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 まいごになったぞう

2007-06-08

まいごになったぞう  寺村輝夫/文・村上勉/絵
まいごになったぞうまいごになったぞう
寺村 輝夫 村上 勉

偕成社 1989-01
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<どんな絵本?>
ぞうの あかちゃんが まいごに なりました。
「あばば、うぶー。」

きりんがみつけて一緒にお母さんを探してくれますが、
途中川を見つけたあかちゃんぞうは、水遊び。
「あばば、うぶー。」
川で出会ったかばには、「わにに食べられるから早く帰るように」といわれても、
「あばば、うぶー。」
とうとう寝ているわにに出会い、面白がって尻尾を踏んだあかちゃんは
「やあ、うまそうな こぞうだな。」といわれても
「あばば、うぶー。」そんなあかちゃんを、わにはかわいく思うのです。
森には、らいおんがいて、ここでも「やあ、うまそうな こぞうだぞ。」と言われますが
「あばば、うぶー。」
らいおんのおなかにもぐりこんで昼寝をはじめたあかちゃんを見て、らいおんもかわいく思うのです。
らいおんは、あかちゃんをごろんと転がすと・・ごろんごろん・・
ごつん!とぶつかった先には、かあさんぞうの足。
無事に戻ったおかあさんにむかって
「あばば、うぶー。」

<初めて読んだ2才8ヶ月のヒメの反応>
「あばば、うぶー。」というフレーズをおもしろがり、赤ちゃんっぽく真似をしていましたが、何度言っても「あばばぶー」と。わにと、らいおんが出てくる場面には緊張するようで、「食べられそう」と言ってびくびくしながら聞いていました。

<おすすめポイント>
 何を言っても「あばば、うぶー。」としかいえない、赤ちゃん象。でも、この一言には、場面によって感情の違いが描かれているため、読み方も変わってきます。 赤ちゃん象が次々動物に出会い、そこでみんながこの子に癒され、最後は無事に母親の元に戻るという展開と、村上勉氏が描く動物の表情や、余白をうまくつかった構図が、物語に温かみや、愛が流れる、とても心地よい絵本です。

<現在3才11ヶ月のヒメの反応>
今では、ちゃんと「あばば、うぶー」といえるように。私が「あばば、うぶー」と読むたびに、「お母さーんって探してるんだね」「お水おもしろいなあって思ってるんだね。」「わにさんこんにちは、って挨拶してるんだよね。」「お母さんここにいたの?って言ってるのかな」など、あかちゃん象の気持ちを想像しながら、言葉にしています。

<まつりかの感想>
 喃語の混ざった、初語が出る1歳前後の頃、「あっ、あっ」とか「まんままんま」とかしか言えないけれど、こちらの言っている意味は分かるようで、指差しや表情を使いながら意思を伝えてきていました。
 「あばば、うぶー」で、いろんな感情表現をする、あかちゃん象を見ていると、その頃のヒメを思い出します。
 この頃は、子どもが発する言葉に対し、親は色々と推測しながら「○○したいの?」「○○だね~」とたくさん話しかけます。そして子どももそれに答えるように微笑したり、顔をしかめたり。子どもは、働きかけをしてくれる人のことを、「自分のことを分かってくれる、信頼できる存在」だと認識するのだと思います。そしてそこにコミュニケーションが生まれます。
 この本でも「あばば、うぶー」しか話せない象に向かって、動物たちが優しく話しかけ、あかちゃん象の要求を探りかかわりをもっていきます。
 喃語しかはなせなかった子どもが、気がつけば言葉を駆使している。ヒメの発達を思い出しても、爆発的におしゃべりを始めるようになる1才半頃を皮切りに、語彙はどんどん増えていき、今ではシャレや冗談を言ったり、見事な突込みをいれてくるまでに言葉の表現は豊かになってきました。
 こどもが言葉を自分の中でどのように育てて使い始めるのかを考えると、それは心の育ちと関係しているのではないかと思うのです。話しかけられることでの心地よさや、言葉を発することで相手が反応してくれることの嬉しさという体験を重ねることで、言葉を使ってコミュニケーションをする楽しさを感じていくのでしょう。
 ヒメは時々「赤ちゃんになりたい」ということがあります。赤ちゃんは、泣いたり微笑んだり、「あーあー」というだけで、周りが、必死で赤ちゃんの要求を探り、声をかけてあげるのを見ているからかな?。
 

