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 はっぱのおうち

2006-06-29

はっぱのおうち 征矢清/作 林明子/絵

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<どんな絵本?>「さち」が庭でシロツメクサを摘んでいると、ぼっぺたに雨がぽつんと落ちてきました。雨はやみそうにありません。
「でも へいき。
さちには かくれる おうちが あるんだから」
「ほらね、はっぱの やねは いい やねなの」


木の葉の陰にしゃがんで雨宿り。
でもそのおうちに、かまきり、もんしろちょう、こがねむし、てんとうむし、あり・・と、次々に生き物が雨宿りにやってきます。
「みーんな おなじうちの ひとみたい」

そのうち雨はやんで、みんなそれぞれのお家に帰っていくのでした。
 
<初めて読んだ1才6ヶ月のヒメの反応>「さち」の動きを真似していました。しゃがんだり、上をむいて雨がおちてくるのを見たり、雨が上がり立ち上がって両手をあげているのをまねしていました。

<おすすめポイント>はっぱのおうちに訪れる生き物と一緒に雨宿りを楽しむ少女の好奇心や優しさが、簡潔な文でかかれています。
私の大好きな林明子さんの描く女の子。3.4歳児と思われる少女の等身大の行動、表情が見事です。雨で濡れた木の葉や、くもの糸に雨がかかり、光りが当たってキラキラ輝いている様子などの細かい描写も素敵です。

<現在2才11ヶ月のヒメの反応>実は文章にでてくる生き物以外に、かえるやかたつむりがお家の中にいることに気付き、これらを探すのが楽しいようです。
雨が上がって、まぶしい光が射すページで、かまきりが、光りをまぶしがっているかのように手(足?)をかざしている絵を面白がります。

<まつりかの感想>
 文字の読めない子どもにとって、絵本を読む=絵を読むことです。だから、文章と絵がマッチしている絵本であればあるほど、その絵本に入り込んでいけます。
 そういう点で、林明子さんという画家はすごいと思うのです。文章だけでは語りきれない、少女が雨宿りを楽しむ姿が絵によって存分に伝わってきます。
 例えば、表紙に描かれた「はっぱのおうち」の中をお掃除する絵。その後そのお掃除道具はおうちのなかに立てかけられています。つまり、この少女にとって、ここは自分の基地。「かくれるおうち」と文中でも言っていますが、ちゃんとお手入れするほど、ここはかけがえのない場所なのでしょう。
 また、中表紙で摘んでいるシロツメクサの行方も気になるところ。雨宿りをはじめたときには、すでに編まれています。生き物の登場とともに、それは花輪になり、左手首に巻かれます。雨が降らなかったら、もっとたくさん摘んで、首飾りをつくることができたかもしれません。
 雨があがって、「ほんとの おうちへ かえろう。」という少女。生き物もみんな帰っていきます。・・・・が、裏表紙をみると、かまきりは、まだいます。かまきりの「ほんとのおうち」はこの「はっぱのおうち」だったんですね。

 ちなみに、うちのヒメは極度の虫嫌い。歩いていても、蟻を見つけると私にしがみついてきて、「怖い!抱っこ~」と言って地面から足を離そうとします。先日は、すべりだいを滑っている途中で蟻を一匹発見したみたいで、突然金切り声を出し、そこから飛び降りようとしたのでびっくりしました。
 ヒメが、はっぱのおうちで雨宿りを楽しむなんて、今の時点では想像できませんね・・
 
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theme : オススメ☆絵本&児童書
genre : 育児

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ヒメには蟻さんも一生懸命働いていることを
教えてあげてください。
シシィは虫に興味があるらしく、公園で地面を歩いている
虫の後ろを鼻で追いかけていました。

昔々、超インドア派だった史ではありますが、
それでも、自分と他生き物の命の区別がなくって、
命同士が地続きで繋がっているのを
言葉じゃなくて、当たり前の感覚としてありました。
そうだったんだと思うようになったのは、
その感覚が薄れた大人近くになってから…。
ふふ。変な子ですよね

ヒメは時々、ハエにたかられて首を振るシシイのマネをしています。
自分にハエがたかると大泣きして「ハエ~ハエ~」と逃げまくってますが。

各務史さん
他の生き物にも命があるんだということが理屈でなく自然に身についているなんて素晴らしいですよね。私も超自然児だったので、虫を異様にこわがる娘が不思議でなりません。
外遊びの体験不足なのかなって反省しているところです。

