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 絵本のアニメ化って・・

2006-08-25

夏休みのイベントとして「子ども映画会」が、近所の劇場で開かれていたので見に行ってきました。
午前は幼児~小学低学年対象だったので、たくさんの未就学児たちが、集まっていました。

実はこのイベントに参加するのは昨年に続き2回目。
ちなみに昨年は「ねずみくんのチョッキ」「かわいそうなぞう」の2本立て。2才だったヒメには「かわいそうなぞう」は難しかったようで、集中力も切れていましたが、当時よく読んでいた「ねずみくんのチョッキ」には、身を乗り出してみていました。

そして、今年は・・
「10+1ぴきのかえる」と「からすのパンやさん」の2本。
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 こちらは、絵本も読んだことがなく全く無知の状態で映画を見たのですが、もともとアニメ作品であったかのような印象を受けました。つまり、絵本を想像できない・・どんな文章になっているのかとても興味があります。
 内容は・・・ひょうたんの形をした沼に住む10匹のカエルが、夏の暑さにぐったりしているところに、夕立がきて、久々の雨にはしゃいでいると、蓮のボートに乗った女の子カエルが、流されてきて友達とも家族ともはぐれてしまい、彼女を家に無事送り届けるまでの過程が楽しくえがかれている作品です。
 途中、大ナマズ~゜・_・゜~に襲われ食べられそうになったり、渦にのまれそうになったりと困難を乗り越えるのですが、効果音や声優の演技に、ヒメは声をあげたり、わたしにしがみついたり、泣いたりと、かなり感情移入して楽しんでいました。

 そして2本目の「からすのパンやさん」
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こちらは、ヒメがよく読んでいる絵本が原作。(過去の記事をごらんください)
 子育てに追われてパン屋さんの仕事がおろそかになってしまう場面や、新装オープンしたパン屋さんに、森じゅうのカラスがやってきて大騒動になるてんてこ舞い振りなどの、大きな動きのある場面はアニメ化が効果的だと感じました。
 しかし、この絵本の魅力はなんといっても、見開きいっぱいにかかれた多種のパン。この部分はほとんどアニメでは描かれていませんでした。 ヒメは、うちに戻って改めて絵本を見ながら、「このパンがなかった、これもこれもこれもなかった・・いっぱいなかったね」と、指差ししていました。


 絵本のアニメ化、映画化についてはけして反対ではありません。しかし、映像を先に見てしまうと、絵本を楽しむことが手薄になってしまいそうな気がしました。
 昨年「かわいそうなぞう」を見た後、絵本を手にしましたが、どうしても映像が頭から離れず、独自の想像ができなくなっている自分に気がつきます。

 NHK教育でも「てれび絵本」(月~金曜日 午前 7:30~7:40) が放送されていますが、わたしはヒメにはこれを見せていません。わたし自身が楽しむために、たまに見るんですけれど。この番組を見た後、その作品を声に出してよみ聞かせると、「語り手」の方の癖の影響をうけて物まねになってしまうときが多々あります。
 以前ミュージシャンのCHARAさんの語りで『わたしのワンピース』が放送されたのですが、未だにこの絵本を読むときはCHARA調になってしまうんです。
 この番組は、音楽やユニークな語り手によって工夫されていると思うんですけどね。

 わたしは自分の絵本講座では、家庭での絵本の読み聞かせでは、役になりきって声色を変えたり、過剰な演出をすることなく、淡々とよむことをおすすめしています。
 また、映像の弊害として、テレビやビデオは一方通行のコミュニケーションであり、子どもの感情や要望に応えてくれるものではないということをお伝えしています。

 先日、友人がこういっていました。・・・「てれび絵本」で見て子どもがおもしろがったから絵本を買ったんだけど、本にはイマイチな反応しかないのよ。 その本とは「もったいないばあさん」
もったいないばあさんもったいないばあさん
真珠 まりこ

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 加藤茶さんが語り手だったのですが、たしかに「てれび絵本」はおもしろかった。では、なぜ友人の子どもは絵本でイマイチの反応しかしなかったのでしょう??
 お母さんの声では面白くなかったのか?
 動きや音のない絵本では退屈に感じられたのか?
 一度読んで子どもの反応が悪いからといって諦めてないか?

 
アニメ化は、絵本の世界をさらに広げてくれ、絵本の読み聞かせの魅力を引き出してくれるかもしれません。
しかし、映像でしかその絵本の内容を知らないってのは、それこそ「もったいない」と思いませんか?

