物事の本質を突かれているような詩があり、この詩を読むたびに考えさせられること・・今のこの不安定な情勢下ではとくにこの詩を思うのです。

もうすんだとすれば

もうすんだとすれば これからなのだ
あんらくなことが 苦しいのだ
暗いからこそ 明るいのだ
なんにも無いから すべてが有るのだ
見ているのは 見ていないのだ

分かっているのは 分かっていないのだ
押されているので 押しているのだ
落ちていきながら 昇っていくのだ
遅れすぎて 進んでいるのだ

一緒にいるときは ひとりぼっちなのだ
やかましいから 静かなのだ
黙っている方が しゃべっているのだ
笑っているだけ 泣いているのだ
ほめていたら けなしているのだ
うそつきは まあ正直者だ

おくびょう者ほど 勇ましいのだ
利口にかぎって バカなのだ
生まれてくることは 死んでいくことだ
なんでもないことが 大変なことなのだ
     (『くまさん』P140~)

なにが正しくて、なにが正しくないのか?
一方が良くて、もう一方が悪いと断定できるのか?
一人ひとりの価値観が問われているようです。ブログパーツ 

theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 2月・3月にヒメと読んだ本(7才7カ月・8カ月)

2011-04-05

年度末にかけてちょっと忙しくなるなあ~と思っていたころの、東日本大震災。
そして、祖母の逝去。
引きこもりの春休み。
雪を見る日も数日あり、寒さが厳しかった3月。
あっという間のような、随分長かったような、なんとも不思議な時間の経過を感じています。

2月に読んだ本をアップするのを忘れたので、今回は、2月・3月まとめてヒメと一緒に読んだ本をご紹介します。

『おによりつよいおれまーい~サトワヌ島民話』  (土方久功/再話画)
『りすでんわ』  (高橋和枝/著)
『おへんじください。』  (山脇恭/作 小田桐昭/絵)
『泣いた赤おに』  (浜田広介/作 梶山俊夫/絵)
『うさぎ小学校』(アルベルト・ジクストゥス/文 フリッツ・コッホ=ゴータ/絵 はたさわゆうこ/訳)
『ねてるのだあれ』  (神沢利子/さく 山内ふじ江/え)
『おさる日記』  (和田誠/文 村上康成/絵)
『ねずみじょうど』  (瀬田貞二/再話 丸木位里/画)
『三月ひなのつき』  (石井桃子/さく)
『かこちゃんのおひなさま』  (高橋昭/さく 長野ヒデ子/え)
『たぬき学校』  (今井誉次郎/著者)
『大どろぼうホッツェンプロッツ』  (オトフリート=プロイスラー/作 中村浩三/訳)
『菜の子先生がやってきた~つむじ風の一学期』  (富安陽子/作 YUJI/画)
『おなべおなべにえたかな?』  (こいでやすこ/さく)
『あらしのよるに』  (きむらゆういち/作 あべ弘士/絵)
『マリと子犬の物語』  (桑原眞二/原作)
『パリのおばあさんの物語』  (スージー・モルゲンステルヌ/著 セルジュ・ブロック/著 岸惠子/訳)
『おじいちゃんがおばけになったわけ』  (キム・フォップス・オーカソン/文 エヴァ・エリクソン/絵 菱木晃子/訳)
『おじいちゃんわすれないよ』  (ベッテ・ウェステラ/作 ハルメン・ファン・ストラーテン/絵 野坂悦子/訳)
『ラモーナと新しい家族』  (ベバリイ・クリアリー/作 松岡享子/訳 アラン・ティーグリーン/絵)
『ヘンリーくんとビーザス』  (ベバリイ・クリアリー/作 松岡享子/訳 アラン・ティーグリーン/絵)

引き続いての、ラモーナブームでしたが、そのほかに気にいって読んでいたのが、震災後夫の実家に帰省していたときに書店で購入した『マリと子犬の物語』(中越地震で一時陸の孤島となってしまった旧山古志村のお話です)と、絵本講師仲間に「うちの子大好きなのよ!面白くてやめられない!」と勧められたことでようやく読む気になった『大どろぼうホッツェンプロッツ』に、ヒメもはまっていました。ただいま、『大どろぼうホッツェンプロッツ~ふたたびあらわる』を読んでいます。
菜の子先生がやってきた!―学校ふしぎ案内 つむじ風の一学期 (福音館創作童話シリーズ)おさる日記大どろぼうホッツェンプロッツ (新・世界の子どもの本―ドイツの新しい童話 (1))ねてるの だあれ (幼児絵本シリーズ)パリのおばあさんの物語マリと子犬の物語ヘンリーくんとビーザス (ゆかいなヘンリーくん 3)
ブログパーツ