はじめまして、1歳8ヶ月の娘を持つママです
私も夜寝る前に絵本タイムを作っているのですが、娘は眠たいのか早くお話が終わって欲しそうな感じで、なかなかゆっくり絵本を楽しんでいる感じではないんです
早めに寝室に行くようにしているのですが・・・・
まつりかさんは娘さんが1歳のころはどのように読み聞かせされていたのですか?
途中でページを先にめくろうとしたり、本を閉じたりするようなこととかなかったですか?
また、ちょっと文章が長かったりするものとかはまだ娘には退屈?のようでそんな場合はどのように読み聞かせたらいいでしょうか?
まつりかさんが工夫されていることなどがありましたら教えてください
(なんだか質問ばかりですみません)

さあたんママさん
コメントありがとうございます。
質問大歓迎です。
よく私もこういう質問をうけるんですけど、1才前後の子どもは、まだしっかりお話がきけなくて当たり前なんですよ。
とりあえずは、子どもの矯正でなく、ママの絵本選びや読み聞かせの環境をチェックしてみてはいかがでしょう?
絵本の内容が難しすぎていないか、読み聞かせの時にテレビの音などの雑音がないか、気がそれるおもちゃなどが回りにないか、など。眠そうというなら、昼寝前や遊びの中でちょっと絵本を読んであげるなどして、夜寝る前にこだわらなくてもいいかもしれません。
本来は絵本にかかれている文字だけを丁寧に読んであげればいいのですが、どんどんページをめくろうとするなら、絵の補足説明(ほら、ここに○○がみえるね~~など指差しして興味をもたせたり)もいいかもしれません。
「じゃあじゃあびりびり」「くだもの」「いないいないばあ」など、定番ですが文字もすくなく絵がはっきりしているものを選んでみてはいかがですか?物語絵本が読めるようになるのは3才近くになってからだと思うので。
子どもが食べ物に興味があるなら食べ物の絵本、車に興味があるなら車の本、という選びかたをしてみるのも手です。
絵本選びは、子どもの成長、興味にあわせて選ぶことが大切だと思います。そしてお母さんが楽しく読み聞かせてあげることが一番です。読み聞かせが義務になっては、子どもにとって苦痛以外の何者でもないとおもうので。

うちは男の子なんで虫のひとつもさわれないんじゃだめだなっとはおもうんですが
親がダメでみつけると背中がぞくぞくっとなり
みせてあげることもできないから
嫌いになっちゃうんだろうなぁv-390

↓の講師のお話すごいですね
でもこれからは知らない人にお話する時はまた
大変でしょうね
私の友達なんかもリトミックやら
ならいごとで
子供の叱り方ひとつでもみんな考え方がちがうから講師のやりかたになっとくいってないらしく
でも本人には先生に言わないですもんね
親がもとめるのは
交流と情報なんでしょうかね
赤ちゃんや幼児くらいだとじっとしてないし
全部のお話を耳にいれるのも
むずかしいだろうし
でも書式で伝えたいおおまかな内容が
のってると
家に帰ってまた1人の時間によんでみたり
しちゃうかも??
あの時うちの子が転んだ時何はなしてたんだろう??とかってけっこうあるんですよね
でもよみかえすことによって
こういうこと言ってたのかぁとかって
あとからでも伝わってくれればなんて・・・
でもその場では時間もなかったり子供もいたり
だとたいしてアンケ-トにあたりまえのことしか
書けなかったりで
でも帰ってからじわじわと
これやってみようとか
うちの子もできるんだぁとかいろんな発見の
手助けになってるとおもいますよ
でもほんとすごいなぁ
がんばってくださいね♪

ふぃーささん
コメントありがとうございます。
レジュメのようなものをお渡しするっていう案、わたしもここ数日考えていました。やはり話の流れを要点として書いた物があるとうちに帰って見返しますもんね。実際、その講座で紹介した絵本の題名・作者名・出版社をリストアップして渡したのですが、出席してくれた内、2人が購入したと報告がありましたからね。
ママ目線の貴重なご意見ありがとうございました。
プロフィール

まつりか

Author:まつりか
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・まつりか
 現在は神奈川県在住ですが、転勤族のためいろんな方言が話せます。
 子どもが生まれてから、絵本の読み聞かせの楽しさにはまり、読書記録をつけていたものを形にしたいと思ってブログを立ち上げました。
 NPO法人「絵本で子育て」センターの絵本講師として、絵本で子育てすることの大切さをつたえていく活動をしています。
・家族
 ♪サラリーマンの夫
 ♪2003年生まれの娘(12歳)・・結婚7年目で授かった 我が家のプリンセス。
 通称:ヒメ。小学6年生です。 

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