あけましておめでとうございます。
![]() みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2008年第一弾の記事は、なんと昨年11月に、NPO法人「絵本で子育て」センターと、ほるぷフォーラムが主催する「第4期絵本講師・養成講座」の4回目のときのレポートなのです。 何?何で?いやいや、申し訳ありません ![]() けっして、サボっているわけではないのですよ。 気楽に書くわけにはいかないなあと思っていたので、いつかゆっくりと・・と思っていたら、年を越してしまったというわけでして。 この日の午前は、松居直氏の講演でした。こちらはちゃんと 昨年中に記事にしていますので、どうぞごらんください→(コチラ)そして、午後にご講演いただいた、絵本作家の梅田俊作氏のお話を聞いての感想を・・・下記に・・ ![]() 今回が先生にお会いするのは初めてだったのですが、私が想像していたお姿とぴったりでとてもうれしくなったんです。 しかし、お話を伺うにつれて、あれ?あれ?わたしのイメージなんてはるかに超えた、すごいオーラを放っておられる。突拍子もない方向から話は始まる。それに謎の小道具も登場するし・・いったいこの話はどこに決着するのだろうか?こちらの心配をよそに、梅田劇場はすすんでいく。 先生の話を聞きながら、頭の中にその情景が湧き上がる。まるで今、その場に自分が立っているかのような臨場感。おもしろい、楽しい、そして胸が熱くなる。 そのお話の一部をご紹介します。 まずは、・・『漁火 海の学校』の制作エピソード。
梅田氏は、現在徳島県にある人口130人の漁村にお住まいだそうです。 この漁村には、心に悩みをもち学校にいけなくなった子どもを受け入れる「漁村留学」を行っています。梅田氏は、村の人々と協力して、この小さな村にやってきた子どもたちにかかわり、彼らが成長していく様子を見守っているそうです。 村にやってきた子どもたちのエピソードもいくつかお話されました。どうやって子どもが心を開いたのか、どうやって改善していったのかなどの経緯には、漁村の人々の熱い思いが伝わります。 ともすれば、こういう村の人たちは、「うざい」ものなのかもしれない。できれば人との距離を適度に保ちながら、都合のいいときにだけ近づき、あまり深く干渉しない関係がいいんだと思っている人から見れば。 でも、心を打ち明けられる家族も友人もおらず、バリアを張ってひきこもっていた子どもたちにとっては、村の人の情に触れ、あかの他人が自分のことを見ていてくれることを感じること、愛情を感じることが、この熱い村人の思いでもって届いたのだと思います。 そして、97年の日本絵本大賞受賞作『しらんぷり』についてのお話も。
梅田氏の甥っ子が中学一年生のときに、学校のガラスを割る事件を起こしたのをきっかけに、いじめや、学校生活でのプレッシャーについて考え、子どもの社会の過酷な現状を真正面から捕らえたのがこの作品になったそうです。 世界で一番長い物語絵本というわれるこの本。219ページもあるのですが、どのページを開いてもモノクロで描かれているのは、かげに隠れるいじめを表に出すためだそうです。 小学6年生の教室。ドンチャンが4人組にいじめられている。「ぼく」は、ドンチャンがやられるままになっているのを見て見ぬふりをする。口に出したら今度はこっちがやばいから。・・・ ドンチャンは6年の2学期が終わるときに、とうとう転校してしまいます。物語はその後も登場人物の関わりで、それぞれの視点からのいじめが見えるように展開していきます。「ぼく」は自分の気持ちに整理をつけるために、卒業式でひと波乱起こすのです。 そうして、物語の最後は、こういう言葉で結ばれています。 おわり(ぼくにとっての、はじまり!) いじめは終わらない・・ということなのでしょうか。 梅田氏は、競争社会を生きていかねばならない子どもたちの現状をお話くださるとともに、大人の在り方を伝えてくださいました。子どもが作ったものや発見したものにたいして、大人が褒めたり、認めることが、子どもの自己表現する力を伸ばし、夢を育むことになると。また、子どもの好きな本を、大人がくり返し読んであげることは、子どもの心のやすらぐ場を作るんだということも。 この長編『しらんぷり』を、今まで声に出して読んだことがなかったのですが、絵本講師が壇上で四全文読んでくれました。いじめられる子、いじめる子、しらんぷりする子、先生、親、屋台のおじさん・・登場人物の言葉に、私の感情もさまざまに変化していきます。読み終えるまでに30分以上かかりましたが、読んでもらうことの心地よさを実感できた時間でした。 「自分に逃げ場を持たずに子どもの本つくりと向き合っていきたい」という言葉に胸をうたれました。子どもがのびのびと生きづらい世の中に、光を注いでくれるような、子どもにも大人にもそっと背中を押してくれるような本をぜひ作っていただきたいなと思いました。 梅田氏が現在お住まいで、絵本の舞台になった漁村のHPを見つけました ![]() なんだか、ものすごい活気を感じるHP。いつか訪れてみたくなるような。地方万歳!!って感じ 。田舎ものの私は、地方の元気な姿に会うととても嬉しくなってしまいます。HPには、梅田氏も登場しています。その名も、「伊座利ねっと」(http://izari.net/ehon.html)絵本の題名は、この村の名前にかけてあったわけですね。 