 ぼくがラーメンたべてるとき

2011-04-03

ぼくがラーメンたべてるとき    長谷川義史/作
ぼくがラーメンたべてるときぼくがラーメンたべてるとき
長谷川 義史

教育画劇 2007-08
売り上げランキング : 141826

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

<どんな本?>
ぼくが ラーメンたべてるとき
となりの ミケが あくびした。
となりの ミケが あくびをしたとき・・。
となりの みっちゃんが チャンネル かえた。


となりまちの人は?となりの国の人は?
同じ時間に何をしているのでしょう。

<はじめて読んだ7才0ヶ月のヒメの反応>
我が家ではなじみのある長谷川義史さんの絵本。タイトルからして、気合いの抜けた感じで聞いていたヒメも、話が進むうちに、あれ?という感じに。
最後には、シーンとしていました。

<おすすめポイント>
同日の同時刻に、他の人はどこで何をしているのだろう?笑っているのだろうか?泣いているのだろうか?頑張っているのだろうか?
時間・空間の次元を意識させ、読み手に強いメッセージを投げかけている本。
「そのとき かぜが ふいていた」
という言葉で物語が終わると、心の中にもなにかザワザワとした風が吹き抜けていく感じがします。

<現在7才8ヶ月のヒメの反応>
東日本大震災を機にあらためてこの本を読みました。
布団に寝ながら本を読んでいるこのときにも、暗くて寒くて不安な夜をすごしている人がいるんだろうな・・・というようなことをヒメと話しました。

<まつりかの感想>
世界で起きるテロ、内戦、天災・・・餓えに苦しみ、医療や教育の体制が整っていない国に生きる子どもたち。
そんな映像を見るたびに、胸が痛くなるのだけれど、現実の自分の世界では小さなことで喜び悲しむこと、つまり結局目先の自分のことのほうが大切で、本当の意味で当事者意識というのを持つことができていません。
しかし、今回の震災に対する思いは、これまでとは違うものを持っています。
とてつもない被害に呆然とし、日本が直面している危機と課題に、国民の生活レベルでどんな影響が出るのかを想像すると不安が募りますが、日本の力を信じて、信じて待つだけでなく、一歩を踏み出していかなければ。

お亡くなりになられた方、被災された方の本当のつらさを知ることはできないのですが、わたしの何の変哲もない日常を、当たり前に行うことができない多くの人がいるということ、家族と一緒にひとつ屋根の下にいて、笑ったり喧嘩したりすることも、一瞬にしてできなくなってしまった人が多くいるということを考えると、ただただ生かされていることに感謝します。
ぼくがラーメンたべてるとき・・・、ふと立ち止まり、周りを見渡すことの大切さを、この本は気付かせてくれます。
ブログパーツ 

theme : 絵本ブログ
genre : 育児

 今わたしにできることって

2011-04-01

3月11日の東日本大地震
3月22日の夫祖母の逝去

この間、自宅と関西とを行ったり来たりで移動が多かったこともあるのでしょうが、なんだかどっと疲れてしまい、めずらしく寝込んでしまいました。
・・・が、一日で復活しましたが。
心のほうは、なんとなくだるくて、人と会うのも面倒臭くなってしまって、予定を一切いれずに引きこもり。
ヒメも疲れが出たのでしょうか、文句もいわずに日中私との二人きりの生活におつきあいしてくれています。

計画停電対象地区から外れているため、不自由なく暮らしていますが、
「今わたしたちにできること」として節電は意識し、買い占めをやめるようにはしています。
だけど、他に何ができるのかなあ。
自分の無力さを思うと、とてもしんどくなってきてしまうのです。

夫の祖母は急性心筋梗塞でなくなりました。
3月15日に胸の痛みを感じ、近所の診療所に行くものの、様子をみるように言われ、その後痛みは続いたそうで、18日に行った別の診療所で心電図をとった結果、大きな病院にいって診てもらったほうがいいということで行くと、緊急入院、集中治療室へ。
たまたま夫の実家に行っていた私とヒメは、すぐに夫を東京から呼び戻しましたが、幸いにも意識のはっきりしている祖母といろいろと話すことができました。
21日の朝、見舞ったときに
「あんた、まだおったんかいな~。忙しいのに、はよ帰り~」
と言われ、
「○○(夫)のこと頼むな~。○○(ヒメ)のことも、しっかりかわいがって。あんたも無理せんと、健康に気いつけて。」
これが最後の言葉になりました。
その24時間後、22日の朝7時40分に亡くなりました。

