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 クリスマスのおくりもの

2006-12-20

クリスマスのおくりもの ジョン・バーニンガム/作 長田弘/訳009691870000.jpg

<どんな絵本?>
クリスマスイブの夜。
おじいさんサンタとトナカイたちは、世界中の子ども達にクリスマスプレゼントを届けてきたので、すっかり疲れてしまってやっと家に戻ってきました。
トナカイをベッドに寝かせ、自分もパジャマに着替えてベッドに入ろうとすると、
ベッドの隅っこにおいた袋に、贈り物がまだ一つ残っていました。
それは、家が貧しくてプレゼントを買ってもらえないハービー・スラムヘンバーガーへの贈り物。
彼のお家は、ずっとずっと遠く離れた、ロリー・ポリー山のてっぺんにあります。
おじいさんサンタはとても疲れていたけれど、パジャマの上にサンタクロースの赤いコートを着て長靴をはき、疲れて眠っているトナカイはそのままに、おじいさんサンタ1人、少年の家を目指します。

さあ、クリスマスの朝までに無事におくりものを届けることはできるのでしょうか?
原題は『Harvey Slumfenburger's Christmas Present』

<おすすめポイント>
310×280mmの大判を生かした絵が魅力です。このお話は、24日の夕方から、25日の明け方までの出来事。時間経過を表す空の美しく丁寧にかかれた絵が時間経過をうまく表現しています。
トナカイが気分がわるくて寝込んだり、サンタがパジャマの上にコートをひっかけてでかけることや、いろんな人の助けを借りて、やっとの思い出贈り物を届け、届け終わってからもサンタクロースが家路に着くまでの過程と手段がとにかくユニーク。
「ハービー・スラムヘンバーガー」と「ロリー・ポリー山」という長い名前が何度となく登場したり、サンタさんが人に頼むときのセリフも長文でかつ毎度繰り返されることのおもしろさもあります。

<現在3才5ヶ月のヒメの反応>
トナカイがベッドで寝ている姿や、おじいさんサンタのズボンがパジャマむき出しのところなどに笑っています。同じ文章が何度も繰り返されることに少し飽きてくるのか、この本に関しては読み聞かせの途中でヒメが眠りにつく確率はなんと5割。
(わたしも少々文が回りくどい気がします。原文はどうなんだろう?)

<まつりかの感想>
バーニンガム初めてのクリスマス絵本だそうです。
おじいさんサンタのユーモラスな姿と場面設定に笑い、サンタさんはどんな子どもにも平等に、そして、どんな苦労をしてでも贈り物を届けてくれるという姿勢に感動し、無事に届けて明け方かえって疲労困憊しながらパジャマでベッドに入るサンタさんと、夜が明けてプレゼントが届いて喜ぶハービー・スラムヘンバーガーの姿に心温まることでしょう。少年の家に行くまでの道のりは困難で、人に事情を説明し、助けをかりていく過程は丁寧にかかれていますが、贈り物を届け終わって自宅にもどるまでの行程は2ページを12分割した絵で、まるで早送りのように描かれています。この12分割の絵がとくにおもしろい。行きとちがって、こんどは荷物がありませんから身軽なのか、馬にのったり、自転車にのったり、スケートしたり、ボートをこいだり、気球にのったり・・まるで早送りのように。

近年、サンタさんの謎、サンタさんの素顔という視点で描いた絵本はたくさんあります。いまの子ども達はいくつまでサンタクロースを純粋に信じているのでしょうね。
幼稚園に行けば「サンタなんていないよ」なんていう子もきっといるんでしょうし。子どもは成長とともに、疑念を抱き、矛盾を感じていくものでしょうが、こういうことを感づく年齢がどんどん下がってきているからこそ、「サンタクロースの素顔は・・」というような絵本が増えてきているのか、大人が子どもにいつまでもサンタの存在を信じて欲しいと願うからなのか。

また、この本のハービー・スラムヘンバーガーは、家が貧しくてプレゼントを買ってもらえないという設定です。サンタさんは、世界中の子どもを知っていて平等にみてくれるということが、この本が、おもしろいだけのクリスマス本ではないことを表しています。

