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 今わたしにできることって

2011-04-01

3月11日の東日本大地震
3月22日の夫祖母の逝去

この間、自宅と関西とを行ったり来たりで移動が多かったこともあるのでしょうが、なんだかどっと疲れてしまい、めずらしく寝込んでしまいました。
・・・が、一日で復活しましたが。
心のほうは、なんとなくだるくて、人と会うのも面倒臭くなってしまって、予定を一切いれずに引きこもり。
ヒメも疲れが出たのでしょうか、文句もいわずに日中私との二人きりの生活におつきあいしてくれています。

計画停電対象地区から外れているため、不自由なく暮らしていますが、
「今わたしたちにできること」として節電は意識し、買い占めをやめるようにはしています。
だけど、他に何ができるのかなあ。
自分の無力さを思うと、とてもしんどくなってきてしまうのです。

夫の祖母は急性心筋梗塞でなくなりました。
3月15日に胸の痛みを感じ、近所の診療所に行くものの、様子をみるように言われ、その後痛みは続いたそうで、18日に行った別の診療所で心電図をとった結果、大きな病院にいって診てもらったほうがいいということで行くと、緊急入院、集中治療室へ。
たまたま夫の実家に行っていた私とヒメは、すぐに夫を東京から呼び戻しましたが、幸いにも意識のはっきりしている祖母といろいろと話すことができました。
21日の朝、見舞ったときに
「あんた、まだおったんかいな~。忙しいのに、はよ帰り~」
と言われ、
「○○(夫)のこと頼むな~。○○(ヒメ)のことも、しっかりかわいがって。あんたも無理せんと、健康に気いつけて。」
これが最後の言葉になりました。
その24時間後、22日の朝7時40分に亡くなりました。

祖母の机の上に残されていたメモに、「15日 胸痛」と書いてあったのですが、この日の診療で気づいてもらっていたら助かったのではないかと本当に悔やまれます。
祖母が言うには、地震や津波の映像が何度も流れるのを見ているうちに、胸が苦しくなってきたそうで、最初に行った診療所では「あまりテレビをみないように」と言われたそうです。
阪神大震災を経験した祖母ですから、そのときのことを思い出したのかと思いましたが、津波に襲われた東北の被災の映像と、原発事故の報道による「被ばく」という言葉から戦争のことを思い出したのだということです。
祖母は、8月6日に長男(夫の父)を産んでいます。
広島に原爆が投下された日です。
通夜の日に、祖母の妹から聞いたのですが、空襲警報が鳴ると、大きなおなかをかかえた祖母と一緒に高架下に逃げ込んでいたそうです。

享年89歳の祖母は、もともと持病を患っていたわけではありません。
普段から健康に気をつけて定期健診もかかさない人でした。
急性心筋梗塞という病気は、肥満・喫煙・高血圧・糖尿病などが起因するといわれていますが、強いストレスを感じる場合というのもあるようです。
地震後連日のように津波で流される家や車の映像を見ていたら、胸が痛くなってきて・・という祖母本人の言葉からすると、繰り返し流される映像により、過去の恐怖体験を思い出して、心理的負荷がかかったことが引き金になったというのも本当なのかもしれません。

それを思うと、目の前で恐ろしい体験をした、被災者のみなさまの心はどんなに疲れていることでしょう。
海を見るたびに思い出すかもしれない。津波という言葉を聞くだけでも、恐怖を感じるかもしれない。
プライバシーのないところで、みんなが我慢している避難所での生活。
大きな声で泣くこともできず、後ろ向きになっていてはいけないと自らを無理やり奮い立たせて心が折れそうになっているのではないでしょうか。

今、復興に向けて、あらゆる分野の人があらゆる手段での支援をしています。
ひとつになろう!
やればできる!
みんなの力で!

