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 ぐるんぱのようちえん

2007-03-02

ぐるんぱのようちえん  西内ミナミ/作 堀内誠一/絵
ぐるんぱのようちえんぐるんぱのようちえん
西内 ミナミ 堀内 誠一

福音館書店 1966-12
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<どんな絵本?>
ぐるんぱは、ずっと一人ぼっちで暮らしてきて、すごく汚くて臭い象。
時々寂しくなって涙を流す事も。
ジャングルの他の象たちは、ぐるんぱが大きくなったのにいつもぶらぶらしているので、働きに出そうとします。
体を洗ってもらい、見違えるほど立派になったぐるんぱは、一番初めに「ビスケット屋のびーさん」のところで働きます。でも、1個一万円の特大ビスケットを作ってしまい、「もうけっこう」と言われしょんぼりと出て行きます。
2番目に行ったのは、「お皿作りのさーさん」のところ。
3番目に行ったのは、「靴屋のくーさん」のところ。
4番目に行ったのは、「ピアノ工場のぴーさん」のところ。
そして最後に、「自動車工場のじーさん」のところへ。
でもどこに行っても、ぐるんぱの体にあわせた製品は、大きすぎて「もうけっこう」と言われ追い出されてしまいます。
本当にがっかりして、ぐるんぱは自分が作ったスポーツカーに乗り、ピアノと靴とお皿とビスケットをのせて走ります。
また、むかしのように なみだが でそうに なりました。

 しばらく行ったところに、12人の子どもをもつお母さんが忙しそうに洗濯物を干していました。ぐるんぱを見つけると、子どもと遊んで欲しいと頼みます。
 ぐるんぱは、ピアノを弾いて歌うと、あちらこちらから子どもたちが集まってきました。靴でかくれんぼができ、お皿はプールになり、特大ビスケットをちぎって子ども達にあげました。

ぐるんぱは、ようちえんを ひらきました。
・・・・・・・・・・・・・・
ぐるんぱは、もうさみしくありません。


<初めて読んだ3才3ヶ月のヒメの反応>
絵がかわいいと気に入り、ぐるんぱがどこに行っても大きなものを作ってしまうことがおかしいようです。
ぐるんぱの幼稚園で遊ぶ子ども達の絵を見て「この子は○○・・」という風に絵探しをして楽しんでいました。

<おすすめポイント> 豊かな色彩とべたっとした絵の具のタッチと、登場人物の表情など、堀内誠一氏の絵が、物語の楽しさをひき立てています
 ビスケット屋の店主は「びーさん」、お皿作りの店主は「さーさん」という名前の付け方も楽しく、巨大なものを作って追い出されるたびに、「ぐるんぱは、しょんぼり」「ぐるんぱは、しょんぼり、しょんぼり。」と一つずつ増えていったり、持って出て行く物が増えていく、積み重ねと繰り返しという言葉遊びの要素もあります。 一人ぼっちで泣き虫で不潔だった象が、「とくべつはりきって」懸命に仕事をするものの、失敗を繰り返して追い出され、途方に暮れてしまうけれど、最後には自分の居場所をみつけることができるというサクセスハッピーストーリーです。
 
 <現在3才7ヶ月のヒメの反応>
 ぐるんぱが、追い出されるときに持っていくものを一つずつ「びすけっとと、おさらと、くつと・・・」と、絵を指差しながら言うことと、お母さんが干す洗濯物の数を数えることで、ページをめくるのを止めます。
 中表紙の「ぐるんぱのようちえん」という題字の下には、小さく「これはぐるんぱがかいたじです」と書かれています。それを読むと、ヒメは「どうやって書くの?お鼻でかくの?日本語書けるの?どうしてどうして・・」と合点がいかないとばかりに何度も聞いてきます。

 <まつりかの感想>4月の入園を控えたヒメ。実は昨年11月末から3月まで全10回、土曜日に慣らし保育が行われています。朝9時半から12時半まで、お弁当も食べて帰ってくるのだが、この慣らし保育も残すところあと2回となりました。
先週8回目にして、初めて泣かずに教室に入ることができました。
「幼稚園なんか楽しくなってきた」というコメントをしはじめ、お弁当もようやく残さず食べる事ができ、私としても4月からの不安がすこ~し軽減された感じです。
 まあ、慣らし保育は希望者だけなので、実際は一クラスの人数ももっと多くなるし、バス通園という関門も待ち受けているためまだまだ悩みはつきそうにありませんが・・

 ですから、最近読む絵本も「幼稚園」ものを選んでいます。というわけで、この本もその一つ。

 ぐるんぱのようちえんで遊ぶ子ども達の楽しそうな姿は、非現実的ではあるものの、ヒメには魅力たっぷりにうつっている様子です。この本は、幼稚園の生活を描いたものではありませんが。
 ダメだと思われているぐるんぱが、最後には自分にできることを見つけ、大きなものを作りすぎて失敗した作品たちもちゃんと役に立っているというお話は、誰にもチャンスがあり、自分にあった場所があるんだという勇気を与えてくれます。

 <作家について>
 1965年初版のベストセラー本。雑誌のアートディレクターとしても活躍していた堀内誠一氏。彼が手がけた作品で我が家にある絵本は、『たろうのおでかけ』『こすずめのぼうけん』『おひさまがいっぱい』『ふらいぱんじいさん』『ほね』。実は我が家の蔵書数からすれば、堀内氏の作品がこれだけあるのは結構な比率である。
 『ほね』以外は、挿絵のみを手がけている。どれも絵の雰囲気が違い、これらの本を並べてみると同じ絵描きの作品とは思えないくらい。たとえば長新太氏や五味太郎氏の絵などは、文章が他の作家であっても挿絵を見れば誰が描いたものかがわかるが、堀内氏の場合はそうではない。堀内氏のものと知らずに買って気がつけば集まっていたという感じ。作品によって画風がかわる、変えられるという幅の広さを感じる。
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『ぐるんぱのようちえん』続編が『母の友』に掲載

