わかってほしい MOMO/文 YUKO/絵
<どんな絵本?> この本を書いたのは 虐待が 少しでもなくなれば という重いと、自分を 変えるためです。 ↑扉にかかれたこの文章のあとに、物語は始まる。 なぜ? また? なんのために うんだの? どうしても わからない くまのぬいぐるみの、頭が、腕が、足が・・・どんどんほころび、中綿が出て、最後には目玉がはずれ、おなかが裂けて、頭も腕もとれてしまった。 ねがいは ひとつだけ わかることは ひとつだけ あいされたい。 <おすすめポイント> 冒頭の「なぜ?」のページが真っ黒である以外は、あとは全てのページが真っ赤。 途中、白抜きの文字の上に、黒文字の言葉が重なる。黒文字が表すのは、虐待されることによって植えつけられる憎悪の念。虐待の連鎖をうんでいるということを意味している。 言葉は少なく、絵もくまのぬいぐるみしか描かれていない。しかし、ぼろぼろになっていく様子と、それでも笑っている表情には、読んでいて胸が苦しくなる。 <まつりかの感想> 物語が終わると、作者からのこのようなメッセージが書かれている。全文引用させていただくことにします。 虐待は ひとを憎むこと 自分を憎むことをおしえてします。 愛されていないのか 愛されているのか なんで 自分が 生きているのかさえも わからなくなってしまう。 それでも いつか こんな自分も含めて すべてを 愛してもらえる・・・ どうしても どうしても それが あきらめきれない。 虐待をする親でも 子どもには そのひとしか いない。 このことを どうか わかってほしい。 こころから。 子どもを虐待する親は年々増加しています。暴力だけでなく、ネグレクトなども。 親はこう言う・・・「子どものことを思うからこそだ。これは躾だ。」 そしてその親はやはり幼い頃に、虐待を受けて育っているケースがほとんどだとか。いわゆる虐待の連鎖。 この本のクライマックスでは、虐待を受けるものの、二つの声が同時に書かれています。 ひどい目にあっても、親の愛情だと信じたくて、されるがままになる。本当は自分を愛してくれているんだと思いたいという気持ち。もう一方では、いつか仕返ししよう、同じ目にあわせてやろうか、それとも死んでびびらせようかと、心の中で必死に抵抗し憎しみを募らせている。 先日テレビで少年刑務所での更正教育について紹介されていました。 罪を犯した少年自身、悪いことをしたという意識がない人が多いそうで、その意識を改めさせることからはじめなければならないといいます。そのためには、刑務官が少年一人一人と面接を重ね、その子を認めてあげ、愛情をいっぱいに注ぐことが必要だとか。愛情を受けて育っていないから、他人に愛を注ぐことがわからない。愛情のかけ方を間違っている場合が多いと言っていました。 虐待を受けて育ったものが親になったとき、自分の子どもに虐待をしないためにはどうすればいいのでしょう?それには、まず自分が幼い頃に受けた虐待と向き合う気持ちで、そのとき抱いた感情をもう一度思い起こすことと、自分の暴力的な性向を認めることではないかと思います。 そして社会としてやらねばならないことは、虐待にあっている子どもを助けてあげ、自分が認められ十分に愛されたという経験をもたせてあげることでしょう。 この本は、GWに行われた「上野の森親子フェスタ」(過去の記事をご覧ください)で、柳田邦男氏が大人にすすめる絵本を紹介、販売するブース「柳田邦男書店」に並んでいました。 真っ赤な表紙が目を引き、短い文章のためあっという間に読み終えて、とたんに胸が締め付けられる思いがしました。他の本もためし読みしながら、どうしても気になって手にしてしまったこの本。しかし、3歳のヒメにはとても読み聞かせられる内容ではありません。 今日は母の日。ヒメは幼稚園でかわいいメッセージカードを作ってきてくれました。私は自分自身にこの本を贈りたい。そして、母親として考えたい。子どもはペットではない。私の所有物ではない。本当に子どもの心をわかっているか??? 虐待している親、されている子どものもとに、この本が届けばいいけど・・・虐待とは無縁だと思う大人にも手にとってみてほしい本です。 ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
ランキングに参加しています
|
|
↑みなさまのポチっを励みにしています♪ |
|
|
|
カレンダー(月別)
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
本日紹介の本
|
|
|
|
|
|
最近の記事+コメント
|
|
|
|
|
|
素敵なアレンジをしてくれるプリザーブドフラワーのお店です
|
|
|
|
ブログ内検索
|
|
|
|
|
|
絵本のガイドブック
|
|
|
|
|
|
18年8月からカウントはじめました。
|
|
|
|
|
|
フリーエリア
|
|
|
|
|