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 齋藤惇夫氏講演会

2006-11-04

私の住んでいる地域では、文化の日に、読書推進事業として齋藤惇夫氏の講演会が行われました。
齋藤惇夫氏とは・・
元福音館書店編集者であり、『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』といった児童書の作者でもあります。
本日の演題は「子どもの成長と物語」

「子ども達にぜひ読んでやってほしい絵本
子ども達にぜひ読んでやってほしい物語」
のリストや、
「子どもとメディアに関する資料」として、アメリカ小児学会や日本小児科医会が親達に示した助言や、提言についての具体的なお話、
「本を生涯の友とする子どもを育てるために、あるいは、生きる歓びを子どもたちと共有するための10章」として、絵本とは何か、どういう絵本を選べばいいのか、絵本の魅力、読み聞かせの大切さなどについてのお話がありました。
 絵本講師をしているわたしには、非常に関連のあるお話で勉強になりました。

諸外国の教育現場を視察されている齋藤氏の、外国での子育て事情のお話も興味深かったです。たとえば、

・フィンランドの子ども達は世界で最も聞く力(読解力)がある。その要因として、図書館整備や教育制度がすすんでいるということもあるが、小学生くらいまでは親が読み聞かせをするのが普通で、父親が1日15分くらい読み手になる家庭が多いという。

・「三びきのやぎのがらがらどん」は、ノルウェー人なら誰でも語れるといわれる。日本の親は、いくつの昔話を素話できるだろうか。

・ドイツの子どもは夜7時~8時に寝るのが当たり前。日本の4才以下の子どものおよそ半数が10時以降就寝している。


そのほか、小学校を卒業するまでにこれだけは読んで欲しい本15冊をあげ、それを読了した人がもらえるという齋藤氏独自の「卒業証書」も紹介されました。
その15冊をここに紹介します。
(1)グリム童話集Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(岩波少年文庫)
(2)イギリスとアイルランドの昔話(福音館文庫)
(3)ロシアの昔話(福音館文庫)
(4)日本の昔話(福音館書店)全五巻のうちのせめて二巻
(5)注文の多い料理店(福音館書店)
(6)「エミールと探偵たち」か、「ふたりのロッテ」か「点子ちゃんとアントン」(福音館書店)
(7)「長くつしたのピッピ」か「わたしたちの島で」(福音館書店)
(8)大きな森の小さな家(福音館文庫)
(9)ドリトル先生アフリカゆき(岩波少年文庫)
(10)ライオンと魔女(岩波少年文庫)
(11)「宝島」〈岩波少年文庫)か、「トム・ソーヤの冒険」か「海底二万海里」(いずれも福音館古典シリーズ)
(12)「ハイジ」か「若草物語」か「秘密の花園」〈福音館古典シリーズ)
(13)トムは真夜中の庭で(岩波少年文庫)
(14)ホビットの冒険(岩波少年文庫)
(15)西遊記(福音館文庫)

↑これらを読んでいない子は卒業を認めたくないとまでおっしゃる齋藤氏。もちろん笑いながらですけど・・この独自の卒業証書にはこんな文が添えられています。
「あなたは下に記した物語を読了したので、ここに、心豊かな美しい人として、小学校を卒業することを認めます。」
えっ?ってことは、私は、小学校卒業できていない?。
ここに挙げられたうち半分は読んでいないのですから。
いまからでも遅くない?うんきっと遅くない。大人になって読んでどう感じるか・・

この齋藤氏の代表作『冒険者たち』は、中学生のときに読んだんです。だからこそ、この講演会にはぜひ参加したかったんです。(約1時間半の講演にヒメを連れて行き・・途中出たり入ったりを繰り返しながらも、よくぞ耐えたぞヒメ!)2.jpgこれは、町ネズミのガンバと仲間達の勇敢に生きていくお話。登場するネズミの設定もユニークでドキドキしながらも一気に読破できる本。アニメにもなったのでご存知の方も多いのでは?
中学生のときは図書館で読んだのですが、今回購入し、ヒメの名前でサインをしていただきました。
いつかヒメが成長してこれを読めるようになったときのために。
そのまえに私自身、もう一度読み直してみようと思って。







