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 ぼくにげちゃうよ

2007-10-01

ぼくにげちゃうよ   マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 クレメント・ハード/絵 岩田みみ/訳
ぼくにげちゃうよぼくにげちゃうよ
マーガレット・ワイズ・ブラウン クレメント・ハード 岩田 みみ

ほるぷ出版 1976-09
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<どんな絵本?>
こうさぎは、ある日家を出てどこかへ行ってみたくなり、かあさんうさぎにこう言います。
ぼく にげちゃうよかあさんうさぎは、いいました。
おまえが にげたら、かあさんは おいかけますよ。だって、おまえは とってもかわいい わたしのぼうやだもの」
こうさぎは、小川の魚になって逃げるというと、かあさんは漁師になって釣り上げるという。
じゃあ高い山の上の岩になるというと、かあさんは登山家になって登っていくという。
それなら庭のクロッカスになるというと、かあさんは、植木屋になって見つけるといい、
ぼくは小鳥になって逃げるというと、かあさんは木になってお前がとまりにくるのをまっていると。
・・・・・・・・・・・
そして最後は、
そこで、こうさぎは にげだすのを やめました。
「さあ、ぼうや にんじんを おあがり」

<初めて読んだ3才0ヶ月のヒメの反応>
 こうさぎとおかあさんの「もしも・・」の会話と、変身した様子を描いた絵を、十分に理解できなくて、「どうして?わからない」とあまり興味を示しませんでした。(とくに、サーカスの空中ブランコにのって逃げるという子ウサギを、かあさんは綱渡りで追いかけるという場面には、どうやって捕まえるのかをさんざん尋ねられました)

<おすすめポイント>
 愛情を試すかのような質問をしてくる子ウサギに対して、優しく答えてあげる母さんうさぎとの会話。「もしもぼくが○○だったら・・」のページはモノクロで描かれ、いろんなものに変身したかあさんうさぎが子ウサギを空想で捕まえている場面は詩情あふれるカラーで描かれている。
 原題は「THE RUNAWAY BANNY」
この作家と画家のコンビで有名な『おやすみなさいおつきさま』。
おやすみなさいおつきさまおやすみなさいおつきさま
マーガレット・ワイズ・ブラウン クレメント・ハード せた ていじ

評論社 1979-01
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 この絵本に描かれている部屋は、こうさぎとかあさんうさぎが人間だったら・・の場面の部屋とよく似ているし、『おやすみなさいおつきさま』の部屋の本棚の上に、額に入れて飾られている絵は、かあさんうさぎが漁師になって、こうさぎを釣る場面のもの。2冊を比べると面白いです。
    
<現在4才2ヶ月のヒメの反応>
 「もしヒメがいなくなったらお母さん悲しい?」そんなことを時々いいます。「悲しいよ」というとニンマリ。だからこの本をようやく面白がって読めるようになりました。お気に入りは、クロッカスに隠れているこうさぎを、植木屋さんになった母さんうさぎが見つけるところ。
 『おやすみなさいおつきさま』をひっぱり出してきては、「この時計が違うけど、パジャマは一緒だね~」などと見比べて楽しんでいます。

<まつりかの感想>
どんなに逃げてもかあさんは追いかけるよ・・子どもが親に愛されているかどうかを確認したくて尋ねるかわいらしい質問を、ちゃんと聞いて答えてあげています。こんな風に接してあげるのって実は難しい。私なら、「いつまでもそんなこと言ってないで、早く寝なさい」とでも言ってしまいそうだなあ
 でもこのこうさぎは、質問攻めの末、母さんウサギの答えに納得して、やっぱり母さんのところにいようかなって思うわけです。母さんのところにいつまでもとどまるというのではなく、どんなことがあっても母さんは自分の味方でいてくれるんだという愛情を心にとどめることができて安心しているのでしょう。
 見放された、無視された、何を言っても聞いてくれない・・大人でも人とのかかわりの中でそんな体験は悲しいこと。だから、子どもが最も身近な親にそれをされるのはとても辛いことなのだろうなと思います。普段なかなか言えない言葉も、絵本を読むことで、自然と子どもに愛情を伝えられるおすすめの一冊です。
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某テレビ番組で、イギリスのナニーが
アメリカの問題ある家庭を訪ねて、
家庭を円満にしていくってのがあるんですよね。
その中に必ず、
”子どもに愛してるって、夫婦お互いも愛してるって伝えなさい”
って言われるようなシーンがあるんです。
伝えるって大事なことですよね。
”あなたがどんな姿になっても、大丈夫、愛してる”
とってもストレートなメッセージだけど、
それだけに、真っ直ぐ心に届きそう。
私も伝えるように心がけなくっちゃ♪

でも、ふと自分のことを子どもとして考えると…。
もうちょっと、ストレートに
”あなたが大事、あなたをとっても愛してる”
って伝えてもらってたら・・・・・・・・・

我が家に、おやすみなさいおつきさまがあるから、
ぼくにげちゃうよが気になってきました。

最近、どんどん、やんちゃになっていくチビ。
反抗期も重なって、憎たらしく思えてしまうことも…。
まつりかさん紹介のこのような絵本から、
子供との接し方を再認識させてもらえるのでしょね。

各務史さん
ほんとですね。日本人はとくに「気持を察する」ということに美徳を求めるところがありますけど同時に誤解も生じやすいですよね。言葉にするのは照れ臭いって思いますけど、言ってもらうとやっぱりうれしいし、意識して伝えていかなければならないですね


makkoさん
ブラウンの詩は韻をふんでいてきれいな響きをもっているので、声に出して原文を読むととても心地よくなります。子どもに読むには日本語訳でないと伝わりませんけどね。この本は自分の中の母性に気付かされ、優しい気持ちになれるかな。
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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