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 ふたり~2ひきのくまの物語

2006-12-06

ふたり 2ひきのくまの物語  アンナ・ヘグルンド/作 菱木晃子/訳
ふたり―2ひきのくまの物語ふたり―2ひきのくまの物語
アンナ ヘグルンド Anna H¨oglund 菱木 晃子

ほるぷ出版 1996-12
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<どんな絵本?>
ミーナという女のくまと、コーゲという男のくまは、一緒にくらしていました。
ある日、コーゲは
「ぼくは旅にでるよ。世界中を見てまわるんだ。・・・」
コーゲは荷物をまとめ、1人で旅に出て行きます。
「まって あたしもいく!」というミーナを置いて。
ひとりになったミーナは、寂しくて何日もテーブルの下にかくれていました。
ある日、ベトナムにいるコーゲからの手紙が届きます。
そこには海でとったコーゲの写真が入っていました。
その日から、ミーナは生活を立て直し、コーゲの写真をベッドサイドにおいて、写真を眺めながらコーゲのことを思い続けます。

そして、ある日真っ黒に日焼けしたコーゲはうちに帰ってきます。
お土産を渡し、旅の話をべらべらと楽しそうに話すコーゲに、ミーナは怒ります。寂しかったということを訴えるミーナ。
「けど、ミーナ。きみは旅がすきじゃないみたいだし」
「すきかどうか、わからないわよ。旅って、キケンがいっぱいなんでしょ。それでもいっしょにいこうって、いってくれればよかったのに!」

ばかなコーゲにもミーナの気持ちがやっとつたわり、怒りがおさまるまでそっとしておきます。
しばらくたったある日、ミーナはいいました。
「ねえ、コーゲ。あたし旅にでるわ。」

<初めて読んだ現在3才4ヶ月のヒメの反応>
まったく理解していません。この熊のやりとりのおかしさに、私1人が楽しんでいます。

<おすすめポイント>
男女の愛の物語。身勝手で鈍感な男と、置いてきぼりにされた寂しがりやの女を、ユーモラスな会話と、かわいいくまの絵で表しています。
本文以外に噴出しで足された言葉がおもしろく、くまの心の動きにより同調できます。

<まつりかの感想>
恋する年頃の子どもにも、男と女のそれぞれの気持ちが理解できていいかもしれませんが、やはり、大人におすすめしたい。
「こんなこと、あるあるある・・」と、うなずき、笑い、せつなさも感じながら楽しめるとおもいます。
『ふたり』という題名のとおり、一緒にいても、離れていてもふたりはふたり。お互いのことを思う気持ちには変わらない。
ただ、その気持ちの伝え方表現方法には男女の差があるということが表されています。
「言わなくてもわかるだろ」「わかっていると思っていた」という男と、「言わなきゃわからない」「わたしはこんなにも・・・・それなのになんであなたは・・」という女。多くのカップルのケンカの原因は、こういう根本的なものから発しているのではないでしょうか。
1人かんしゃくを起こすミーナを見ながら、コーゲはやれやれという表情でタバコをふかしている。機嫌を取り繕うとして、慌てて下手なフォローをするコーゲに対し、「いやいやすぐには機嫌は直さないぞ」といわんばかりのミーナの表情は、まさしく私と夫の姿。
「旅にでるわ」と椅子に深く腰掛け足を組みながら言ってのけるミーナの言葉に、コーゲは思わず椅子から立ち上がってタバコを落とさんばかりの動揺を見せている場面で、お話はおしまい。
置いてきぼりになって、かわいそうな女が男になだめられるお話ではなく、最後は女の強さ、たくましさが伺えます。
「俺の女だ。かわいいやつだ」なんて思っていたら痛い目にあいますぞ、殿方!

この物語、続きがあって、第2弾では、ミーナが家出をしますし、そのあとは中国へ旅をします。好きなくせにすれ違い、ケンカをするふたりが微笑ましいシリーズです。






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大人向け絵本ですね。まつりかさんの感想を拝見しながら、「そうそう」と頷いていました。シリーズでよんでみたいです。

うふふ。
それは、ヒメちゃんにはまだ無理かもしれませんね。
にしても、おもしろいな~。おしゃれな絵本です。
”言わなくても分かってるだろ?”
確かに、あるある!
でも、じゃあ、逆に何も言わなくて分かるのかと言えば、
言っても分からない。
想像力の欠如ですな、うん。
私がもしミーナなら、やっぱりとっととコーゲを置いて、
一人旅に出ちゃいます。
”置いていかれると言うことがどういうことなのか”
そうしないと、多分分かってもらえませんからね~。
図書館の検索掛けてみようかな♪

huuyuuさん
これ、スウェーデンの絵本なんですけどね。スウェーデンって同棲率が高いんですよね、たしか・・。
この2ひきのくまも、結婚はしてないけど、同棲をしてしばらくたってるカップルっていう設定に思えます。ぜひぜひ読んでみてください。


各務史さん
想像力の欠如。そうですね。男ってそういう生き物?女は想像力がたくましすぎて、過去のことも引きずり出しながら「このひとは、あのときもそうだった・・」なんてどんどん深みにはまって悪いほうへ悪いほうへ考えていくところがありますからね。
私がミーナだったら、コーゲがいたら普段できないことをいっぱいして楽しもうって思うだろうな。だから、ミーナの「待つ女」っぷりは、ある意味尊敬です。

うちもこんな感じ~という内容で笑えましたヽ(´▽`)ノ
最後動揺するコーゲ、いいですね~(笑)
この男と女の関係、とてもよく解ります( ´ー
スウェーデンは長い間同棲して、本当にこの相手でいいか確かめてから結婚するのが普通って、「あいのり」でこの間やってましたよ。

この本、うちも娘は意味が?だと思うので、ぜひ自分で読んでみたいと思います(笑)!!

まつりかさん、こんにちは!
『ふたり』という記事をアップされたのを知り、
あの絵本かな?それとも?って思いながら伺ったら、どれとも違ってました^^
面白い本ですねー。
絵本で「たばこ」とはっ!
初めてかも?
探してみまーす(笑)

ルーリーママさん
「あいのり」・・わたしも見てますよ。
なんでしょうね、今更若者の恋愛をみてもなあと思いながら、つい見てしまうのは・・
絵本の読み聞かせって、自分も楽しくなければって思っているので、そういう意味ではとってもおすすめな1冊です。


わかなさん
たばこというか、パイプをくわえてるんですよ、コーゲは。
ゆる~い感じの絵本なので、それが癒しとなって楽しくよめると思います。
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まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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