少子高齢化に伴い、子どもひとりに対する出資額の増加がいわれて久しいのですが、両親、父方祖父母、母方祖父母の「6(シックス)ポケット」からいまや、叔父叔母を追加して「8ポケット」といわれる時代。
それでも、世の中にはそういう環境に置かれていない子どもはたくさんいるのです。
きっとどこかで自分を見ていてくれる、辛くても頑張っていればサンタさんはプレゼントを持ってきてくれる・・そんな思いで、クリスマスプレゼントを待ちわびている子どもは、はたしてどれだけいるのでしょう?
「やったーサンタさんからPS3もらった」「Xboxもらった」みたいな子どもの声は聞きたくないなあ。

さて、みなさんはどんなプレゼントを考えていらっしゃるのでしょうか?ぜひ教えてください。
ちなみにヒメの願いは「ネックレス」。結局、おもちゃのネックレス(自分で作って遊ぶ)・・数百円にする予定です。
これでも色々悩みました。この際本物のネックレスにしようか、それともおもちゃのネックレスの他に何か別のものを添えようかなどなど。だって、金額ベースで考えると、あまりにケチな選択ですから、親として申し訳ない気持ちもあって。
でも、結局ヒメの「ネックレス」に素直に答えることに。本物だと、取り扱いにあれこれ口出ししそうになるし、別のものを添えるとサンタさんは、言ってもないものを持ってきたと言い出す気がして。

余談ですが、うちの夫が、サンタクロースの存在を信じなくなったのは、小学2年のときだそうです。理由は、欲しいと言っていたおもちゃでなく、漢字ドリルが贈られたからだとか。こんなことをするのは、親しかいない・・それで、あっけなく夢破れたそうですよ。




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今日ご紹介の本と『さむがりやのサンタ』と
2冊同時に買ったことを覚えてます。
両方とも、まだ本箱にあるんですが、
娘たち両方とも、コチラの本じゃなく、『さむがり…』
のほうが好みです。
なんでだろうな~。サンタがいい人過ぎるのかな?
また、この物語をベースにして、育児サークルで、
ペープサートやったことも思い出されます。
あぁ、でも、遥か昔だわ…。

サンタさんがするプレゼントって、やっぱり夢があって欲しいなぁと
私としては思いますが、なかなか難しいものがありますね。
そんなサンタさんがちょっと疲れちゃってる物語、
”史の物語の部屋”に置いてます。
お勧めできるほどの出来ではありませんが、
ちょっと宣伝♪

さて。プレゼント、まだ用意終わってないんだよな~。
探索に行かなきゃ。
サンタの代理は楽じゃないっす。

ずいぶんと前に読んだっきりでよく覚えていないのですが、変わったサンタさんだなぁ・・・と記憶しています。
図書館で探してこよう!

うちは、子どもの望むプレゼントは家族から、サンタさんからは「世界中の子どもたちにサンタさんの気持ちを配るのだから願うものではないのだよ」と言って、私が用意した千円以内の小さなもの袋に入れておきます。
でも、お友だちがキックボードやゲームをもらった!と話しているのを聞いて当時の長女は不思議に思い、ひたすら「いいなぁ、すごいのもらって。どうしてうちはこれなの?」とちょっとすねていました。
こういう時はとっても説明に困ります(^^;)。

こちらもクリスマスムード満点ですね。
ジョンバーニンガムさんのクリスマス絵本なんてきっと素敵なんだろうなぁ。
クリスマスの絵本ってどれも心温まるものが多くていいですよね。
ところでコドモのクリスマスプレゼントにかける平均額は7千円超とのことですね。驚愕!!
うちの息子もまだ小さいですし、お金の価値なんて分からないので
無理に高いものを買う必要も無いですし
(そもそもそんな高額品をコドモにあげることにも疑問)
本人が欲しいモノをさりげない演出でプレゼントするのが一番だとおもいます。
ヒメちゃんのプレゼントも素敵ですよ♪
かわいいネックレスを作ってまつりかさんにプレゼントしてくれるかもしれませんね。

最近、図書館に行くとクリスマス絵本コーナーが出来ていて、嬉しくて借りてきます。
この本も図書館にあるのかなぁ~初めて見ました。
実は、子どもに初めて私が買った絵本がジョンバーニンガム氏の小さな絵本シリーズでした。
優しい絵が素敵ですよね。
クリスマスプレゼント、自分で作るネックレスなんて目を輝かせて喜んでくれそう。
あげて終わりじゃないところがいいですね。
うちのレゴも長く使ってもらえるといいなぁ☆