そう、そうなんだけど、わかっているけど・・・辛いんだって。と思っている人も多いはず。
テレビから流れるメッセージ性のある広告は、被災を免れている国民にむけてのものと理解しています。
みんなが暗くなっていてはいけないから。
だけど、被災者の方々には、励ましや元気づけ以上に、寄り添いの言葉のほうが必要な気がします。
具体的な目に見える支援を早急に、同時に、目に見えないもの、心に対する支援も。

28日付の日本経済新聞夕刊に「子供たちに絵本を 編集者ら 届けて読み聞かせ」という記事が掲載されていました。
昨年5月に岩手県八幡平市に移住した、「すえもりブックス」代表の末盛千枝子さんが、世界の被災地や戦災地で絵本が子供の心を癒した実例があるとして、全国から絵本を集める活動を呼び掛けた「3・11絵本プロジェクトいわて」。
「中東などで戦火にさらされた子供たちが大人の膝に乗せてもらい、絵本を読んでもらうときだけ、穏やかな気持ちを取り戻せたという話もあります。」「被災した親は生活のことで精いっぱい。そんな環境だからこそ子供たちに絵本が必要」とありました。

代官山ヒルサイドテラスで行われた末盛さんのセミナー「人生に大切なことはすべて絵本から教わった」に、2年前の2月に一回だけ(ピーター・シスの回)参加させてもらいましたが、末盛さんの絵本に対する思いというものには、共感と同時に羨望するものがありました。
そんな末盛さんの呼びかけるプロジェクト。
これなら私にもできるかもと思ったので、このブログに立ち寄ってくださる絵本に関心のあるみなさまにもと紹介しました。
ただ、送る絵本が、なんでもいいわけではないとも思うのです。
被災地の子供たちのことを思えば、心を開放して楽しめ、勇気づけられ、希望がもてるようなもの、ただただナンセンスで笑えるものや、高学年の子には、生きる力になるようなメッセージ性のあるものを、そんなふうに思うと、我が家にある絵本はどれもこれもヒメにとって大切なものばかり。
さしあげられる本がないのです。
ですから、被災地の方には、私なりに考えて選んだ本を買っておくりたいと思います。

ちなみに、新聞に記載されていた絵本の送り先、連絡先をお知らせします。
〒020-0013
岩手県盛岡市愛宕町14-1 盛岡市中央公民館「絵本プロジェクト」

019-654-5366

これからは人の価値観が大きく変わってくることでしょうね。
苦しい時ほど心の価値観が問われるものです。
心が乏しいのを自分が一番わかっているから、しんどいんだろうな・・わたし。
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No title

>励ましや元気づけ以上に、寄り添いの言葉のほうが必要
そうですね。本当はそう思います。
でも、一部かもしれないけれど、テレビから流れてくる
被災者の方々の前向きな様子を見ると、
あながち、”一緒に頑張ろう!”もハズレじゃないのかもしれません。
空元気も、元気のうちだと、私は思うんです。

「悲しむのは、復興してから!」
を合言葉に立ち上がって、歩き出すことを選んだ方々を
本当に尊敬します。
立ち上がることがもしかしたら、今は支えになりえるのかもしれないし。
だったら、もう無意味なほど微力であっても、
良いと言われることは出来る限り協力しようって、そう思えます。

>心が乏しいのを自分が一番わかっているから、しんどいんだろうな
たくさんのことを受け止めるだけの感性があるから
だからしんどいんだと思いますよ。
こんな事態に陥っても、感じない人は、感じない。
どんな痛みも。
無力だと知っている人のほうが、いいじゃないですか、
アンドロイドみたいな心より。
自分の至らなさに思いが行く人は、まだ、伸びる可能性があるのだと
そう思いたいです。

すみません。長々と…^^;;

No title

帰省してました。
帰省中に幼稚園の図書ボラ仲間から偶然同じ「絵本プロジェクト」のことを聞き私も送ろうと思っています。
その友達が問い合わせたところ、とにかく、キャラでもなんでもいいから。ということのようなので、色々送ると言ってました。

私の家の絵本も母が何十年もの間大切にしてきてくれた本なので、自分たちの手垢や名前などが刻まれてます。なので、それを送ることはできないのですが、1冊でも多く送ることができたらいいなぁと思い、同じように送りたい仲間を集って送ろうと思ってます。

私にもできることって

まつりかさん

お久しぶりです。
そしてご愁傷様です。
確かに震災後のテレビ映像は衝撃的なものばかりでしたね。
私も精神的に参りました。
子どもにも良くないと思いテレビから離れるようにしたら少し落ち着いてきました。

>『今、復興に向けて、あらゆる分野の人があらゆる手段での支援をしています。
ひとつになろう!
やればできる!
みんなの力で!

