スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 こねこのチョコレート

2013-02-14

こねこのチョコレート  B・K・ウィルソン/作 小林いづみ/訳 大社玲子/絵
こねこのチョコレートこねこのチョコレート
B.K. ウィルソン 大社 玲子

こぐま社 2004-11
売り上げランキング : 24799

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

<どんな本?>
4才の女の子ジェニーには、3才の弟クリストファーがいます。
クリストファーのお誕生日の前に、ジェニーとお母さんは、買い物に行きました。
お母さんは、ヘリコプターのおもちゃを買い、ジェニーは、自分が持っている100円で、こねこのチョコレートを買うことにしました。
箱には、毛糸玉で遊んでいるこねこの絵が描いてあり、中には8つのチョコレートが入っていました。
その猫の絵は、ジェニーのうちで買っている黒ねこが小さかったころの姿によく似ていました。
うちに帰ると、お母さんはヘリコプターを食器棚の中に、ジェニーは、自分の部屋のたんすにチョコレートを隠しました。

その晩、ジェニーは、たんすの中のチョコレートが気になって眠れません。
「はこの中には、八ひきも こねこが いるのよ。あたしが ひとつくらい たべたって、クリストファーは、気にしないとおもうな」

さて、ジェニーはどうするのでしょう・・・?

<はじめて読んだ7才3ヶ月のヒメの反応>
チョコレートが苦手なヒメは、「そんなに食べたいの?なんでだろう?」と。ジェニーが結局全部たべてしまって、ちょっと気持ちわるいなと思いながら眠りについたという場面に、「え~!!」と声をあげていました。

<おすすめポイント>
弟にプレゼントするはずのチョコレートを、ひとつだけ、ひとつだけ・・といっているうちに、とうとう全部食べてしまうという物語のおもしろさ。
夜ベッドの中で、こねこのチョコレートのことを思って、自分と葛藤していく場面。また、暗闇でこっそり食べるときのジェニーの満足げな表情の挿絵がなんともいえずいいのです。
(大社玲子さんの絵、大好き!ちなみに、ひとつ前の記事の「なぞなぞのすきな女の子」の挿絵も、大社さんです。)

<現在9才7ヶ月のヒメの反応>
久しぶりに読もうとすると、「これね~、女の子が食べたいのを我慢できなくて、結局弟が泣いちゃうんだよね」と結論を言うもんだから、あまり好きではないのかと思っていたら、
この本のラストシーン、
「かしこい ティブルが、ちゃんと うまく やってくれたじゃないの」
と、ネコのティブルが赤ちゃんを産んだという結末に、「ネコが赤ちゃん産んでよかったね。もしこれがなかったら、このお話は、ホッとできないんだよね。」なんて言っています。

<まつりかの感想>
4才となれば、自分と他者の区別がはっきりしてきて、相手の立場からも考えることができ、感情をコントロールする力もついてくる頃。
ジェニーは、弟を喜ばせたいという気持ちでプレゼントを買うという点では、相手を思いやる気持ちがありました。
ところが、こねこのチョコレートが気になって眠れないという場面でも、少し食べてもクリストファーは気にしないと思う、という都合のいい解釈のもと、自分の気持ちを抑えることができずに食べてしまいます。そして、翌朝には、おばあちゃんから指摘され、そこで自分がしてしまったことを悔やんで泣くのです。

この物語には、4才児の等身大の姿が描かれていると思います。
「快」と「不快」の情緒が分化し尽くすころの年齢だけに、小さいながらも一丁前の人間として感情を揺さぶります。ですから、ジェニーと近い年齢の子は同化、共感しながら読み、ヒメのような小学生になると、幼い子の行動を客観して、笑いながら、つっこみながら読んでいくと思います。

ところで、今年のバレンタインも、ヒメは友チョコを配る!といいますので・・
一緒に材料を買いに行きはしましたが、「一人で作る!」というので、全部おまかせ。
チョコを溶かして型に流して、アラザンなどでトッピングするという簡単なものですけどね。
台所でもくもくと一人で作って、きれいにラッピングをしていました。
なかなか器用な手つきでね。よかった、私に似ないで


ブログ 『おひさまからの手紙』も、よろしくお願いします。
2011年5月~2012年12月まで、被災地のコドモタチに通信:『おひさまからの手紙』を届けていました。子供たちに元気と笑顔を届けたい!子供たちにそっと寄り添い、応援したい!そんな気持ちをこめて。
現在は、ブログ形式に移行しています。ご訪問お待ちしてます。
おひさまからの手紙」のメールアドレス 
ohisamakara@gmail.com

ブログパーツ
関連記事

theme : 絵本ブログ
genre : 育児

tag : 読み聞かせ おひさまからのてがみ 絵本講師

Trackback

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

まつりか

Author:まつりか
img18701.gif

・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

最近の記事+コメント
絵本ブログが集まっています♪

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村

カテゴリー
ブログ内検索
Amazon検索

with Ajax Amazon

カウント(18年8月~)
Twitter
リンクさせてもらってます
自分のサイトを登録 by BlogPeople
Amazonお買い得絵本
カレンダー(月別)
03 ≪│2017/04│≫ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最新の紹介本

講座のご依頼・お問合せはこちらでどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

【絵本が好きな人へ】
アクセスランキング
ゴガクル
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。