だめよ、デイビッド! デイビッド・シャノン/作 小川仁央/訳
<どんな絵本?> 壁に落書きをする、棚の高いところにあるクッキーを取ろうとする、外から泥んこのまま部屋に入ってくる、お風呂の中で激しく水遊びをする・・・・ デイビッドの行動に、ママは「だめ!」と叱る。 まちなさい、どこいくの デイビッド! デイビッド、しずかにっ! たべものであそぶんじゃないの! そんなにいっぱいいれないの! もう おへやいきなさい! ふざけないの! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 怒られてばかりのデイビッドだけど、懲りずに悪さを働きます。 そして、やってはいけないと言い聞かせられたことをやってしまい、こっぴどく叱られて、しょげているデイビッド。ママはそんなデイビッドをどうするかな? <初めて読んだ3才7ヶ月のヒメの反応> デイビッドが鼻の穴に指をつっこんでいる場面で、大笑い。まねをしながら、「お母さん怒って〜」と言っています。 デイビッドの悪戯ぶりを、面白がるどころか、「こんなことやったらダメなんだよね。」と、優等生的な意見を述べています。ラストシーンには、ほっとするようで、デイビッドと同じように私に抱きついてきてニッコリ。 <おすすめポイント> どんなに怒られても、次から次へと自分のしたいことを、したいようにやってのけるデイビッドの行動が斬新。 大きな頭に細い手足、丸と三角で描かれたデイビッドの顔は、シンプルながらも豊かな表情。各場面、見開きをいっぱいに使って、デイビッドのいたずらを描き、文章は、デイビッドの行動を説明する言葉は一切なく、ただママの叱る一言が短く添えられている。 目でデイビッドの悪戯ぶりを見て、耳ではママからのお叱りを聞くという構成になっているこの絵本。デイビッドに共感しともにこのいたずらを存分に楽しむ子や、客観的に見ることでママ目線に共感して読む子など、いろんな角度から楽しめるはず。 ラストは、テンポが急にゆるやかになり、ほっとさせてくれる。 原題は『NO, DAVID!』 <現在5才0ヶ月のヒメの反応> 「だめ」と言われれば、案外と素直に聞くヒメは、今までひどく叱らなければならないほどの行動をとったことはありません。しかし、やはり思いきりやってみたいという欲求はあるのでしょうか、いけないといわれても、とことんやってしまうデイビッドと、それを叱るママの言葉を、全身で楽しんでいます。 <まつりかの感想> ダメ!と、強く注意しなければならないことも、子どもの年齢があがると減ってきます。5才にもなると、ダメな理由をちゃんと伝えられるくらい、ヒメにも聞く余裕が出てきて、またそれを理解しようという力もついてきているのでしょう。 そういう意味では、3歳ころが最も性質が悪かった んじゃないかなと思います。やってはいけないということを理解できても、好奇心の方が勝って、わざとやってみる。その先どうなるか予測することが未熟で、何かが起きてから反省をするという繰り返し。明らかに男の子の方が、大胆な行動に出てママの怒りをかうことが多いようです。友人の3歳の男児は、未使用のトイレットペーパーを2個、おもむろに掴んだと思ったら、次の瞬間便器の中に放り込んだそうです。また別の3歳児は、お母さんがパセリの苗を買ってきて、プランターに植えかえ、手を洗いにいったそのわずかの合い間に、せっかく植えた苗を根こそぎ抜いてパセリをほおばっていたそうです。 もしも、ヒメがこんなことをやったら・・鬼の形相で怒っているわが姿が目に浮かびます。そのママも、2オクターブくらいの低音で「なにをしているんじゃ〜」と、怒りをあらわにしたそうで。 絵本の中のデイビッドは、家の中で野球をしようとして叱られたにもかかわらず、実行してしまし、花瓶を割ってしまいます。 「ほうら わかったでしょ、デイビッド!」というママ。そこには、部屋の隅に腰かけて涙を流しながらしょんぼりしているデイビッドの姿が。 次のページをめくると、目をうるうるさせて、両手をいっぱいに広げたデイビッドに、ママは 「デイビイ、こっちに おいで。」 と言います。 そしてラストは、お母さんの腕に飛び込み目を閉じて頭を撫でられているデイビッド。 「よしよし、デイビッド・・・ だいすきよ!」 怒られてばかりだったけど、ママはちゃんと自分を受け止めてくれる。 怒ってばかりだけど、あなたが大好きよ。 親は子どもにとっての港でなければならないんでしょうね。受け止めてくれる、認めてくれるという安心感があれば、子どもは羽を大きくはばたかせることができるはず。「だめ だめ」と言い続けて委縮させたり、ただただ怒るだけで突き放してしまえば、十分に羽を広げることができなかったり、変な方向に羽ばたいてしまうのかもしれませんね。 ![]() |
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ダメなことほど面白いって
永遠にそうなんでしょ〜ね〜。 親は、年齢に見合うように軌道修正をしていくしか 方法がないかな。^^;; うちも女の子なので、あまり過激な悪さはしないで それなりの年齢になっちゃいましたが 画用紙からはみ出す芸術もあったし、 忍者もどきジャンプもあったし、 目がX線じゃないので、中身が気になるものは、 中身が見えるような状態にしたりとか 色々あったなぁ〜なんて思い出したりして。^^;; (結構やってる!?) 究極、人を傷つけることなく、自分も大怪我しなければ それでOKだねってなっちゃいますよね。 ところで、この絵を見ると、 某薬用石鹸を思い出します。同じ絵ですよね?? あれ、違うかしら????
【2008/07/15 10:38】
URL | 各務 史 #HRggnf8A[ 編集]
まつりかさんこんにちは〜
この絵本というかデイビッド、うちの子も大好きでした^^ 思いっきりやってくれるから楽しいのかしら。 ここまで豪快にやられたことがないから、笑って見ていられるけど、自分の子だったら・・・ せめて最後は抱きしめてあげられる母親でいたいですね^^ 各務史さん
史さんのお嬢さんたちも、なかなかのエピソードをお持ちですね。 ダメといわれると、やってみたくなる。自分で納得しないと気が済まないんでしょうね。 デイビッド・・そうそう、ハンドソープのコマーシャルのキャラクターです。あのCMでも相当暴れてましたよね。 huuyuuさん そうそう、たしかに人の子どものことなら笑ってみていられるけど、当事者になったら、笑ってなんていられませんね。 最後に抱きしめてあげる余裕をもてるかどうかが、母として試されてる? この絵本大好きです。もううちの息子にそっくりなんです。。。我が家でも「ダメ!! あかん!!」を毎日連発しています。そう、2歳ごろから、今に至るまでずっと…。やっぱり、娘と違って男の子はいたずら好き。ダメと言われても、自分の好奇心には勝てません。我が家では、最近では、扇風機を破壊、カーテンレールを破壊、アロマグラスを破壊、松の木に登って松の枝を折る、雨の日に傘を振り回して2本ダメに…。あ〜あげればキリがない。。
でも、ちゃんと最後に「ごめんなさい」と言ってくれるので、デイビットママのようにギュっとしています。 デイビッドシャノンの絵本はどれも素敵ですね。 京女さん
男の子女の子、両方育てていらっしゃると、性差をよく感じられるんでしょうね。 息子さんもなかなかのいたずらっこちゃんなんですね。 京女さんが、しっかり抱きしめてあげていることでたっぷり愛情を感じながら・・そしてまた心おきなくいたずらしちゃう♪ ![]() |
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