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 たんぽぽ

2008-05-08

たんぽぽ   甲斐信枝/作
たんぽぽたんぽぽ
甲斐 信枝

金の星社 1984-02
売り上げランキング : 111134

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<どんな絵本?>
春の訪れを待っているつぼみが、花を開き、満開になり、わたげとなって種をとばしていき、枯れ、葉を茂らせていく、たんぽぽの生態ドラマを描いた絵本。

<初めて読んだ3才8ヶ月のヒメの反応>
絵本を縦にしたり横にしたりして読むのを楽しんでいます。とくに、観音開きのページを開くと現れる、風にのって飛んでいく綿毛が描かれる場面には食い入るように見ています。 
   
<おすすめポイント>
 開花するときは?寒い日は?雨の日は?夕方には?草が生い茂っているところでは?どうやって綿毛になるのか?・・・など、たんぽぽの生態の様々なことを知ることができます。
 見開きいっぱいにダイナミックに描写されたページ、たんぽぽに止まるチョウの姿、空の青さ、冷たい雨の降る様、夕焼け空に鳥が飛ぶ様、キラキラと輝く綿毛など、一つ一つが丁寧に書き込まれ、写実的でありながら、物語性のある絵が大型絵本のメリットを生かして描かれています。
 また、叙情的な文章は、単にたんぽぽの生態を述べる科学読み物でなく、物語としての感動を与えてくれます
「はるがいっぱいになる。たんぽぽは あんしんして せいを のばす。おおきな はなを とくいそうに さかせる。」
「わたげたちは いっぽん いっぽん じっと いきを とめて、ちかづいてくる かぜの おとを きいている。」
「なんびゃく なんぜんの こどもたちを こころを こめて みおくった たんぽぽ。」

 
<現在4才10ヶ月のヒメの反応>
本当に雨の日はたんぽぽの花がつぼんでいるのか探しにいきたがったり、綿毛についている種をひとつひとつちぎってみたり、たんぽぽを見つけると、千切って観察しています。茎が空洞で、そこから出てくる白い粘りのある液が気になってしかたないようです。

<まつりかの感想>
たんぽぽの絵本といえば、こちらもあります。
平山和子/文・絵  北村四郎/監修
たんぽぽたんぽぽ
平山 和子

福音館書店 1976-01
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こちらは、福音館書店のかがくのとも。理科要素が強く、文章も教科書的ですが、「へえ~」の度合いは、こちらのほうが多いかもしれません。平山氏の絵は、さすが、繊細でリアルです。

 ヒメは幼稚園には、園バス。それ以外のお出かけには、自転車を使うので、ヒメも私も、歩いて出かけることが少ないのです。たまには、ゆっくり歩いておしゃべりでもしながら・・と思い、普段はあまり通らない舗装されていない道を通ってみると、少しですがたんぽぽが群生しているところを発見。
ちょうど雨上がりだったので、たんぽぽの花が閉じているのを見ることができましたので、写真をパチリ。それから数日後・・・すっかり綿毛に変わっていました。073.jpg075.jpg

 科学絵本には、大人をもうならせる知識がたくさんあります。
私は、この本で、「花が終わると、実が熟すまでは茎を低く垂れ、ようやく熟すと、ゆっくり伸びながらまっすぐに立ち、少しでも遠くに綿毛が飛ぶように姿勢をつくる」ということを初めて知りました。
そして、読めば読むほど、たんぽぽに親の姿を重ね、綿毛が風にのって飛んでいく姿に子の巣立ちを見てしまいます。
 作者の甲斐氏も、あとがきに、このように書いておられます。
「ぶじ開き終わったわたげの一本一本の旅立ちを見送り、静かにたおれていくたんぽぽの姿には、母親の悲しみがあふれていました。」

 綿毛は小さな風には決して乗らないそうですね。より遠くに飛べる「いい風」を待つのだそうです。 そう思うと、周りにたんぽぽが全くないのに、アスファルトの隙間に忽然と咲いているたんぽぽを見ると、「いい風に乗って飛んできたのかな」なんて。。。そう思うと、妙にいとおしく感じられます。
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非公開コメント

教科書的…
その通りですよね~、教科書に載ってました。
自分が小学生の時にも載ってたと思うので、
息の長い本なのでしょう。
そして、載ってたな~なんて覚えてるほど、実は印象深かったりして。^^;

お花屋さんに売ってるようなお花、奇麗で華やかで勿論好きなんですが、
その辺に咲くようなたんぽぽとか、ハルジオンとか、イヌノフグリが
大好きだったりします。^^
綿毛を見ると、今でもポキッ フ~~なんてやったりして。
野に咲く花たちって、子どもの遊び仲間ですよね。^^
でも、なかなかそう言うことって伝えるの難しかったりします。
反省しちゃうなぁ…。

こんにちわ、タンポポ今すごいよー!
綿毛だらけでぼわぼわ。
私はまだ地面にくっついた頃のタンポポがすき。
堤防中に黄色いボタンが付いた風でいいよ。

今月は東京の開校式ですね。また、始まりますね。

やったー!今まで、受け付けてくれなかったの。
ようやくいけたぞ。
また、コメントできます。

連休中に、無事にエリック・カール展に行ってきました(笑)
帰りにナルニアに寄って、ちょうど「たんぽぽ」の本がディスプレイしてあったので、思わず手にとってみたの♪
子どものころ、綿毛をよく「ふ~」って吹いたなぁ~なんて思い出しながら。。。
あと、たんぽぽで思い出すのが、数年前に注目された「こいぬのうんち」かな(うふふ)

少し前に、深夜に頑張って書いた記事を飛ばしてしまって(操作ミスで丸ごと消失…)、ガッカリi-282
でも、くさっていてもしょうがない。。。アスファルトの隙間のたんぽぽのごとく。。。自分にエール送りましょ、と(笑)

各務史さん
野の花は子どもの遊び仲間・・・ほんとうに、そのとおりだと思います。私は田舎の育ちだからか、野原でぼーっと花をつんだり虫を見たりするのが大好きなんですけど、娘はさすがに都会っ子。あまりそういう遊びが好きではないみたいで、たんぽぽを見つめていても、「おかあさん早く行こうよ」と、ぷいっと行ってしまうんですよね。


はなもようさん
なかなかコメント認証できませんでしたか?どうもお手数かけてすみませんでした。
たんぽぽの綿毛がぶわぶわ~~って、そんな光景を見てみたいなあ。甲斐さんの絵本のほうには、そんなぶわぶわ風景が描かれていますよ。


RENEさん
えっ?エリックカール展、いかれましたか?私はまだ行ってないんですよ。今週末までですよね。ターシャといい、なかなか銀座が遠く感じられて出かけていないんです。
つくりこんでいた記事が全部消えるってこと、私もしょっちゅう。そのたびに、ワードで事前作成すればいいんだろうなあって・・思いながら、また同じ失敗を繰り返しています。
そう、たんぽぽのごとく、踏まれても踏まれても!!!立ち直りましょ。

たんぽぽ、今年は歩いたり自転車で通園する関係で、
とても身近に感じました。
雨のとき、花がつぼむ様子も観察したり、
綿毛にあっという間にかわっていくさまも、
ほんとうにじっくり見ると、おもしろく興味がつきないですよね!
たんぽぽを摘んで、たんぽぽ染めも楽しかったですよー。
来年もすっかりやる気満々です(笑)
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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