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 たんたのたんてい

2008-11-29

たんたのたんてい  中川李枝子/文  山脇百合子/絵 
たんたのたんてい (新しい日本の幼年童話 8)たんたのたんてい (新しい日本の幼年童話 8)
山脇 百合子

学習研究社 1975-03
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<どんな絵本?>
たんたは、朝早く新聞受けに新聞をとりに行きました。ところが、新聞受けに入っていたのは、オレンジ色のチューブ。
「に じ は がき」と書いてあります。
「にんじんはみがき」だ。
それはうさぎのギックのものにちがいないと推理した、たんたは、ギックのところへ行きます。
いつもギックが歯磨き粉を置いている場所には、「か みどめ」と書いた青のチューブが。
また虫眼鏡でよく見て、推理を働かせて・・・それが「かゆみどめ」であり、ねこの、魚屋ウオミケのものだと判断したたんたは、ギックと一緒にウオミケのところへ。
ウオミケがいつもかゆみどめを置いている場所には、「か し」とかいた黄色のチューブが。
それが「からし」であり、豆腐屋コンキチのものだと判断したたんたは、ギックとウオミケをつれてコンキチ豆腐屋へ。けれども、このからしチューブの代わりに置いてあったのは、「ペタンのり」でした。
「ペタンのり」の持ち主は誰だ??
虫眼鏡でよく見てみると、手の指のあとが。今までのことを振り返って。。。手が長く、木に登れて、手がたんたによく似ていて・・・
「そうだチーボだ。」
いたずらをしたチーボを探すことに。すると・・・三輪車にのって新聞をもったチーボを発見!

さて、たんた達はチーボをつかまえられるのか?そしてチーボはどうなるのかな?

<初めて読んだ4才6ヶ月のヒメの反応>
チューブに書かれた文字が消えかけで読めないのを、「たんた」が虫眼鏡で解読する場面が大好き。うさぎのギック、ねこのウオミケ、きつねのコンキチ。しかし、コンキチのところまでいくと、きまって睡魔が襲ってきて・・最後まで読み切ることがなかなかできません。
 
<おすすめポイント>
 新聞受けに、チューブが入っていたことをきっかけに、推理し証拠をつかみながら一つ一つ犯人にたどりついていく。 歯磨き粉、かゆみどめ、からし、のりという4種のチューブ。それらの持ち主であるユニークなキャラクターたち。
 あれ?どうして?誰が?・・・チューブに書かれた文字の解読⇒推理⇒証拠発見、この繰り返しが子どもの想像力と探究心に大いに働きかけます。中表紙に描かれた「くりの木町」の地図を見ると、たんた達がどう動いたのかがよくわかり、全体像を把握することで、一層物語を楽しめます。
 絵は、山脇百合子氏。幼年童話だけにモノクロの挿絵も多い中、見開きに描かれたカラーの挿絵が要所場面の想像を広げてくれます。

<現在5才4ヶ月のヒメの反応>
毎晩のようにリクエストのくる本になりました。結末を知っている安心感もあり、今はいたずらの犯人であるチンパンジーのチーボが、どうやってチューブをそれぞれの家に入って移動させていったかに興味があるよう。中表紙の地図をじっと見ながら、「チーボはここをこうやっていって~~」と、足取りをたどるのが好きです。

<まつりかの感想>
 先月19日に、銀座の教文館で、中川李枝子さんの講演がありました。誌面に登場されているのをよく拝見していたのですが、直接お会いするのは、はじめて。しかし、インタビュー記事を読んで感じた印象そのままの方でした。
 最近出版された昔話をまとめた本(『いたずらぎつね』『ねこのおんがえし』)についてのお話が中心になっていましたが、ご自身の保育士経験談のほか、作家になってからの様々な方との出会いが今の自分を支えているというお話などを盛り込まれながら、楽しいトークをお聞きすることができました。
「子どもから学び、そこから題材を思いつくことがほとんどである」といわれていました。

 この『たんたのたんてい』は、4才の甥っこが、郵便受けに夕刊を取りに行ったまま帰ってこなくて、大騒ぎになった2時間後にパトカーに乗せられて、新聞をしっかり脇にかかえて無事に戻ってきたという事件があり、甥っ子を元気づけてやろうと思ってこの物語が作られたのだそうです。
(このことについては、この日の講演会では、まったく触れられていませんが、「ほるぷこども図書館 こじかコース」の解説書に詳しく書いてあります。)

 このエピソードを知り、物語のうまれるところには、きっと読み手の顔が見えているんだろうなと感じます。子どもが楽しいと思うことを、子どもの目線で語るというのはとても難しいことですが、保育士を長年経験されてきて、いろんな子どもを見てきたからこそ真の子どもの喜びを知り、物語に反映することができるんでしょうね。ehon12427.jpg081129_070404.jpg 
 講演会のあとに行われたサイン会では、山脇百合子氏も一緒に。私もヒメと並んでいたのですが、緊張して「ありがとうございました」というのが精いっぱい。サインは『三つ子のこぶた』に書いていただきました。
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ヒメちゃんと一緒に参加出来て良かったですねぇ~
このご姉妹に、親子2代で思い入れのある方少なくないと思うゎ。。。勿論、我が家もi-264

私も、こういう先生に子どもの頃出会いたかったなぁ。。。素敵な方よね、ホントi-233

RENEさん
本当に、そうですよね。こんな先生にお会いできたら・・・って。中川さんのお話をには「昔はいい時代だったの」というフレーズが何度か出てきました。親もうるさくなかったし、安全にのびのび遊ばせられる場所もあったし。
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
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 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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