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非公開コメント

ははは。ワタシも小学校卒業できないや(笑)
小学生の頃、跳び箱6段飛べないと卒業できないといわれて、当然飛べなかったけど卒業できました。あ、関係ないですね。
ドイツで夜7時から8時に寝るというのに驚き。
そういえば「おやすみなさいおつきさま」の絵本のなかの時計は7時から始まって8時に寝てますよね。
サイン入りの本。家宝ですね☆

が~~~~~~ん!!!
読んでないのばかりです。
私が本を好きになったのは、高校生の頃。
それまでは、嫌いじゃなかったけど、
それ程興味がなかったのです。
あぁ、確実に留年だわ。(笑)

齋藤さん、そんなことおっしゃらないで~(笑)
影響力の大きい方だけに、mustで語られると、その読破に一生懸命になって、おはなし自体を楽しめない人が出はしないかなんてね。(^^;
ちらっと思ってしまいますが・・・あ~、それにしてもわたしも卒業できないっ!
ご指摘の、昔話系に弱いことに気づきました!

まつりかさん、おじゃましまぁす♪
うーん。
私的には、「これを読め」って言われると、その時点で読みたくなくなってしまいます。
どうしよう?
ってか、私もフラニーさんのご意見に、めちゃめちゃ同意しちゃいますです。
ご紹介の本は、出版社さんが偏っているのがちょっと気になったりして?!
確かにこれはこの出版社でしょう!ってのもありますけど^^
あーでも、お話聞いてないからそこだけ切り取って言ってちゃいけませんよね。
もっと詳しくなって、ご本人のお話を直接聞かなきゃ!ね。

うっちゃんさん
小学生のころって、真面目に先生の言うことをきくもんですからね。わたしも「○○しなきゃ△△だ」っていわれることに、反抗しながらも真剣に悩むような子だった・・
睡眠時間・・「おやすみなさいフランシス」でも7時ですしね。でも「ねないこだれだ」では時計は9時を指してる。やはり日本の子は就寝時間が遅いって事かしら。


各務史さん
わたしね、こんかいの記事を書きながら「史さんはきっと読了してるに違いない」って思ってたんだけど・・
わたしも読書が楽しいと思いはじめたのは高校生のとき。ヒメが大きくなるまえにこれらの児童書をちゃんと読まなきゃ・・すぐに大きくなっちゃうわ。


フラニーさん
斉藤氏曰く、「卒業させない」という言葉に反抗した子ほど、「全部よみました」って手紙をくれるそうですよ。読書感想文をかかせるほど邪道なものはない!ともおっしゃってました。感想文をかかせることが読書嫌いになるって。
わたしも同感。感想文を書きやすそうな本を選ぶというようなおかしなことになりがちですもんね。

こんばんは。
わたしも2年くらい前かな、斉藤惇夫さんの講演会を聴きました。
内容はほとんど同じですね(笑)。
わたしもいまだに卒業できておりませんが(^^ゞ

この4月から、『母の友』に斉藤惇夫さんが「子どもを本好きにするために」という連載記事を書いておられます。(卒業証書の写真も載っていました(笑)。)講演内容と重なるところもあるかと思いますが、育児真っ最中の皆さんは読んでみられるといいと思いますよ。

わかなさん
もともと福音館書店にお勤めの方でしたしね。岩波少年文庫が多いのは、齋藤氏が幼少期に岩波の児童書をよく読んでいてその影響が大きいということもあるかもしれませんね(齋藤氏著書『現在、子どもたちが求めているもの』に書いてありました)
齋藤氏は、今の子ども達が物語り体験が乏しいということを言われているんですね。家庭内のつながりも薄くなり、家の物語も減っていっていると。何十年にもわたって支持された本は、時代は変わっても子ども達の心を魅了するという意味でピックアップされた選書なのかもしれません。


めーべるさん
私がもともと持っていた齋藤氏の本(これも講演録をまとめた本です)が、今回の講演内容とほとんど同じでした(笑)。とはいえ、同じ内容を生で聞けたことで理解が深まりましたけど。
母の友に連載されてるのは知りませんでした。めーべるさん、定期購読されてるのかしら?