 
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まいごになったぞう

{/apples/} 図書館で借りた本{/book/} ゾウの赤ちゃんが、迷子になりました。キリンや、カバや、ワニや、ライオン、みんなが心配してくれますが、赤ちゃんゾウは、ただ「あばばうぶー。」ちゃんと、お母さんに会えるでしょうか。少しのおそれも、うたがいもない、純粋な赤

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赤ちゃんって、なんにしても可愛いですよね。
象も、赤ちゃんというにはサイズが大きいんでしょうが、
パーツが短かったりしてやっぱり可愛い♪
この”可愛いこと”っていうのは、赤ちゃんの武器らしいです。
つい、面倒を見てあげたくなっちゃう武器。
面倒を見てもらえないと命をつなげないからこその武器。
この物語の象さん、どうやらその武器を使いまくりのようですね。(笑)
それにしても…
象って迷子のイメージがあるんでしょうか?
NHKで放送されてた
♪ ひ~とりぼっちの かばが
  ジャ~ングルの おくで
  母ちゃん~ 探して~ 旅に 出 た  ♪
歌も、迷子になってますもん…。

この絵本以前に何度も読みました。
「ぞうさんが、あばばうぶーっだって、可愛いね~♪」って娘が言ってたの思いだしました。
今うちの下の娘がこんな感じなので、親近感がわきます。
言葉が遅くてママ、ばー、じー、あー、うー、いや、くらいなんです(笑)
でも、あーうーにも色々意味があって、言い方や表情やしぐさで、それが何かわかるもんですよね。
久しぶりにこの絵本読みたくなりました♪

各務史さん
思わず口ずさんでしまいましたよ、この歌。ほんとだ、迷子になってるなあ~
象ってどこか哀愁を感じますしね。あんなに大きいのに怖いというイメージは全くない。
赤ちゃんのかわいらしさは、そう、武器なんですよね。
でも一方で、その武器になんの反応も示さないどころか、いらいらするという親がいる現実が悲しいですよね。


ルーリーママさん
いいなあ。わが娘にもそんな時期があったとは思えないくらい、今はおしゃべりになってしまい・・・会話ができるのは面白いんですが、たどたどしい頃が懐かしくもあり。
リーちゃんのあどけなさに癒される日々なんでしょうね。

ふふ。ヒメちゃんの見事な突っ込み、一度聞いて見たいです。

この記事読んで昨夜TVで放送ぞうの赤ちゃんの胎内映像を思い出しました。
妊娠期間が1年10ヶ月で出生時体重が120キロですって。驚愕です!!

うちの息子も赤ちゃんになりたいといいますよ。たぶん甘えたいんだと思います。
なのでおもいっきりいちゃつきます。へへへ。

こんにちは
この絵本、上の子が2度、借りてきていました。
楽しいですよね。
チビチビもあばばうぶーの世界です。その短い時間を満喫したいと思っています。
TBさせてくださいませ。

うっちゃんさん
ぞうの胎児の映像ですか~見てみたかったなあ。超音波映像なんでしょうかね?
人間の10ヶ月の妊娠期間でも長いと思うのに、象のお母さんってすばらしいですね。


さとちえさん
TBありがとうございました。
あっというまに過ぎる乳児期。気がつけばすっかり「こども」になってますからね。どうぞ、あばばうぶーの時期を大切にお過ごしくださいね。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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