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 ごちゃまぜカメレオン

2007-04-27

ごちゃまぜカメレオン エリック・カール/作 八木田宣子/訳
kamereonn

<どんな絵本?>
緑色の小さなカメレオンは、止まった場所によって、また気分によって体の色を変えてカモフラージュできます。
じっと座って食べ物が来るのを待ち、長いべとべとする舌をしゅーっと突き出して、捕らえます。
カメレオンは こんな ふうに くらしていました。
とこべつ おもしろい ことも ない まいにちでした。

ところが、ある日、丘の上から動物園を見て、美しい動物達に感激します。
「ぼくは なんて ちっぽけで、のろまで、よわむしなんだろう!ホッキョクグマみたいに なれたらいいなあ。そうしたら、おおきくて かっこいいのにな」
そう思ったとたん、ホッキョクグマのように大きく白くなりました。

フラミンゴのように綺麗になれたらなあきれいなピンクの翼と長い足が生えました
キツネみたいになれたらスマートだろうなあふさふさした赤いしっぽが生えました
さかなみたいになれたら泳げるのになあオレンジのひれが生えました
しかみたいになれたら速く走れるのになあ茶色の角が生えました
キリンみたいになれたら遠くのものが見られるのになあ黄色く長い首と頭、足が生えました
カメみたいになれたら安心だなあ緑の甲羅が生えました
ゾウみたいになれたら誰にも負けなず強くなれるんだけどなあ青いゾウの顔がつきました
アザラシみたいになれたら芸ができてサーカスにいけるかもなあ紫色の足が生えました
人間みたいに・・・頭に黒い帽子、手に黒い傘を持ちました

そのとき一匹のハエが・・
カメレオンはおなかがすいていたけれど、体中にいろんなものがくっついていて自分の舌が使えず、ハエを捕まえられません。
「ああ、いつもの すがたに なれたらなあ!」

すると元通りに。
「また もとの ぼくに なったぞ!ばんざい!」
・・・・・・・そしてカメレオンは ハエを つかまえました。

<初めて読んだ2才8ヶ月のヒメの反応>
ページを繰るごとに、いろんなものがくっついていくのが面白いらしく、「これがくっついて~、次はこれがくっついて~」と楽しんでいました。

<おすすめポイント>
 エリック・カールが、コラージュでなくクレヨンで描いた珍しい作品
 荒々しく大胆な線と、計算された色使い。そして、次々と体にくっついて、ごちゃまぜになっていくカメレオンの姿形のユニークさに、ページをめくる期待が高まります。ですから、低年齢から楽しめる本だと思います。
 カメレオンが、動物になりたいと願う場面からは、本の左がインデックスになっており、動物が小さく描かれています。
カメレオンが元の姿に戻るラストの場面では、インデックスと色使いの意味に納得し、さすがエリックカールと、感心させられます。
原題は『THE MIXED-UP CHAMELEON』

<現在3才9ヶ月のヒメの反応>
カメレオンの生態に関心があるようで、体の色を変えられるというと、「じゃあ、この壁にとまったら白くなるの?」、舌をのばして獲物をとらえるということには「虫が飛んでこなかったらどうするの?」と質問してきます。

<まつりかの感想>
 表紙にはこの本がどうやって作られたのか注釈がつけられています。この本は、作者が訪ねた、アメリカやヨーロッパの国々の子ども達との体験がもとになったそうです。子ども達に好きな動物をいわせ、カールがその動物の一番特徴のある部分を描くと、また子どもが次の動物を注文し、カールがまたその動物の部分をつなぎあわせ、ごちゃまぜになればなるほど子どもたちが大喜びをする。動物園に写生に行ったカールがあるとき虹色のカメレオンを見つけ、このカメレオンがもっと他の色に変わったらどうなるのかなと考えたそうです。そして、子ども達との体験とカメレオンの観察が結びついて、この本が生まれたというのです。
 エリックカールの絵本はどれも、鮮やかな色彩と、本そのものを楽しむしかけや技法が盛り込まれています。
 と、同時に内容も非常に奥が深いと思うのです。この本でも、「もしこんなふうになれたらなあ」という思いが次々と形になっていき、ごちゃまぜになったカメレオンは、強さ・美しさ・スマートさ・足の速さや泳ぎのうまさなどなど、いろんなものを手にします。でも一匹のハエを見て、舌を使うことが出来ないため、やっぱり元に戻りたいと思います。
「またもとのぼくになったぞ!ばんざい!」という言葉に作者のメッセージを感じます。 他を羨み、自分を大きくみせようとして、本来の姿を失ってしまってはいませんか?と問われているような気がするのです。
 ラストの絵は、舌をにゅーっとのばしたカメレオンの頭上に虹がかかっています。ハエをつかまえたカメレオンをたたえるかのように。
 
 私が読んでいるのはクレヨン画ですが、コラージュをつかって改訂されたものもあるそうです。また、塗りえ絵本もあるとか・・ともにまだ見たことはないのですけど。
 
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我が娘達も大好きな1冊です。
去年の長女の夏休みの自由研究でごちゃまぜカメレオンを作ったのです。
本当にごちゃまぜでした。
この絵本を知らない人が見たら、どう思うのでしょうね。

おひさしぶりです(^^)/
この絵本みたことなかったなぁ。
うちの娘は“虹色”が一番スキなんだって!だからきっとこの絵本も気にいってくれそう(^^)
私的には、塗り絵絵本っていうのに興味がありますけど、、。
見つけたらおしえてね~!

うちにもありました。
『ごちゃまぜカメレオン』!
でも、大きさは掌大で、コラージュのほうです。
プラスして、プラスして、どんどん異形になっていくカメレオン。
子供には受けるのかもしれないけど、大人の私はグロかったです。
やっぱり、持って生まれた姿が良いですよ~♪
特に、生物って形に無駄がないですもんね♪

アテナさん
おもしろそうですね~自由研究でこれを実践してみたなんて・・たしかに、この絵本を読んだことがないひとは、理解しがたかったかしら?(*^_^*)


りんごさん
おひさしぶりです。
虹色が一番好きだなんて、素敵なことをいわれるお嬢さんだわ☆彡
塗り絵絵本、アマゾンでも売っているみたいですけどね。気になりますよね~~


各務史さん
グロかったですか(^_^)たしかに、もしもこんなのが本当にいたらと想像するとかなり気味悪いですね。
子供ってぐちゃぐちゃが大好きですからね。カールが真剣に子供心に向き合っている様子に共感します。
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まつりか

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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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