まつりかさん、こんばんは。
この絵本、大好きです。
もう、まつりかさんの記事にうなづきっぱなし!
さすがです^^

我が家の長男は、小学生になってから帰宅時間が早くなり(保育園時代は5時降園でした)、読書時間が格段に増え、本の虫。
具体的な本の名前も挙げつつ、「図書カードをもらって自分で選びたい」のだそうです♪
でも、サンタには「ムシキングの高ポイントカード」これ、ものにもよりますが、数千円します^^;
+αのびっくり要素で、長男が知らない(絶対気に入る)絵本を1冊仕込みました。
次男は未だに悩み中です。

まつりかさん、前記事でまたまたご丁寧にありがとう☆
私が気持ちの上でそうしたいと思っていたことをそのまま書いてもらい、とても気持ちを楽にしたもらいました。
感謝します!

各務史さん
この本でペープサートですか。結構長いお話だけど、うん、ペープサートには向いている本かもしれませんね。ユーモラスなお話が伝わりやすいかも。わたしは『さむがりやのサンタ』を読んだことがありません。他の方のブログでも紹介されていたので、とても興味のあるところなんですけどね。
サンタの代理、、史さんがなにを選ばれるのか気になります。
ところで小説読みましたよ・・感想はまたそちらに遊びにいって書き込みますね。


ひとときさん
親からのプレゼントとサンタからのプレゼントを分けるということを思いつきませんでした(^^ゞ
なるほど~~
でもたしかに長女さんの疑問は尽きないだろうなあ。なんでサンタはあの子に高額なものを持っていくのかって。今年も、おこさんへのコメントを考えておかなければならないですね(笑)


うっちゃんさん
ええっ!7千円ですか。
凄いですね世間は・・・おっしゃるとおり、なんでそんな高額品をあげるのか疑問ですね。
うちもいつそんな高いもののリクエストがくるかとドキドキだなあ。


huuyuuさん
うちもバーニンガムの小さい絵本シリーズはよく読みました。あの絵になじんでいたらこのクリスマス絵本はとても楽しめるかもしれません。ただね・・・少々回りくどい言い回しが気になって。記事中にも書きましたが、うちの娘は全部よみおわらないうちに寝ることしばしばです。


わかなさん
なんだろう?長男さんの絶対きにいるけどまだ知らない本って。ブログに載せてくださいね。
それにしても、図書カードが欲しいなんていいなあ。かたやサンタにはムシキングですか。親に気を遣ってサンタに高いものをリクエストしているような感じがして、健気な子供心が見えますよね。

はろー! るんるんママです。

アメリカに住んでるので最近はどこに行ってもクリスマス気分になりますね。家でもクリスマスの絵本や歌で楽しんでいます。

子供へのプレゼントは本や工作セットにします。
ネックレスは自分で作れるものがいいですねー
娘もビーズにはまってます。何回もリサイクルできるし、自分のすきなアクセサリーを作れるので気に入ってるようです。

この絵本、わたしの料理教室の先生のお宅にも飾られていました。
バーニンガムって本当に幅広いストーリーを考えられる多才なお方ですねv-353

我が家のプレゼントは、上の2人は「ラブ&ベリーのDS」が欲しいと言っていたのですが、うちのサンタさんはまだまだ娘達には必要ないと考え、娘の意向も考慮しつつ、「ラブ&ベリー」のボードゲーム(人生ゲームのような)とか小学生に人気のある読み物「レインボーシリーズ」7巻を考えました。

るんるんママさん
こんにちは。
アメリカのクリスマス・・いいなあ、とっても素敵なんでしょうね、やはり家族で過ごすクリスマスが若者の間でも当たり前なのでしょうか??
今日は表参道にいったら、カップルだらけでしたよ。明日のイブはもっとすごいんだろうけど。
アメリカのクリスマス情報お待ちしてますね


アテナさん
レインボーシリーズって??なんだろう?と、アマゾン検索しましたが、「レインボーマジックむらさきの妖精へザー」というこれのことですか?
小学生の間で何が流行っているのかとっても興味があります。またいろいろ教えてくださいね。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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