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 からすのパンやさん

2006-06-02

からすのパンやさん 加古里子/作
からすのパンやさんからすのパンやさん
加古 里子

偕成社 1973-09
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<どんな絵本?>「いずみがもり」にあるからすのパンやさんのお家に、4羽の赤ちゃんがうまれました。
お父さんもお母さんも赤ちゃんのお世話が大変になり、パン作りを失敗することも多く、お店を掃除するのもままならず、だんだんお客さんが減ってきて貧乏になってきました。
やがて大きくなった4羽の子どものおやつは、お店に出せないこげたパンや、半焼きパン。そのパンを味見した友達のからすたちは、そのパンを買いにやってきます。
もっといろんな種類のパンがあったらいいとか、お店を綺麗にしたほうがいいという提案を受けて、子ども達もアイデアを出しあい楽しく素敵な形のパンを作るのです。
その評判を聞き、パンやに大群が押し寄せるのを見て、火事や事故と間違え、消防車や救急車、警察、そして新聞記者、テレビカメラマンまでもが一斉にパンやに集まり大騒ぎに。

<初めて読んだ2才2ヶ月のヒメの反応>見開きいっぱいに描かれた様々な形のパンを見て、ひとつひとつ「これは○○パン」といって楽しんでいます。
また、4羽の赤ちゃんの名前・・「おもちちゃん、レモンちゃん、りんごちゃん、チョコちゃん」を確認するのも好きです。

<おすすめポイント>からすが一羽一羽表情豊かに、細かく描かれています。たくさんのパンが描かれているページでは、「こんなパンがあったらおもしろいなあ」というものばかりで、見ているだけでその美味しさと香ばしさが伝わってくる感じです。
細かな絵は、絵本の隅々まで楽しめ、読めば読むほど新たな発見を楽しめます
また、文章もおもしろく、ストーリーの展開部では「そんなこんなで」という言葉が頻繁に登場し、これが妙に耳に残ります。
「パンが焼けた」を「パン屋が焼けた」と勘違いして大騒ぎになってしまい、結果多くの人に知られて評判のパン屋さんになるというストーリーも面白いです。

<現在2才10ヶ月のヒメの反応>やはり、見開きいっぱいに描かれたパンの数々を見つめては喜んでいます。「だるま」「かみなり」「てんぐ」といった加古里子さんの他の作品に出てくるものを見逃さず、「あっこれかみなりちゃん」「これはだるまちゃん」と分かっていることに感心しています。
この本で、「武装警官の一連隊」「こうばしい」などの言葉を覚えました。

<まつりかの感想>子どもの頃に、この本と「どろぼうがっこう」はよく読んでいました。この二冊に関しては、読んでいた頃の記憶がはっきりあります。
おそらく、加古さんの細かい絵を凝視して楽しみ、何度読んでも全く飽きなかったんだと思います。

工学博士でもある作者ですが、貧困地区に宿泊所や託児所を設けてそこに暮らす人々の生活の向上を援助する活動をされていたとうです。そこで、紙芝居に出会い、紙芝居作りが後の絵本作りへと発展していくのです。
「子供達がよろこんで参集するには、紙芝居でもお話でも面白くなければなりませんでした。面白い事が不可欠の要素だったのです。・・・(略)・・単なるクスグリやゲタゲタ笑いのものは、けっして子供達からは歓迎されませんでした。そんなものは真に面白いものではなかったのです。その眼力のたしかな子供たちがとてもよろこんでくれたのがこの作品でした。」(作者談より引用)

子どもの喜びをちゃんとわかってつくられた作品。だからこうして30年以上も読み続けられているのでしょう。

私は読みながら、この内容にしては文章が少々長いのではないかと感じることがあります。ところが、ヒメはそれを全く飽きることなく最後までじっと聞いているのです。
文字をよめない子どもは、読み手の声に集中し、絵をじっと見ています。この作品は絵を存分に楽しめるので、これくらいの文章のボリュームがあってもまだ絵を見ていたいという気持ちにさせるのかもしれませんね。





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30年以上も読み続けられている絵本なんですねー。
ワタシも小さい頃これとおんなじかは定かぢゃないけど、
このシリーズの絵本がうちにもあって。
いつも本屋でなつかしいなーって思っていました。
あ、でも持ってないんですけどね。。。

こんにちは。
そうそう、「そんなこんなで」は耳に残りますよね。
そして、それが全体の文章のいいリズムになってると思います。
文章下手な私と違って、さすがまつりかさん!
この絵本のいいところを的確に表現できてますね。
うちはよく「からすのパンやさんごっこ」をします。
「~が欲しい人はこの赤いコップのところへおあつまりください」って。

大好きな絵本なので、トラックバックさせてもらいました。

ちなみに、私もこの絵本持ってません。

りんごさん
子どものころに読んだ絵本、私は残念ながら一冊も手元に残っていません。
でもしっかり記憶には残っています。
娘には、記憶だけでなく絵本自体を残してあげたいと思っています。

うっちゃんさん
たしかに、「そんなこんなで」が、調子を良くしてくれていますよね。
からすのパンやさんごっこ・・おもしろそう。
私もやってみようっと。
ところで、TBがうまくいってないようなきがします。私の方からうっちゃんさんの記事にTBさせていただきますね。

この絵本は幼い頃私も愛読した絵本です。
かこさんの絵本って妙に子供心を惹きつける部分があるのですよね。最初は「とこちゃんはどこ?」からはじめ、次は「だるまちゃん」シリーズ、そして「からすのパンやさん」かな。
私も子供へ読み聞かせの際には「長いかな~」と心配したのですが、意外と子供たちはワクワクして聴いてくれます。やはり面白いものを見る目は子供の方が優れているようですね。

すみません。
TBうまくいってなかったですね。
まつりかさんから、TBしていただいてうれしいです。

京女さん
京女さんはご自分の絵本体験をしっかりおもちなんですね。
私も娘に「とこちゃん・・」→「だるまちゃん・・」→「からすの・・」の順に読み聞かせ、彼女の中で「かこさとし絵本」はしっかり定着したきがします。

うっちゃんさん
これからもTBしてくださいね。

私も加古里子さんは、大ファンですが、一番好きなのは、だるまちゃんとてんぐちゃんです!
加古さんの絵は細かくて何度見ても飽きないですよね♪

masacoさん
加古さんの絵はとても楽しいですよね。丁寧な絵本作りをされているんだろうなって思います
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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