そう、そうなんだけど、わかっているけど・・・辛いんだって。と思っている人も多いはず。
テレビから流れるメッセージ性のある広告は、被災を免れている国民にむけてのものと理解しています。
みんなが暗くなっていてはいけないから。』

なるほど、そうか。
私は「被災した方が言うならいいけれど、
周りから言われると負担なんじゃないかしら」と思っていました。
私たちに向けてのものと思えばいいのか。
ちょっと軽くなりました。ありがとうございます。


絵本プロジェクト、私も参加(?)したいと思います。
が、どのような絵本を選んだらよいのか…
本屋さんに行く時間もあまりなくて。
まつりかさんにアドバイスをいただけたらな、と。
というか、まつりかさんが「これも送りたいけれど予算的に…」という絵本がありましたら教えてください!
なんか「楽チン参加」みたいで申し訳ないのですが。

No title

ワタシも、前から
被災地に生活に必要な物資が整ったら
絵本を送ろうと思っていました。

こんなところで繋がるなんて!

神様は、やっぱりいるね。

胸が苦しくなることがたくさんあるけど、
まつりかちゃんが言うように、
ワタシも、『がんばれ!』って言うよりも
心に沿うことが大事だと思います。

何かできることがあれば…。

毎日、ワタシに何ができるか考えています。

一人ならできないかもしれないけど、
一緒にならできるかもしれないよ!

なんてったって、ほら、
ワタシタチ『おひさま党』やから!

一緒に考えよう!

No title

各務史さん
こんにちは。いつも史さんの言葉に気づかされることがいっぱいで、嬉しいです。
悲しむのは復興してから!と前を向いている人々、本当に尊敬しますよね。被災地の行政関係者のみなさんなんてとくに、自分のことをさておいて日々奮闘されているわけですものね。

>自分の至らなさに思いが行く人は、まだ、伸びる可能性があるのだと思いたい

そうですね。私もそう思って、「感じること」に鈍くならないように気をつけていきたいと思います。


aqua-balloonちゃん
お友達の中でもそういう話題が出ているんだ。素敵!
日本ユニセフ協会でも絵本を送るプロジェクトをやっています。HP→http://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2011_0327.htm
ところが、HPを見ると、4月1日時点で絵本の受付は終了。高学年、中学年向け児童書が不足とのことが書かれています。ちなみに昨日までは、絵本は「推薦図書を」と書かれていました。
自分たちの不要になったものを送るのではなくて、相手のことを思って、内容的にも、恐怖体験を思い出すような内容になってないか、心を痛めるようなものではないかなど思いながら、そして手にする子供たちが笑顔になってくれることを想像しながら。できれば、子どもが一人で眺めて喜ぶようなものではなくて、大人に読んでもらって、大人の心も豊かになれるようなものを選ぼうと思っています。


ねこぱんださん
こんばんは。こちらものぞいてくれていたなんて・・・ありがとうございます。
今日、被災地に届けようと思う本を購入してきました。
『かみさまからのおくりもの』(こぐま社)
『だいじょうぶだいじょうぶ』(偕成社)
『ちびゴリラのちびちび』(ほるぷ出版)
『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)
『くれよんのくろくん』(福音館書店)
『いやいやえん』(福音館書店)
『ジャイアント・ジャム・サンド』(アリス館)
『たいせつなこと』(フレーベル館)
『ふたりはいっしょ』(文化出版局)

です。
もっと赤ちゃん絵本を選んでもよかったなあと思っているところです。だから、今まさに、まーちゃんに読んであげているような絵本がいいんじゃないかな~って思います。


日萌嘉ちゃん
「おひさま党」党首よ!いつもありがとう。
公約も決まったことだしね。
みんなで思いを共有していけたら大きな力になれるかな。

そうか~

うちにあるのはまだまだ息子が読むから、
同じ絵本をいくつか購入して送ろうと思います。
ありがとうございます!

No title

ねこぱんださん
お返事ありがとうございます♪
避難所生活をおくっている小さなお子さんたちが、絵本で笑顔になればいいね。
まーちゃんのように、目の前にあるものに好奇心いっぱいでとびつき、それに優しくこたえてあげる、ねこぱんださんのような母子の姿が穏やかな日常の中に見られる日を応援したいです。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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