 

 
 
 

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theme : オススメ☆絵本&児童書
genre : 育児

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なるほど。
大人でも、映画を先に見ちゃうと原作を読んでもあまり面白くないですものね。

最近「白雪姫」の絵本を買ってから、ビデオも見せてしまって反省です。
絵本の世界をもっとじっくり楽しんでもらうべきだったわ。

そうですね。
ジブリ作品も後から原作の漫画を読むと
声優さんの声が頭で繰り返されます。
声の調子で感動の伝わり方もそれぞれ・・・
一度本を読んで自分の世界を作ってから
映画を見ると面白いでしょうね。

タイトルの“絵本のアニメ化って”を見て、それは反対って即、思ってしまいました。
まつりかさんの意見を伺って、場合によりけりだわ、
と考えは変わりましたが。
ママ友達と絵本について話し合うことがあるけれど、
読み聞かせをしているママって意外と少ないんです。
絵本は高いから買わない、借りるだけで充分って感じなのです。
そういう親子には、アニメ化やてれび絵本のような番組は大助かりなのかも…

うん!ほんともったいない!
想像する楽しさを奪ってしまうよね。
最初から声も動きも決まってしまうものね。
絵本を読んでいろいろ考える楽しさをもっと味あわせたいね。

「からすのパンやさん」のパンのページが無いなんて残念ですね。
あの絵本の一番の見所なのに。(全部パンの名前を読んでといわれるので、私にとっては一番の難所ですけど・・・)

絵本って読む人のぬくもりも大事だと思うから、機械任せのアニメは私も反対かな。

お気持ちわかります。
アニメ化された絵本は観たことがありませんが、
「ナルニア国物語」の映画も子どもに原作を読みきかせしてから、その後DVDでみせました。
どんなにテレビで放送しようとも、身近な人の読み聞かせが1番だと思いますから。
ちなみに「かえるくん」シリーズを持っていますが、ダジャレが多くリズミカルに読めるので、こどもたちに好評です。
また「からすのパンやさん」はよく三女のリクエストで読まされます。
沢山のパン、一生懸命見て楽しんでます。




からすのパン屋さんがアニメとは…。これは選書の失敗ですね。ストーリーがわりと物語風になっていて、絵よりもストーリー重視のもの(例えば昔話)などはアニメ化されてもいいと思うのです。(日本昔話のように)
でも、創作絵本はNGかもしれないですね。
創作絵本は「カラスのパン屋さん」のように見開き全面のパンのシーンやそのひとつひとつを指差して楽しむのが、読書の楽しさ。お気に入りのページを穴のあくまで眺めたり、親と一緒にお話するのも楽しみの一つだと思うのです。アニメだと「ちょっと待って、もう一度今のシーンを見たい」と思っても見ることができないですよね。
創作絵本は民話や昔話と違い、絵とお話のコラボレーションによってより豊かな想像力を得られるもの。アニメでは叶わないと思いますよ。。。。。

huuyuuさん
わたしもディズニーアニメが好きですし、子どもにもいいだろうなとは思うんですけど、まずは絵本を読んでから、見せようと今は思っています。


mocoさん
映像の影響力ってすごいと思うんですよね。インパクトがあるし。それだけに、アニメの世界にしばられてしまいがちかなっておもいます。


makkoさん
そうですね~わたしも絵本の読み聞かせをしているっていう人が意外に少ないことに驚いているんです。
てれび絵本なんかで、絵本を読んだ気になるのはちょっと・・。絵本を読むってのは、その絵本を知ってるってのとは違いますからね。


ともちゃんさん
絵本のページをめくりながら考えたり、感じたりっていうのが、絵本を読むことの楽しさですもんね。


うっちゃんさん
そうそう、読み手のぬくもり、それが絵本を読んでもらう子どもの喜びに繋がるんですもんね。
からすのパンやさんは、あの場面が一番の見所なのに、アニメを作る側も100も承知だったでしょうけど、たしかにあの場面を映像化するのは難しいですよね。


アテナさん
「かえるくん」シリーズお持ちなんですね。たしかにカエルの名前にも駄洒落が使われていて面白かったです。
「ナルニア・・」を読み聞かせされたとは素晴らしいですね。何日にわたって読まれたんでしょう?