先日書店で福音館書店の月刊誌『母の友』07年4月号を立ち読みしていたら、「読んで

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福音館のこの辺の本は、子育てには外せませんねぇ。
私も、ぐるんぱをはじめとした面白いネーミング非常に気に入ってます(笑)
サクセスハッピーストーリーって、とっても幸せな響き♪

就園前の心の準備も着々と進まれているようで、春が楽しみですね♪
10回も慣らし保育あるの?お弁当付きで?
う~ん、行き届いた幼稚園とみましたv-432

ぐるんぱのようちえんは、読んだことがないのですが、思っていたより、中身の濃い作品だったのですね。
少し前、幼稚園選びで悩んでいたので、今度息子にも読んで聞かせてやりたい本です。
私も保育園の慣らしのときに思いましたが、お互い最もつらいときですよね。
でも、少しづつ慣れてきたみたいで良かったですね!きっと楽しくやってくれますよ!!

RENEさん
そうなんです、こういう練習期間があるのは親にとってもすごくありがたい。
お弁当は各自作ってもたせるんですよ。土曜の朝から面倒だなあなんて思っていたけど、回数を重ねるごとに手際もよくなってきた気がします。
ヒメは残念ながら9回目は大泣きでした。
前回泣かなかったのは、たまたまだったんですね~


しーちゃんさん
最初からすーっと環境に慣れるお子さんが羨ましいです。
ヒメは赤ちゃんの頃から人見知りと場所見知りが激しくて。これって気質なんでしょうね。まあとことん付き合うつもりで、どんと構えておこうと思います。

ヒメちゃん、慣らし保育頑張ってますね。
始めは預けても親の方が心ここにあらずで家にいても心配でどうにもならないでしょう(^^;)
慣らし保育が入園前にあるなんてすばらしい園ですね。
「幼稚園たのしくなってきた」の言葉も、残さず食べるお弁当も頼もしい!
入園はもうすぐですね。
まつりかさんもお弁当作り頑張ってくださいね。

私も子どもの心境に合わせた絵本をよく読みます。
親からのメッセージが伝わってるといいですけど・・・。

大好きな絵本です。ぐるんぱのようちえんを幼い頃読むたびに、ビスケットを食べるのがとても楽しくて、食べても食べてもなくならない大きな大きなビスケットを想像していました。自分に合っていることってすぐには見つからないけど、探していく過程は決して無駄にはならないってこと。ぐるんぱに教わった気がします。

うっちゃんさん
赤ちゃんの頃は子どもの心に沿う絵本という選びかたの必要はないですけど、成長と共にこういうことを考えながら選んでいますね。偏らないように気をつけようとは思っているんですけど。
慣らし保育もあと1回になりました。

京女さん
「ビスケットまだたくさんありますからね」という終わり方が印象深いですもんね。子どもは大きなビスケットを想像して楽しんでいるかもしれないですね。
わたしもこの本の内容は思い出せなかったんですが「ぐるんぱ」という名前と表紙の絵だけは幼い頃の記憶が残っていました。

わたしも以前この絵本を載せました。
わたしの小学校のころの思い出の絵本ですv-353
いろいろな物をつくるにつれて、言葉が増えていくところが好きだし、わたしもこのようなもので遊びたいと思っていました。

ヒメチャマ、幼稚園に慣れて良かったですね。
大分成長がしたようで、わたしもうれしく思いますv-344
泣かれると、親もつらいですものね。
今日三女をいつも預けている託児所に連れて行ったら、激しく泣かれました。
夕方家に帰ると、
「新しい先生がいて、久しぶりだから恥ずかしくて泣いた。」
と言っていました。
子どもって結構敏感だなって思いました。

アテナさん
そうですよね。子どもって本当に敏感です。
でもちゃんと理由がいえるお嬢さんはえらいですね。思いを言葉にできることって大変ですもの。次回はその先生に慣れてくれるといいですね

まつりかさん、こんにちは。
『ぐるんぱのようちえん』の続編(「母の友」掲載に関して記事を書いたので、TBさせてもらいました。(わかなさん?が発見したウラワザを使って)

ヒメギミ、いよいよ入園なんですね。
不安は尽きないですよね。でも、だいじょうぶです。いろんなことは時間が解決してくれると思いますよ。あせらないことです。
記事には雑誌『母の友』に関しても書きました。
入園前の不安なお母さんたちにぜひ読んでもらいたいと思ったので。
参考になれば幸いです。
楽しい幼稚園ライフとなりますように!

めーべるさん
TBありがとうございました。
わたしも「母の友」読みましたよ!
ぐるんぱの続編っていうのでわくわくしながら・・
そのほかにも育児指南書としてとても参考になるものばかりでした。

まつりかさん、こんにちは。
ご質問のTBのウラワザですが、
TBのURLの上で右クリックし、プロパティを表示させ、そのアドレスをコピペして、TBのアドレスとして使いました。
わかりますでしょうか? 
今まではなぜかこちらのブログのTB用のURLがコピーできなかったのですが、この方法でコピーできました。

めーべるさん
早々にありがとうございました。
ほんとだ!できるできる!
つい先日もTBできませんというコメントをいただいていたのですが、なんのアドバイスもできずにいたのです。
どうもありがとうございました。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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