ちなみに・・・ 過去にもお知らせしていますが、第5期絵本講師・養成講座の春開講にむけて、受講者を募集しています。梅田先生も松居先生もひきつづき御講演してくださる予定です。みなさまが受講くださるのをお待ちしていますね! 募集会場: 芦屋・福岡・東京 募集人数: 定員70名(50名は先着順。以降は抽選となります) 講師陣 : 梅田俊作・飫肥糺・片岡直樹・とよたかずひこ・ 中川正文・浜島代志子・松居直・松本直美・森ゆり子 (50音順) 受講期間: 2008年4月〜5月(開講日)2009年2月〜3月(修了日) 受講費用: 68000円(税込) ※テキスト(5編・5冊)、課題レポート(5編・5冊)、 スクーリング費用(6編・6回)、副読本、その他資料等 募集期間: (芦屋会場)2008年2月1日〜3月15日(必着) (福岡・東京)2008年2月1日〜3月31日(必着) 申込方法: 「受講申込書」に必要事項を記入の上、「絵本で子育て」センター事務局までご郵送ください。 募集締め切り後、受講者を決定しご本人宛にご通知します。 受講申込書は、120円切手を同封のうえ、「絵本で子育て」センターまでお申し込みいただくか、または、ホームページでPDFデータ(http://www.holpforum.com/y-koza/b0501.html)より申込書を印刷し、写真を貼りつけの上ご郵送ください。 ![]() |
![]() |
すっかり出遅れてしまいましたが、
あけましておめでとうございます。 まつりかさん、今年もよろしくお願いします。 「しらんぷり」ものすごい興味があります。 読んでないから分からないけど、 「おわり(ぼくにとっての、はじまり!)」は、 今までイジメを見てきただけだった自分は終わり、 これからはイジメを見つけたら許さない僕のはじまりなのかと勝手に思ったけど。 どうなんでしょうね。 早く読んでみたいわ。 絵本講師・養成講座、こちらの地方でもあったら行ってみたいのだけれど、 そういうのはないみたい、残念。 また今年もいろんな話を教えてくださいね。 ここに来てたくさん刺激を受け取って帰りたいと思います。 今年もよろしくね。 2冊共知らない本です。
最後の意味が気になるところです。 でも、219ページの絵本と聞き、すぐ読んでみます。とは言えないような‥笑 梅田劇場、私もそういう方の素晴らしい公演会に行ってみたいと強く思いますが、なかなかチャンスが無いです。 なので、今年もまつりかさんのブログで、色々勉強させてもらいます!! お付き合いの程、よろしくお願いいたします。
【2008/01/08 00:44】
URL | ルーリーママ #-[ 編集]
ともちゃんさん
どうぞ今年もよろしくお願いします。 最後の言葉には重みがありますよね。 子どもたちはどのように感じるのでしょう? 多かれ少なかれこの本を読んだ子どもが、読む前よりも意識が変わるという体験をするに違いないと思うんですけどね。 ルーリーママさん 今年もどうぞよろしくおねがいしますね。 お互いに楽しく絵本で子育てしていけたらいいですね。 あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。 ヒメチャマお体はいかがですか? この時期は、大人も体調を崩しやすいので、まつりかさんもお気をつけください。 梅田俊作さんのこの長い絵本に興味あります。 長女はこれから難しい時期に入っていくので、母は他人事ではないと思っています。
【2008/01/08 02:49】
URL | アテナ #aFGdIjlo[ 編集]
あれから早速読んでみました。
とても読み応えがあり、 心にずんずん来ました。 息子たちに読んで聞かせました。 とても真剣に聞いてくれましたよ。 最後の1行はやはり希望が見える1行であるように思えました。 いじめっ子の心にもひびいたものがあったみたいですね。 ヤラガセが話しに来たところ、ほっとしました。 ブログにさらっと書いてみましたので よろしかったら見に来てくださいね。 すばらしい本を紹介してくださって、ありがとうございました!! アテナさん
ヒメの体調をお気遣いくださいありがとうございました。 子どもの成長とともに、「いじめ」問題は深刻さを増してきますよね。 ともちゃんさん TBありがとうございました。 早速ふうちゃんに読んでくださったようで、そしてその手ごたえもあったようで。 決して子どもの世界だけのことではない。大人社会がそうであるからこういうことが生まれるんだということを自覚したいとおもいます。 ![]() |
![]() |
今日はひっさびさに絵本の話。
まつりかさんの「☆絵本de子育て実践中☆」で知り、
早速読んでみた。
それは、こちら(1997年日本絵本大... 絵本とiTunesな毎日【2008/01/09 17:03】
![]() |
|
ランキングに参加しています
|
|
↑みなさまのポチっを励みにしています♪ |
|
|
|
カレンダー(月別)
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
本日紹介の本
|
|
|
|
|
|
最近の記事+コメント
|
|
|
|
|
|
素敵なアレンジをしてくれるプリザーブドフラワーのお店です
|
|
|
|
ブログ内検索
|
|
|
|
|
|
絵本のガイドブック
|
|
|
|
|
|
18年8月からカウントはじめました。
|
|
|
|
|
|
フリーエリア
|
|
|
|
|