まつりかさん、こんにちは。
母の友は次男が生まれる直前から10年間定期購読していましたが、今は気になる号を買っています。
絵本の話題も多いですが、子育てしていく上で必要な視野を広げてくれる雑誌でとても勉強になりましたよ。
(子供の生活リズムに関する特集も、06年4月号、03年4月号などで取り上げられています。)
図書館などで読んでみられるとよいと思います。

斉藤さんがお薦めの本が岩波と福音館に偏っているという件は、あまり売れ筋でない本を出版する出版社ってあまりないので、まあ仕方ないのでは?
こういう本が苦手な子もいるので、本好きでも読まない子は読まないと思いますが・・・・。

こんばんは、初めておじゃまします(^^♪
私は本の講演会に行った事がないし、齋藤惇夫氏も存じ上げないので、こういった記事すごーく興味深いです!
15冊のリスト プリントしました(笑)
又 遊びに来ます!!




めーべるさん
今日さっそく図書館で母の友を手にしてみました。各専門分野の方が真摯に、子育てについて広く偏りなく語られているなあと思い興味をもつことができました。ありがとうございます。

ルーリーママさん
訪問&コメントありがとうございました。
15冊のリスト、わたしも自らの記録のためにと思ってブログに載せた次第です。
頑張ってよみましょうか、お互いに(笑)

ありゃ~、私ってば入学すらできてないんぢゃないか、というくらい読んでない本だらけです(^^;)
よくぞヒメちゃんがんばったね!うちだったらブーブーぶーイングになってお話もほとんど聞けない状態だったと思います。

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うーん><
娘が10作読了、私は足元にも及ばず…
これはとても選書の参考になります^^
ドリトル先生も、娘が喜びそうです♪

りんごさん
同じくですよ。でも、ここまでいわれたら読もうじゃないかって気がしてきましたけどね。いつになるかな、私が全部読み終わるのは。


新歌さん
おおっ!きいろちゃんはやはり素晴らしいですね。読書を楽しんでいる様子がブログでも伺えますし。何が一番お気に入りなのかな?この選書はわりと男の子に喜ばれそうな冒険物が多いように感じたんですけど。

まつりかさん、おはようございます。多忙な日々が続き、コメントできずにいました。
こちらの記事をアップされた後すぐに読んでとても興味を抱きました。お恥ずかしいことですが、1冊も読了しているものがありません。スイス好きと称していながら「ハイジ」の原作本も読んでいないのですからひどいものです(^^;;。まずは、まつりかさんが感動された『冒険者たち』から読んでみようかな。

ただ、前述のフラニーさんやわかなさんと同じような気持ちを少々抱きました。それに、出版された年月はどれも古いものですよね。近年、出版された本でも素晴らしいものがあると思うのですが、いつまでたっても同じ(ような)本がリストアップされるのはいかがなものなのでしょうね。いずれの本がどれも素晴らしいものであり、ゲームなどに興じるよりもずっとずっと子どもたちのためになるものであることは明らかなのですが。

グリンデルさん
お忙しいなかどうもありがとうございました。
わたしもハイジはアニメしかしりません(^^ゞ
アニメを見てしまうと、それで知った気になってしまって原作を読まないんですよね。これって映画でも同じかな。
みなさん、このリストアップされた15冊について賛否両論ありますね。たしかに近年出版された素晴らしい本の紹介があるといいですよね。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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