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 はなをくんくん

2007-02-27

はなをくんくん     ルース・クラウス/文 マーク・サイモント/絵 木島始/訳
はなをくんくんはなをくんくん
ルース・クラウス マーク・シーモント きじま はじめ

福音館書店 1967-03
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<どんな絵本?>
雪が降ってる。
のねずみも、くまも、かたつむりも、りすも、やまねずみもみんな冬眠している。
や、みんな めを さます。
みんな はなを くんくん。

みんな目を覚まして、穴から出てくる。
そしてみんなはなをくんくんしながら駆けて行く。

みんな はなを くんくん。
みんな かけてく。
みんな ぴたり。
みんな とまった。
みんな うっふっふ、わらう わらう。おどりだす。


さて、みんなは何に向ってかけだしていき、何を見つけたのかな?

<初めて読んだ0才8ヶ月のヒメの反応>
 読み聞かせ会に参加したときに紹介されて知りました。詩のリズムが心地よくて、ヒメをひざに抱っこしながら「はなをくんくん」のフレーズに合わせて体をゆすって聞いていました。
 その後、1才11ヶ月に再び我が家に登場。やはり「はなをくんくん」という言葉が気に入って、鼻をひくひくさせながら読んでやると、同じように顔を真似て喜んでいました。

<おすすめポイント> 全体のモノクロ画面と、最後のページで動物たちが見つける春の訪れの鮮やかな黄色が浮かび上がる色の対比が美しい。
 リズミカルで簡潔な詩のような文章の訳が心地よい。また、コンテで描かれた絵は、柔らかな質感が伝わり、動物たちの動きや表情でストーリーのスピードの緩急が表されている。
 <現在3才7ヶ月のヒメの反応>
 くまが、寝ぼけた顔で目をさます絵に笑い、動物たちがお花を見つけて喜ぶラストシーンを好んでいます。相変わらず「はなをくんくん」といいながら、鼻をひくつかせながら。

 <まつりかの感想>雪が降りしきる冬景色と動物たちの冬眠の様子が、モノトーンで描かれ、しーんと静まり返っている厳しい冬を表しています。
 突然、物語は静→動に変わります。一斉に動物達が目をさまし何かに向って走り出す。しかし画面はやはりモノトーンのままです。雪をひた走る動物が右へ右へと流れていく様子と、繰り返される「みんなはなをくんくん。みんなかけてく」の言葉に誘われるようにページをめくるスピードも速くなります。そしてまた動物達はぴたりと動きを止めて、春を見つけるのです。
モノクロの中に、小さいながらも黄色が鮮やかに浮かび上がる様子は、読みながらぽっと温かなものを感じさせてくれます。

 今年は記録的な暖冬で、厳しい冬の寒さを感じないままに立春を迎えてしまいましたが、今日、道端にたんぽぽを見つけました。まさにこの絵本の動物たちのように、「うわあい!」と叫びたくなりました。
 
 白・黒・黄色の3色だけで、多くを語らずとも絵を見ただけでストーリーをしっかりと運んでいけるという「絵の力」を見せ付けてくれます。印刷技術も進んだことでカラフルな絵本を手にすることが多いけれど、絵本の原点を考えさせてくれる本だと思います。
 原題は『THE HAPPY DAY』。アメリカでは1949年出版。日本では1967年初版。

 

 
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動物大好き@ビデオ&絵本

動物好きのしゅん。絵本、おもちゃ、ビデオなど、動物に関したモノが多いです。最近の

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たぶん、読んだことはないんですけど、
なんだか、よく見知った絵本みたいな気がしちゃいます。
なんでだろ?

冬がモノトーンなんですか…。
やっぱり、「玄冬」って、伊達に名前ついてないんですね。
そのあとにくる、春の柔らかなパステルカラーは、
絵本の世界だけのことじゃないですね。
花粉が飛んでも、やっぱり春は待ち遠しいような…。^^

うちの子もこの本が好きな時期がありました。
繰り返しの文が多いので、字を読みはじめた子どもが自分で読むのもいいですね。
シンプルな内容ですが、最後に春を見つけたときは動物と同じように嬉しくなりました。
私もまつりかさんと同じように花が咲いているのを見つけると喜んでいます。

ものすごく春の予感を感じる本です、これ。
しかも、人に読んで貰うのが、好きだったりします(笑)
子どもの様に、絵をじっくり見られるから、それはもう贅沢なひとときv-354

もうタンポポですか!?
本当に何だか暖かかったので、雪の話の絵本を読む気が起きないまま、もう春になってしまった」という感じです。
こちらの絵本は、長女がヒメちゃまくらいのときに読んであげましたが、反応がイマイチでした。
再度挑戦し、下の2人の反応をみてみたいと思います。
もうこの絵本を読みたくなる季節ですよね。

以前放送してたETVの絵本を旅するという番組で椎名誠さんがこの絵本をお子さんと読んだといって、
それはやさしく懐かしそうに思い出を語ってたのを思い浮かべました。
最後のたんぽぽが浮かび上がるところは「うわぁ」ってうれしいですよね。
あの黄色がやわらかくてまた雰囲気がいいと思います。

各務史さん
懐かしいかんじ・・もしかしたら史さんが幼い頃読んだことがあったりして。
史さんも花粉に悩まされていますか?
わたしもいよいよマスク登場させることになってしまいました。
春の訪れを花粉で感じる昨今です。


るんるんママさん
アメリカの春はどんな感じでしょう?
原題のように春をみつけたときはHAPPYになりますよね。


RENEさん
そうそう、人に読んでもらうととても心地よい。わたしもこの本を最初に知ったのは読み聞かせ会でしたから、絵をじっくりみてラストシーンに心から感激したものです。


アテナさん
そうです。もうタンポポ咲いてます。
この本は、情緒的ですから結構大人が読んで感動することも多いんじゃんないかと。
うちの娘も、冬眠ということがわかってきた今だからこそ理解できているところもあるかな。


うっちゃんさん
見ました見ましたETV。椎名誠さん、ぼろぼろになったこの本をいとおしそうにごらんになってましたもんね。
読み聞かせ体験は、子どもにとってだけでなく親にとってもかけがえのない思い出になっているということ。椎名氏を見る目が少し変わった番組でした。

こういう色彩の本、好きです。「サリーのこけももつみ」とか。
もう春本読みたい季節ですね。本を読んで、一緒に本物のhappy day感じたいです。

まつりかさん、すっかりご無沙汰しています。
この本、実は昨日、とある場所でたまたま
背表紙だけ見ました。偶然(@@)。
今日、もう一度行って読んでこようと思います。
記事にできたらTBさせてくださいね。

huuyuuさん
春が近づくとわくわくしてきますね。
「サリーのこけももつみ」は、昔読んだことがあります。そうか、これも春の本だったんですね。
久々に読んでみたいと思います。
ありがとうございました。


グリンデルさん
ぜひぜひ記事にしてくださいね。
今年は雪がつもらなかったので、春を待ちわびる気持ちがあまり感じられませんでしたけどね~それでもこの本は、毎年この季節に読んでみたくなります。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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