祖母の机の上に残されていたメモに、「15日 胸痛」と書いてあったのですが、この日の診療で気づいてもらっていたら助かったのではないかと本当に悔やまれます。
祖母が言うには、地震や津波の映像が何度も流れるのを見ているうちに、胸が苦しくなってきたそうで、最初に行った診療所では「あまりテレビをみないように」と言われたそうです。
阪神大震災を経験した祖母ですから、そのときのことを思い出したのかと思いましたが、津波に襲われた東北の被災の映像と、原発事故の報道による「被ばく」という言葉から戦争のことを思い出したのだということです。
祖母は、8月6日に長男(夫の父)を産んでいます。
広島に原爆が投下された日です。
通夜の日に、祖母の妹から聞いたのですが、空襲警報が鳴ると、大きなおなかをかかえた祖母と一緒に高架下に逃げ込んでいたそうです。

享年89歳の祖母は、もともと持病を患っていたわけではありません。
普段から健康に気をつけて定期健診もかかさない人でした。
急性心筋梗塞という病気は、肥満・喫煙・高血圧・糖尿病などが起因するといわれていますが、強いストレスを感じる場合というのもあるようです。
地震後連日のように津波で流される家や車の映像を見ていたら、胸が痛くなってきて・・という祖母本人の言葉からすると、繰り返し流される映像により、過去の恐怖体験を思い出して、心理的負荷がかかったことが引き金になったというのも本当なのかもしれません。

それを思うと、目の前で恐ろしい体験をした、被災者のみなさまの心はどんなに疲れていることでしょう。
海を見るたびに思い出すかもしれない。津波という言葉を聞くだけでも、恐怖を感じるかもしれない。
プライバシーのないところで、みんなが我慢している避難所での生活。
大きな声で泣くこともできず、後ろ向きになっていてはいけないと自らを無理やり奮い立たせて心が折れそうになっているのではないでしょうか。

今、復興に向けて、あらゆる分野の人があらゆる手段での支援をしています。
ひとつになろう!
やればできる!
みんなの力で!

そう、そうなんだけど、わかっているけど・・・辛いんだって。と思っている人も多いはず。
テレビから流れるメッセージ性のある広告は、被災を免れている国民にむけてのものと理解しています。
みんなが暗くなっていてはいけないから。
だけど、被災者の方々には、励ましや元気づけ以上に、寄り添いの言葉のほうが必要な気がします。
具体的な目に見える支援を早急に、同時に、目に見えないもの、心に対する支援も。

28日付の日本経済新聞夕刊に「子供たちに絵本を 編集者ら 届けて読み聞かせ」という記事が掲載されていました。
昨年5月に岩手県八幡平市に移住した、「すえもりブックス」代表の末盛千枝子さんが、世界の被災地や戦災地で絵本が子供の心を癒した実例があるとして、全国から絵本を集める活動を呼び掛けた「3・11絵本プロジェクトいわて」。
「中東などで戦火にさらされた子供たちが大人の膝に乗せてもらい、絵本を読んでもらうときだけ、穏やかな気持ちを取り戻せたという話もあります。」「被災した親は生活のことで精いっぱい。そんな環境だからこそ子供たちに絵本が必要」とありました。

代官山ヒルサイドテラスで行われた末盛さんのセミナー「人生に大切なことはすべて絵本から教わった」に、2年前の2月に一回だけ(ピーター・シスの回)参加させてもらいましたが、末盛さんの絵本に対する思いというものには、共感と同時に羨望するものがありました。
そんな末盛さんの呼びかけるプロジェクト。
これなら私にもできるかもと思ったので、このブログに立ち寄ってくださる絵本に関心のあるみなさまにもと紹介しました。
ただ、送る絵本が、なんでもいいわけではないとも思うのです。
被災地の子供たちのことを思えば、心を開放して楽しめ、勇気づけられ、希望がもてるようなもの、ただただナンセンスで笑えるものや、高学年の子には、生きる力になるようなメッセージ性のあるものを、そんなふうに思うと、我が家にある絵本はどれもこれもヒメにとって大切なものばかり。
さしあげられる本がないのです。
ですから、被災地の方には、私なりに考えて選んだ本を買っておくりたいと思います。

ちなみに、新聞に記載されていた絵本の送り先、連絡先をお知らせします。
〒020-0013
岩手県盛岡市愛宕町14-1 盛岡市中央公民館「絵本プロジェクト」

019-654-5366

これからは人の価値観が大きく変わってくることでしょうね。
苦しい時ほど心の価値観が問われるものです。
心が乏しいのを自分が一番わかっているから、しんどいんだろうな・・わたし。
ブログパーツ
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
img18701.gif

・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

最近の記事+コメント
絵本ブログが集まっています♪

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村

カテゴリー
ブログ内検索
Amazon検索

with Ajax Amazon

カウント(18年8月~)
Twitter
リンクさせてもらってます
自分のサイトを登録 by BlogPeople
Amazonお買い得絵本
カレンダー(月別)
03 ≪│2011/04│≫ 05
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の紹介本

講座のご依頼・お問合せはこちらでどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

【絵本が好きな人へ】
アクセスランキング
ゴガクル
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。