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 もりのかくれんぼう

2010-11-19

もりのかくれんぼう  末吉暁子/作 林明子/絵
もりのかくれんぼうもりのかくれんぼう
末吉 暁子 林 明子

偕成社 1978-11
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<どんな本?>
遊びの帰り道、けいこは、おにいちゃんと一緒です。
かくれんぼをしたかったのに、おにいちゃんがお友達とばかり遊んでいてつまらなかったのです。
うちまで競争しよう、というおにいちゃんが突然走りだし、生垣を入っていきました。
けいこは追いかけ生垣をくぐると、見たこともない大きな森の入口に立っていました。

しーんとした森の中、心細くなって歌を歌いながら歩いていると、どこからか声がしました。
よく見ると、木の葉と同じ色をした男の子がにやにやしながらけいこを見ています。
「もりのかくれんぼう」という名前の男の子は、森の動物たちも誘って、一緒にかくれんぼをします。
最初は、けいこがオニ。次はくまがオニ。
けいこは、かくれんぼうと手をつないでじっと隠れていましたが・・・

<はじめて読んだ6才7ヶ月のヒメの反応>
馴染みのある林明子さんの絵に安心して物語に入り込んだものの、森の中をどきどきしながらさまよう場面には、身体を密着させてきます。絵探しに迷いながらも、「もりのかくれんぼう」をページの中に見つけると「怖い!」といってさらに身体を密着。
その後、すこし冷静になって「絵がうますぎて、どこに隠れているのか全くわからなかった。びっくりした」と言っていました。

<おすすめポイント>
子どもの大好きな遊びのかくれんぼうという題材、迷い込んだ不思議な世界、そこで出会う男の子や動物を絵の南下に探す楽しみ、不思議な世界からもとに戻れる安心感、読んだ後に、主人公「けいこ」とともに内面が成長できた感じがする、といった要素を含んでいるファンタジー。

<現在7才4ヶ月のヒメの反応>
動物のかくれんぼの場面では、何度か読んでいても一つ必ず何かを見落としては「ほんとだ、ここにもいたんだね」と言っているヒメ。表紙にも裏表紙にも、木に同化している「もりのかくれんぼう」を見つけて、「やっぱり怖い」と言っています。

<まつりかの感想>
秋も深まり枯れ葉を踏みしめて歩く季節になりました。
こういうちょっとした森、茂みの多い公園、のような場所を1人で通るときの胸のドキドキの記憶が蘇ります。今から思うと、道草をしてわざと通学路と違うところをとおっていたりしていたんだなあと。
ヒメはまだ通学路を逸れて下校することもなく、(たとえ道草をしてもそんな森をとおることもありませんが)お友達と遊ぶとしても、開放感のある場所でしか遊んでいません。
そういう意味では、ライトな秘密や、それを持つことの胸騒ぎの感情なども経験できにくい世の中なのかなあという気もします。

「森」にさまよい、そこで起きるファンタジーの絵本は他にもいくつかありますが、空想の世界に導く象徴にあげられるものなのかもしれません。空想の世界から現実に引き戻す、おにいちゃん。
けいこが、森であったことを話すと、この団地が出来る前は森だったんだということを教えてくれます。
不思議な感覚をもちながらも、けいこはラストに、こういいます。
「でも、かくれんぼうさんは、きっと、いまでも、どこかの もりにかくれているわ。あんなにかくれんぼがうまいんだもの。」
どこかで きっと また かくれんぼうに あえる。
けいこは そんな きがして なりませんでした。

5~6歳の子なら、空想の世界で自由に遊べた女の子の心情によりそい、自分を主人公に同一化させて楽しむことができる本だと思います。
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No title

ご無沙汰をしております。

この絵本、うちも2人とも大好きですね~。
本当に何回読んだことやら・・・。
特に絵探し部分では、いったんお話がとぎれてしまっても、
夢中になって探していましたね。
何回読み返しても、じっくりと探します。
で、またお話に戻ると。
すんなり戻れるところがすごい(笑)。

下の子はちょっと怖いとも言ってましたが、
こんな森があったら本当に楽しいでしょうね。

No title

ひとときさん
ご無沙汰しております。
コメントをいただき大変うれしく思っております。
お子さんが大好きだったという絵本・・
うちの娘も、最初かくれんぼうを発見したときは、体をきゅっとちぢ込ませて驚いていました。
絵を見ながらもお話しにすっと戻れる・・ほんとにそうですよね。秋が深まると読みたくなる本です。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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