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 まどから☆おくりもの

2008-12-21

まどから☆おくりもの   五味太郎/作
まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3))まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3))
五味 太郎

偕成社 2000-11-02
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<どんな絵本?>
サンタクロースがやってきて、窓から贈り物を配っています。
ここは どうやら しまうまさんの おうち。
おくりものは しましま えりまき。

窓から見える顔や、形を見て、そのおうちに住んでいる誰かを予測して贈り物を選んで、窓から入れるのですが・・・それは合っているのかな??
穴あきのしかけ絵本。

<初めて読んだ2才8ヶ月のヒメの反応>
穴あき部分に指をいれて、何度もページをめくったり戻ったり・・。文章のとおりに読んでも、サンタクロースの思い違いによるストーリーの面白さをとっさに理解できないため、言葉を付け加えながら読むと、意味がようやくわかるという感じ。
 
<おすすめポイント>
穴あき部分から見える、家の中の動物や子どもの体の一部をサンタクロースは見て、誰のうちかを判断し窓から贈り物を投げ入れますが、次の画面を見ると、サンタの予想と全く違うものが。
ねこだと思ったら、豚のシャツの柄。しまうまだと思ったら、きつねの耳だと思ったら、ワニの背中・・・ワニの歯だと思ったら、8匹のうさぎが並んで寝ている耳の形だったり。
作者の柔軟な発想に、してやられたり!
余計な説明をしないで、子どもの想像に任せている姿勢は、「絵本で遊ぶ」という楽しみを教えてくれます。

<現在5才5ヶ月のヒメの反応>
 最初のページで、ヘリコプターに乗ったサンタの絵に、「あれは たぶん サンタクロースさん。」という文章を見て、「たぶんサンタじゃないよ」とつっこみ、思い違いをするという展開には、「サンタさんは、間違えたりしないよ。ちゃんとおうちがわかっているんだよ。だからこの人はサンタさんじゃないよ」と。
 そう言っているかと思いきや・・・・
 留守宅だと思いこんだサンタから贈り物をもらえなかったクマが、双子の兄弟の家だと思いこみプレゼントを二つもらった男の子から、一つ分けてもらった場面に、「クマはサンタさんからもらえなくて残念だったね。」と私がいうと、「もともとサンタが男の子に二つあげたプレゼントなんだから、これはサンタからのプレゼントってことでいいんだよ」と反論します。

 <まつりかの感想>
 文字がすっかり読めるようになっているので、このような短い文章のものは自分で読みたがります。そのためか、字を追って絵を見ないことが多くなってきました。
 この本も、最初は文字を追うばかりで、まったく絵の面白さに気付かず読み終わったのですが、「今度はお母さんが読んで」と言われて、読んであげると、ちらちらと文字は見るものの、ちゃんと絵をみているようで、うさぎのお家の中が散乱している絵をみて、「このうさぎたちは、遊んだあと片づけもしないで寝ているんだね」とか、男の子が家の外の洗濯ロープに靴下をつるしている絵を見て、「この子はサンタさんがうちの中にプレゼントを置いてくれると思ってないんだろうね」とか、ねこのおうちだと間違えられて、リボンを贈られた豚が、しっぽにリボンをつけているのを見て、「ブタも、頭にリボンをつければいいのにね。・・・あっ、でも男の子なのかな」などなど。
 
 よく講座でも「うちの子は、ひらがなに興味があって自分で読みたがって、ちっとも聞いてくれません」といわれるお母さんがおられますが、そんな時は、「その本は、お子さんの興味を満足させてくれる本ではないってことかもしれませんね。」ってお答しています。よくよくお尋ねしてみると、読んであげている本が偏っていたり、お家にある本の数が少なくて、1年くらい前からほとんど同じ本ばかりを読んでおられるそうで。
 子どもの知的欲求はどんどん増していきます。子どもが自分一人で読める本と、読んでもらいたい本というのには差がありますから、成長に合わせてどんどん世界を広げていってあげないといけないなって思っています。実際、我が家でも、幼年童話や児童書を読む頻度が高くなってきています。

 しかし、この本には、しかけも相乗し、文章だけでは伝わらない、絵が物語ることでの面白さがあります。ですから、文字を自分で読みたいし、物語もちゃんと楽しみたいという4,5歳児の欲求をしっかり満たしてくれる本だと思います。
 
 先日行った保育園で5才児にこれを読み聞かせました。「え~」とか「うそ~」とか、合いの手が入り、大盛り上がり。子どもが仲間の反応を見ながら、気持ちが一つになって何倍にも絵本の魅力が増すのだと思います。集団での読み聞かせにもおすすめの本です。
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こんにちは。
色々吸収するには五感を全て使ったほうが
より良いですよね。絵が付いてると、
想像力も駆り立てられるので良いですよね。
五味さんの絵本は私も大好きです。
さるるるるとか実は好きだったりします(笑

この絵本は、家族みんなが大好きで、長女・次女ともに通ってきた絵本です。
今でもよく読んでいますけどね(笑)。
わかっている内容でも繰り返し楽しんでいます。

なるほど、興味を満足させない・・・という解釈があるのですね。
うちも今は自分で読む面白さを体験中で、私が読むものも半々になってきました。
「読み聞かせごっこ」を通り越し、自分で声を出して読む楽しみがあるようです。
だんだん「自分だけの時間・楽しみ」というのを実感しますね。

君平さん
コメントありがとうございます。お返事がおそくなって申し訳ありませんでした。五味さんの本を読むたびに、「そうきたか!」とうなってしまいます。いいですよね。この柔軟さ。わたしにも爪の垢でもわけていただきたい


ひとときさん
コメントありがとうございます。返信がおそくなって申し訳ありませんでした。
一人で読むのを楽しめるようになるためには、読んでもらう楽しさを知っていることが大切なんだそうです(松居直さんの言葉より)
ひとときさんのお嬢さんたちは、きっとたくさん読んでもらったからこそ、自分ひとりでも本の世界にとびこめる楽しさを実感されているんでしょうね。

ようやく山が去って人心地つきました。
ご無沙汰してしまってます。 m(。。)m

大抵の絵本作家さんってそうなのかもしれませんが、
五味さんはまた、独特の茶目っ気がおありだなぁ~って
本を見るたびに思ったりします。

この本も好きです。
「ありゃ!?」 なところが!!(笑)
絶対プレゼントは間違ってないのだけど、
それは分かっているからこその
”これがどうなるんだ!?”と言う推理しながらが
楽しいですよね。^^
「ほ~ら当たった!」とか
「なんじゃこりゃ~~」とか
ギャイギャイ読める本です。

静かな読書も読書のうちだけれど、
ギャイギャイ読むのも読書なんだなって
大人になってから思います。
そして、そういう騒がしい読書もしとけばよかったな~なんて
大人になって思ってます。^^

各務史さん
こちらこそご無沙汰しています。
本当にお疲れ様でした~
そして、こちらによっていただいてありがとうございます。
「ギャイギャイ読む」、そうそう、五味さんの本はとくに、読み手と聞き手がギャイギャイいって楽しむのを想定して作られているのかな。
この面白さは、ほくそ笑むだけではいられない♪。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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