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 学校やすんでとうさんと

2012-06-27

学校やすんでとうさんと  梅田俊作・佳子/作・絵
学校やすんでとうさんと (えほん・ハートランド)学校やすんでとうさんと (えほん・ハートランド)
梅田 俊作 梅田 佳子

岩崎書店 1994-03
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<どんな本?>
友達がゲームの話をしている。
ぼくもゲーム機がほしい。
母さんにアタックしようと思ったけれど、家に帰ったら母さんは留守で、椅子のかげに1万円が落ちていた。
「ゲームが かえる!」
ゲームを買って、うちに帰る途中、ズボンのポケットのお金を見て、たいへんなことをしてしまったと、はじめて気づいた。
お金を隠さなければ!
どこも見つかりそうで、うちの中をうろうろしたあげく、物置小屋の雨どいにお金を隠した。
部屋の隅で隠れるようにゲーム機で遊ぶのだけど、うしろめたい。
結局、その日の夜に雨がふり、雨どいから流れ出たお金を、父さんが見つけてしまい、嘘がばれてしまった。
次の日、父さんは会社を休み、ぼくも学校を休まされた。
父さんと一緒に、庭の垣根の壊れたところを直し、公園の砂場を掃除し、お昼は川原に行ってパンを食べた。

そこで、父さんから語られる言葉は・・・

<はじめて読んだ7才4ヶ月のヒメの反応>
最後まで読んだ感想が、「悪いことするね、この子」という言葉でした。後半、父さんの行動により、ぼくの気持ちに変化が起こる様子などは、全く理解していないよう。ただただ、親の目を盗んでゲームを買いに行って、おつりを隠した、という行動に、衝撃がはしったようです。

<おすすめポイント>
わが子がこういうことをしたときに親としてどうするだろうか?という問いを投げかけてくれています。
お金を拾って、ゲームを買いにいくまでは、あっという間の展開。
そして、後悔しながらも隠ぺい工作をしていく場面、だれかに見られているという怖さが絵からしっかり伝わってきます。
そして、そのウソに対し、親が何も言わず、次の日に会社を休んで、子どもと共に時間を過ごす場面での、父子の会話に感動します。

<現在8才11ヶ月のヒメの反応>
「とうさん ごめんなさい ぼく、ぼく・・・」しゃくりあげて、あとはこえにならない。というぼくの言葉に対して「うん。その、いまのきもちを わすれずに いような。」というお父さんの言葉に、ヒメはハア~とため息をついていました。

<まつりかの感想>
この本の作者、梅田俊作先生は、「絵本講師・養成講座」でこ講談いただいています。
子どもに迎合することなく、どっしり構えて、子どものほうからやってくるのを待っているような方だなあという印象を、私は持っています。
この本に登場するお父さんは、梅田先生そのものかもしれません。
たとえこういう過ちを子どもがしてしまったとしても、子どもへの信頼は失わず、頭ごなしに叱ることなく、子どもとともに生きていくのだから、というどっしりとした姿勢。
父親とは・・・と、考えさせられます。
自分ならどうするだろう?と考えると、
「なんでやったの?」「何を考えてるの?」「そんなことしたら泥棒だよ。」・・・
次々と連射するに違いない自分を想像して苦笑してしまいます。

お父さんと、ぼくが川原でパンを食べるシーンでの、
「いつからだろうな、こんなに よごれてしまったのは。
この ひどいごみも、あきかんひとつが はじまりだったのかも しれないね。」

というお父さんの言葉が胸にしみます。

お金を拾ってゲーム機を買ってしまう・・・この行為だけをとりあげるのでなく、こういうことをやっても平気になっていること、いつからなのか?そして、なぜそれに親として気付けなかったということでの自責の念をもってお父さんは子どもと向かい合っているのだろう思います。

ラストシーンは、父子でホタルをさがしに行ってみようかとなっていますので、今の季節にもぴったりかと。
以前、知人が小学4年生の朝読ボランティアで読み聞かせをして、クラスがシーンとしずまりかえったといっていましたが、児童はなにを思ったのでしょうね。
ともかく、子どもにとっても、心をゆさぶる本であることは間違いありませんし、親子で読んでみるのをおすすめしたい本です。

ブログ 『おひさまからの手紙』も、よろしくお願いします。
月に一度、被災地のコドモタチに通信:『おひさまからの手紙』を届けています。子供たちに元気と笑顔を届けたい!子供たちにそっと寄り添い、応援したい!そんな気持ちを届けられると嬉しいです。
6月号配布中!
今月は、イラスト満載です。
そして、7月号も編集まっただ中。
掲示してくださる学校や児童館、学童、保育所、NPO団体などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

おひさまからの手紙」のメールアドレス ohisamakara@gmail.com

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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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