スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 番ねずみのヤカちゃん

2009-01-06

番ねずみのヤカちゃん   リチャード=ウィルバー/作 松岡享子/訳 大社玲子/絵
番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)
Richard Wilbour 松岡 享子

福音館書店 1992-05
売り上げランキング : 138888

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

<どんな絵本?>
あるところに、おかあさんねずみと、四ひきの子ねずみがいました。
子ねずみたちのうち、三びきは、おとなしくて、しずかな子でした。
でも、四ひきめは、「やかましやのヤカちゃん」とよばれていました。
どうしてこんな名前がついたかは、このお話をよめばすぐわかります。
ヤカちゃんたち一家は、ドドさんの家にすんでいました。


ドドさんとおくさんの家の壁と壁のすきまに住んでいるヤカちゃん一家。
お母さんがある日、もう自分たちで食べ物をみつけて自分で暮らしていってもいいころだから、と4匹に話をします。
ドドさんたちに気づかれないための注意を3つ。
①昼間は外を出歩かない
②台所に行ったあとは、証拠を残さないように片付ける
③けっして音をたてない・・・これが一番大切なこと。

「わかったかい?」とおかあさんはいいました。
「うん、わかったよ、おかあさん」と、一ばんめの子ねずみがいいました。
「うん、わかったよ、おかあさん」と、二ばんめの子ねずみがいいました。
「うん、わかったよ、おかあさん」と三ばんめの子ねずみがいいました。
「うん、わかったよ、おかあさん」とヤカちゃんがいいました。
(ほら、ね。これで、ヤカちゃんが、なぜ「やかましやのヤカちゃん」とよばれるようになったか、わかったでしょう)

・・・
お母さんは、ねずみとりや、猫にも気をつけなければならないことを言います。
しばらくして、ドドさんは、家にライオンでもいるのではないかと思うほどの大声に気味悪がりますが、その主がねずみではないかと察するのです。
そこで、ねずみ取りや猫をつかって罠をしかけるのですが、どちらも役にたたず。とくに、ヤカちゃんの大声に驚いた猫は震えて椅子のしたに隠れるくらい。
しかし、ある晩、ドドさんの家に泥棒が入りこんだときは、この大声が役に立ち泥棒を追い払います。
「うちの番をする犬を番犬っていうけれど、あれは、わが家の番ねずみだねえ」
そして、ドドさんたちは、毎日ネズミ穴の前においしいチーズを置いてやることにしました。

<初めて読んだ4才11ヶ月のヒメの反応>
「うん、わかったよ」のくだりは、涙をこぼしながらの大爆笑。その場面ばかり何度も読んで読んでとせがんできます。
ねこに見つかりそうになったり、泥棒から身を隠す場面には、布団を頭まですっぽりかぶりドキドキしながら聞いていましたが、最後まで、休むことなく一気に読破です。

<おすすめポイント>
長い物語ながら、軽快なストーリーの運びと、想像を高めてくれる挿絵が最後まで物語を引っ張って行ってくれます。ヤカちゃんのセリフ部分は、大きいフォントで書かれていて、そこを強調して読めるように表されています。
注意することが3つ、ヤカちゃんが出会う危機(ねずみとり、ねこ、泥棒)も3つなど、1,2回目で話を意識させ3回目で決着するパターンや、ねずみとりやねこの怖さを伝えるのに、お母さんが歌にするところや、導入部分の読者への引きつけなど、聞き手にしっかりと話を定着させる工夫がなされています。

<現在5才6ヶ月のヒメの反応>
ヤカちゃんのセリフ部分は、自分で読みたがります。大きなフォントがページに表れただけで可笑しいらしく、大きな声で読んではゲラゲラ爆笑しています。
ハッピーエンドも嬉しいらしく、「おしまい!」の文字がかかれたページを見ると「あ~おもしろいね」とすっきりした表情。

<まつりかの感想>
新年最初の絵本を悩み、悩み、・・・
お正月の本?うーんどうしよう、丑年だしなあ~ウシ、ウシ、ウシ・・
なのに、あれっ?結局、去年の干支、ねずみの本になってしまいました

