あいうえおってどんなかお 今井和子/文 宮沢晴子/絵
<どんな絵本?> あいうえおの「あ」って いう かお どんな かお 「あっ」と おどろく こんな かお 「ああ やだなあ」の こんな かお それとも それとも そーれとも 「あっかんべえ」の こんな かお 「あ」「い」「う」「え」「お」をそれぞれに のリズムにのせていろんな表情を表しています。最後は・・ いろんな かおが ありました さあて あなたは どんな かお <初めて読んだ3才8ヶ月のヒメの反応> 絵本にかかれた一つ一つの表情をみながら真似をしています。 「お母さんはどれが好き?私はこれ〜」と、その日のお気に入りの表情をお互いに指差してその顔を真似る遊びをしています。 <おすすめポイント>絵は、せなけいこさんを思わせる切り紙で描かれています。 手袋の親指を「あ」、人差し指を「い」、中指を「う」、薬指を「え」、小指を「お」として、5本それぞれがいろんな顔を紹介してくれます。 リズムのいい詩にのって、「あいうえお」を楽しむことができる言葉絵本。巻末には楽譜つき。 <現在3才9ヶ月のヒメの反応> 楽譜を見ながら、必死で音をとって口ずさんでいると、ヒメも覚えて絵本のページを繰りながら、一緒に歌って楽しんでいます。 <まつりかの感想> 作者の今井和子氏は、23年間保育士として現場に携わった経験をお持ちで、現在は東京成徳大学教授で、「全国子どもとことば研究会」の代表でもあります。今年初めに、今井先生の講義をお聞きする機会がありました。乳幼児期の子育てに大切なのは愛着であるということや、しつけについて、「叱る」と「怒る」の違い、「自立」と「自律」について、子どもの言葉について・・等等。 赤ちゃん期の子育てを振り返り懐かしく思うと同時に後悔を感じながらも、胸のつかえがとれて、ふっと楽な気持ちにさせてもらえるお話でした。ありのままの子どもを受け入れること、親の枠に子どもをはめ込もうとしないなど、頭でわかっていてもついやってしまうというようなことに、はっと気づかせてもらうことができました。 やさしい語り口調と、相手の目をじっと見つめてお話される眼差しや、具体的で楽しい講義内容は、無我夢中で子育てしている母親を厳しく諭すのではなく、そっと手をさしのべて下さるといった感じでしょうか。 そんな先生が書かれたこの本は、「あいうえお」のそれぞれのもつニュアンスを大事にしながら、それを子どもにリズミカルな詩と、楽しい絵で、子どもの目線にたって作られています。そして、これを歌にして子どもと一緒に楽しもうという保育士の視点から、楽譜がつけられているのかもしれません。 私が絵本講師をしているということで、個別にお話させていただくご縁があって、後日先生からこんな素敵な言葉をいただきました。 「花には太陽を 子どもたちには絵本を!」 私は、子どもにとって絵本は心の栄養だと思っています。親子がそっと寄り添って楽しめる時間と空間・・それが愛着なのだろうなと。 ![]() |
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