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 わたしとあそんで

2006-08-23

わたしとあそんで マリー・ホール・エッツ/作 与田隼一/訳
わたしとあそんでわたしとあそんで
マリー・ホール・エッツ よだ じゅんいち

福音館書店 1968-08
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<どんな絵本?>
 あるあさ「わたし」は原っぱへ遊びにいきました。

「ばったさんあそびましょ」・・・でもばったはとんでいってしまいます。

「かえるさんあそびましょ」・・かえるもまた逃げていってしまいます。

カメ・リス・カケス・うさぎ・ヘビ・・・
みんな「わたし」が近づくと逃げていってしまいます。

だあれも だあれも あそんでくれないので

「わたし」は音をたてずに池のそばの石にこしかけていました。
すると、・・
逃げていっていたバッタやかえるたちが戻ってきました。

だあれも だあれも もう こわがってにげたりは しませんでした。

鹿の赤ちゃんが茂みから顔をだし、「わたし」のそばに近寄ってきてほっぺたをなめました。

ああ わたしは いま とっても うれしいの
とびきり うれしいの
なぜって みんなが みんなが わたしと あそんでくれるんですもの


<おすすめポイント>黄色が基調の淡い配色、コンテでかかれた線は全体に柔らかな雰囲気を漂わせています。
 金髪に大きな白いリボンをつけて白いワンピースを着ている少女。なんといっても、この少女の絵に注目。少女の動きや表情が心の動きがとてもよくあらわれています。少女が虫や動物と遊びたくて、声をかける姿や、逃げられて一人ぼっちになってがっかりした表情、音を立てずに座っていると動物達がもどってくる場面での少女の目の動き、そして、鹿にほっぺをなめられてくすぐったそうにして笑っている顔。
 また最初から最後まで少女を見守っている太陽の笑顔は、物語を一層和やかにしてくれます。
 「○○さん あそびましょ」の繰り返しのおもしろさもあります。
 遊ぼうと声をかけるものの逃げられて孤独になる少女、でもやがてみんなが戻ってきてくれる嬉しさというストーリーは、自然の中で生き物と戯れる喜びが伝わってきます。

<現在3才1ヶ月のヒメの反応>少女の言葉遣いをマネしています。とくに最後の文章は覚えていて、ページをめくったらすらすらと読んでくれます。「とびきりうれしいの」は日常でもよく出てきます。(大好きなフライドポテトを目にした時など)。
200608221309000.jpg200608221308001.jpg近くの森林公園には、池があり、カメや鯉、かえる、カモがいます。「カモさんあそびましょ」と声をかけて追いかけまくるヒメ→逃げるカモ・・・そして、ついにはカモがヒメの腕をつっついて→「もう!やめてよ~」とご立腹のヒメ
それでも気を取り直し戯れ、最後には橋の上にカモとならんで池をのぞいていました。


<まつりかの感想>
 この本を読んだとき、この少女のような体験をヒメにしてほしいって思いました。森林公園にはよく行っていたけれど、じっと池のほとりに座っているということはほとんどしたことがなく、広場でボール遊びをしたり、遊具のあるところで遊んだり。
 ヒメは、池の水に自分の姿がうつることや、石を投げたら波紋を描く事をはじめて知って喜んでいました。
 「かもさんあそびましょ」「カメさんあそびましょ」・・・この本を思い出していたに違いありません。
 
 わたしは田舎者で自然の中にそだったわりには、野山をかけまわったことがない。どちらかというと、水溜りのなかのおたまじゃくしをじ~っと見つめていたり、ありの巣に出入りする蟻たちを何時間もながめていたり・・だから、この本の「わたし」が、池のほとりでじっとしている姿は、幼い頃の自分とかぶるのです。
 今わたしとヒメが住んでいる場所でこういうところを求めると、人工的に造られた自然、つまりこういった森林公園のようなものになります。それでも数少ない自然と交遊できる場所。できるだけこういう体験をさせてあげたいって思います。
 ですから、絵本もこのような自然と融合した物語を読むことで、実生活で体験できない世界を体験できる。絵本を読んで、主人公になりきって、想像し、感動することで、子供の感性は育まれるものだと思います。
 
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theme : オススメ☆絵本&児童書
genre : 育児

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世界の絵本作家展? 絵本作家ワンダーランド

先日の続きです^^サイン会のことで胸がいっぱいで、記事にしていなかった絵本作家展のことを書きたいと思います!実は、サイン会の後に、見て回ったのですが、上の娘と一緒

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非公開コメント

そうですね。この絵本を読むと自分の子供時代のコトを思い出したり、
コドモが自然に接するというコトについて考えたりしますね。
池に自分の姿が映るところ、波紋を描くところ・・・、ヒメちゃんにとってすばらしい体験です。
親がこういう体験をさせてみようと思うよりも、
コドモ自身が自然に身につけていくんでしょうね。

かもにつつかれて痛く無かったのかな?
これに懲りずにたくさん楽しんでくれたらいいですね。

こんにちは。
確かに、最近は自然に触れられる場所が減ってしまいましたね・・・^^;
私も、幼少の頃は、田んぼや畑のあぜ道でボーっとレンゲの花を見つめていたり
時には、摘んで首飾りなど作ったものですが
最近、そんな光景も見られなくなりましたね!
それどころか、レンゲの花が咲いている場所さえ、
本当に田舎に帰らないとありません。
寂しい話です。。。
でも、絵本で想像して、感性を育んでもらえたら嬉しいです!
そして、時には、実体験ができる場に連れて行ってやり、
絵本と重ね合わせて喜んでもらえたら、
もっと嬉しいですね。

度々、ごめんなさい!
先日、この絵本の原画を観ることができました。
原画を観て、はじめて読んでみた絵本です。
とても気に入りましした。
いつか私達の絵本棚にも、この1冊を入れたいと思っています。
以前、展示会の記事に載せましたので
それをTBさせてもらえますか?
どうぞ宜しくお願い致します。

うっちゃんさん
そうですね。子供が自然の中で自ら遊びを生み出していくことが大切なんですよね。
与えられる遊びに慣れてしまっている今の子供たち。大人もそうなんですけど・・

nao-yuuka-ayuchan5さん
わたしも絵本作家ワンダーランドに行って、エッツのこの原画をみてきました。
TBしていただいた記事をみて、改めてそのとき表紙の女の子の目に吸い込まれそうになった感動を覚えたことを思い出しました。ありがとうございます。
ほんと、れんげって見ないですね~。最後にみたのはいつだろう・・。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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