京女さん
創作絵本の映像化はたしかに違和感を覚えました。もちろん作者の同意あっての映像化なんでしょうけどね。絵本の世界がより広がって楽しめるというメリットと、世界が壊れるデメリット・・「からすのパンやさん」の場合はデメリットのほうが大きかったかなというのが正直な感想です。
絵本をよんでない人が、映像で関心をもち絵本をより楽しんでくれればという作り手の意図どおりにいけばいいですけど。

追伸です。
勿論、「ナルニア」を理解できたのは、小学生の長女だけです。
ええ、何日もかかりました。
次女には絵本の「ナルニア」を読み聞かせました。
でもやはり、絵本はあらすじのような感じになっていて、原作とは比較になりませんが、映画を観る前に「ナルニア」のスケールの大きさを少しでも感じとってもらいたいと思いました.。
三女にとっては絵本も難しいうえ、絵も怖がって、嫌がりました。

原作があって、映像化となると、私は断然「原作派」なので、絵本もあまりいい気分ではありませんでした。
けれど、バーニンガムの「おじいちゃん」が「グラン・パ」というタイトルでビデオ化されたのを見たら、意見が変わりました。
作り手にによるのだなぁ・・と。
この「グラン・パ」、今は販売していないのですが、ものすごくよい出来なのです。
絵本とは大筋はあっているのですが、内容が増えていて、原作にない場面もあるのです。
でも、原作の雰囲気は変えず、とっても素晴らしい出来でした。
ポターの「ピーターラビット」のビデオもよかったと思いますよ。

声色や過剰演出の点は、私も注意していることですが、最近は絵本作家さんが読み聞かせをする場面では、絵本によっては読み方に工夫をしてほしい・・・という記事を見ます。
声色どころか文章も変えて・・・みたいに。

そういう話を聞くと、絵本の世界の過度期なのかなぁ・・とも思ったりして。
私は、お話会も読み聞かせも昔ながらのスタイルが好きですが、時代とともに変化することに抵抗ばかりは示してはいられないと感じました。

長々とすみません。

アテナさん
なるほど、アテナさんには感服しますね。
わたしもナルニアの絵本の絵は少々怖いんですよ・・・だから当然娘も怖がっています。
娘が映画をみる年齢になったら前もって原作を読み聞かせてあげるような母になれるよう目指したいとおもいます。


ひとときさん
大変参考になるご意見ありがとうございました。
たしかに作り手によるかもしれませんね。頭から映像化はよくないといって拒否するのでなく、いろいろと自分でみて意見をもつようにしたいと思います。
絵本作家さん自身による読み聞かせ、わたしも何度かききましたけど、たしかにすごく演出されてることもありますよね。これも作家さんによるんでしょうね。「どうぞお好きなように」って方と、「絵本を変に脚色しないでほしい」って方と。読み聞かせ会なら、その一瞬の時間で子どもの心を捉える必要があるでしょうから読み方も難しいでしょうね。

フムフム、なるほど。それは「もったいない」
うちの娘もアニメになると見入ってしまうっていう絵本があります。そして私も。
反対にアニメになると興味がなくなってしまって
絵本ばかり読んでしまうものも。
娘はもったいないばあさんはアニメから影響をうけ、
雑誌(絵本はありません)、そして食事の行動にまで「もったいないばあさん」登場(^^)
なにがそうさせるのか???私にもわかりませんが。
絵本の魅力を引き出してあげる、いろいろと考えさせられました!!

りんごさん
アニメ化が適しているものとそうでないものってたしかにありますね~
「もったいないばあさん」はキャラクターがアニメ化にむいているかもしれないですね。
子どもが絵本に関心をもつとっかかりになればいいでしょうし、大人もこんなおもしろい絵本があるなら読んでみようかと参考にするという程度に考えていたほうがいいのかなってみなさんの意見をきいて思いました。

私的には、絵本のアニメ化はどうも納得いきません。

仮に100歩譲れば、キャラクターは同じでもオリジナルのストーリーにして欲しいですね。

作り手から言うと、手法が違えば、そこに何かしらの別のニュアンスが生まれます。

絵本は子供の「想像力」と「創造力」を育むものだと思っていますので、行きすぎた表現には疑問を感じます。

しかしながら、私も絵本を創るのと同じくらいアニメーションの手法には興味を持っています。アニメーションで絵本のようなものは作りたいと思っています。
ただ手法が違うからこそ、目的も変えるべきだと思っているのです。

LiZZYさん
なるほど、手法が違うから目的も変えるべきとはおっしゃるとおりですね。
うちの娘は「からすのパンやさん」のアニメをみて一週間たった今、改めて絵本を楽しむようになっています。
子どもの中では、アニメはアニメ、絵本は絵本とうまく使い分けているのかもしれません。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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