子どもに読み聞かせをしていると、笑ったり悲しんだり怖がったり、無表情で食い入るように見ていたり・・・反対に、まったく興味がなさそうにして聞いている本も多いのですが・・

ヒメが、体を揺らしたり、声をあげて笑ったりしながら聞く本というのは、自分と同じくらいの登場人物だったり、身近な話題だったりしますが、この本では、ヤカちゃんのずば抜けたキャラクターや、見つからないようにこっそり隠れて生活する上で注意しなければならないことがあってそれを守れるかどうかというスリリングな感覚というものに、子どもの心がかきたてられるのだと思います。

絵本と幼年童話との橋渡しになる本。
東京子ども図書館の「おはなしのろうそく」にも収められている物語で、素話として語られることもあるそうですから、小学生になり絵の助けがなくてもイメージできるようになってくると、語りで「きく」というのも楽しいかもしれません。
ブログパーツ
関連記事

Trackback

コメントの投稿

非公開コメント

こんにちは。
たくさんの人が出て、騒がしくしたり
するのって、何気にドリフターズの
コントを思い出してしまいますね。
あの番組が子供に人気があったことからも、
このような話は子供さんに受けるのでしょうね。

君平さん
ほんとほんと。いわれてみれば、ドリフみたいですよ。お決まりのパターンであることへの安心感もあって、オチがわかってはいるけど面白いっていうのでしょうかね。

今年もよろしく♪

ひゃっ、模様替えしてるぅ~♪
本のリリースのクルクルッていうのかしら?斬新且つ魅力的e-420
心機一転ですね^^

私もこのお話好きデス!
松岡さんの訳も好き。
でも、リアルなねずみは苦手(笑)

ヤカちゃんが自分がデカ声だと自覚してないところが可笑しい。。。こういう子、好きだなぁe-266
まつりかさんは、おかあさんの歌にメロディ付けてる?
私は、苦手(笑)

No title

お久しぶりです♪
この絵本は、初めて知りました!!
楽しそうな絵本ですね~。今度探してみます☆
今年もよろしくお願いします!!
応援ぽちです!

No title

RENEさん
そうなんです、突然思い立って、壁紙かえちゃいました。

お母さんの歌の部分、わたしの気分しだいで歌うときもあれば、普通に読むときもあれば。気分が高揚しているときは、朗朗と歌っていますが、だいたい普通に読んでますね(*^_^*)


ひとやすみ・ひとやすみさん
こちらこそご無沙汰していてごめんなさいね。
あとでうかがいますね~
どうぞ今年もよろしくお願いします♪

No title

ヤカちゃん、楽しいです!大好き。
先日、margaretさん(たぶんヒルサイドでお会いできるかと・・)が、
語ってくれたのですよ。
歌の部分も、ばっちりmargaretさん流で。
これがまた、とても楽しくて、おはなしで聴くのもいいなーと
思ったのでした。

No title

琴子さん
margaretさんは、語りもなさるんですね。
素敵なお仲間がいらっしゃって。私も、ヒルサイドでお会いできるかしら。ドキドキ・・・

No title

まあ、楽しそうな絵本ですね。
私はお初です。
意外と知らないのよね、恥ずかしいけれど。

先日絵本講師のお仲間宅にて仲良し新年会をしたの。そのおうちの絵本ルーム・・・みんなが憧れなの。かわいいし、たくさんあるし、・・

No title

はなもようさん
新年会やったんですか?
いいですねえ。私もいつか関西のみなさんと交わってみたいです。
絵本ルームか・・そんなの夢ですね。
住宅事情がなんせ一番の課題。文庫を開けるくらいの絵本部屋が欲しい☆
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
img18701.gif

・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

最近の記事+コメント
絵本ブログが集まっています♪

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村

カテゴリー
ブログ内検索
Amazon検索

with Ajax Amazon

カウント(18年8月~)
Twitter
リンクさせてもらってます
自分のサイトを登録 by BlogPeople
Amazonお買い得絵本
カレンダー(月別)
06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新の紹介本

講座のご依頼・お問合せはこちらでどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

【絵本が好きな人へ】
アクセスランキング
ゴガクル
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。